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2019.5.26

【産経抄】5月26日(音読:鈴木春花)

福沢諭吉を乗せた咸臨丸が米国に渡った頃、日本は攘夷の風雲のただ中にあった。司令官で軍艦奉行の木村芥舟(かいしゅう)は何を思ったのか、こうもり傘を土産に買っている。帰国したとて雨傘でしのげる国難の嵐ではない。・・・(音読:鈴木春花

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2019.5.25

【産経抄】5月25日(音読:塚本美也子)

雑誌『月刊日本』6月号に掲載されたインタビュー記事で、国民民主党の玉木雄一郎代表がこう懺悔(ざんげ)していた。「旧民主党系の野党が国民の信頼と期待をとり戻すためには、国民に許しを求めなければなりません」。民主党政権時代の総括と反省、謝罪が不可欠だというのである。・・・(音読:塚本美也子

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2019.5.24

【産経抄】5月24日(音読:鈴木春花)

幕末の日本は、開国を迫るために「黒船」を率いてやって来たペリー提督一行をいかにもてなしたか。1854年の日米和親条約の締結をひかえて、横浜に上陸していた一行を接待したメニューが残っている。・・・(音読:鈴木春花

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2019.5.23

【産経抄】5月23日(音読:加藤亜衣子)

首相官邸のホームページの英語版では、安倍晋三首相の名前は、「Shinzo Abe」となっている。中国の習近平国家主席や韓国の文在寅大統領の表記のように、日本語の語順通り「姓+名」にできないのか。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.5.22

【産経抄】5月22日(音読:峰田雅葉)

「全国一般風ノ向キハ定(さだま)リナシ天気ハ変リ易(やす)シ 但(ただ)シ雨天勝チ」。全国的に風向きは時に決まらず、天気は変わりやすく、雨が降りやすい。明治17(1884)年6月1日、日本で初めて天気予報が発表された。もっとも、内容はなんとも大ざっぱである。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.5.21

【産経抄】5月21日(音読:鈴木春花)

囲碁のタイトル戦で初めての海外対局となったのは、昭和60年にソウルで行われた第9期棋聖戦の第1局である。当時の趙治勲(ちょう・ちくん)棋聖と旧知の間柄だった作家の沢木耕太郎さんも、誘われて同行していた。・・・(音読:鈴木春花

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2019.5.20

【産経抄】5月20日(音読:塚本美也子)

オーストラリアにとって、最大の貿易相手国である中国は、なくてはならない存在である。全人口の5・6%に当たる約120万人もの中華系豪州人を抱えてもいる。その一方で近年、大変な脅威であることも分かってきた。・・・(音読:塚本美也子

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2019.5.19

【産経抄】5月19日(音読:加藤亜衣子)

永井荷風は昭和23年元日の日記に、こう書き留めている。「晴。来訪者なし。終日家にあり」。数え年で古希を迎え、胸のつかえがあったとみえる。朱書きで自作の歌を添えていた。〈七十になりしあしたのさびしさを誰にや告げむ松風のこゑ〉。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.5.18

【産経抄】5月18日(音読:塚本美也子)

「きょうも、5人いますよ」。立憲民主党の「安定的な皇位継承を考える会」の16日の第12回会合で、山尾志桜里事務局長が記者に向かい声を上げた。同日付の小紙朝刊が、15日開催の同会会合について「出席者5人 関心低く」という見出しの記事を掲載したことに、反応したようである。(音読:塚本美也子

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2019.5.17

【産経抄】5月17日(音読:鈴木春花)

昭和49年の夏、阿部牧郎(まきお)さんは直木賞に落選した。6年前に初めて候補にあがって以来、7度目である。「惚(ほ)れた女に男がいた。あきらめる以外にない」。そんな心境だった(『大阪迷走記』)。・・・(音読:鈴木春花

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2019.5.16

【産経抄】5月16日(音読:加藤亜衣子)

「トラ大臣」と呼ばれた泉山三六は、若い頃から酒癖が悪かった。三井銀行の若手行員時代、職務質問に腹を立てて警察官を殴り飛ばし、留置場で夜を明かしたこともある。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.5.15

【産経抄】5月15日(音読:峰田雅葉)

昭和19年11月から翌年の8月15日まで、米軍のB29爆撃機は、日本の64都市を焼き尽くした。大阪府堺市では、7月9日から10日にかけての空襲で、1370人が亡くなっている。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.5.14

【産経抄】5月14日(音読:加藤亜衣子)

昨年9月、台風21号の影響で、関西国際空港には数千人の旅行客が取り残されていた。すると中国の駐大阪総領事館がバスを派遣して、中国人観光客を優先的に救出した。中国のネット上にこんな情報が流れ、中国メディアも追随して報道した。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.5.13

【産経抄】5月13日(音読:鈴木春花)

リレーといえば学校の運動会の花形だったが、最近は、抜かれたらいじめられるなどと選手になるのを嫌がる子供も多いという。立候補制やクラス全員参加で平等に走るなどリレーも様変わりしているようだ。・・・(音読:鈴木春花

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2019.5.12

【産経抄】5月12日(音読:塚本美也子)

『三国志』で武名が高い蜀(しょく)の関羽は、「財神」として現代の中国人に祭られている。つまり商売や金儲(もう)けの神様である。正しい行いをして富を得たい-との庶民の願いに、公平無私の人として描かれた関羽がマッチするからだという(『中国文化55のキーワード』ミネルヴァ書房)。(音読:塚本美也子

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2019.5.11

【産経抄】5月11日(音読:峰田雅葉)

高校生の頃、まだ存命中だった祖父が、何を思ったのか『日本国憲法』という本を買って土産にくれた。大きな文字で条文が書かれているだけだったが、せっかくなので改めて読んでみた。すると前文から引っかかった。中身はもちろん、日本語としても変ではないのかと。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.5.10

【産経抄】5月10日(音読:塚本美也子)

「牛乳をコップでひといきにのんでしまうとはじめてシャク放だ。食卓イスからおろされて、サークルの中へ移転だ」「はじめこれに入れられたとき、ずいぶんイヤーンで抵抗したんだけれど、パパもママも出勤の用意でいそがしくて、全然反応なしなので私のほうでこんまけしてしまった」。(音読:塚本美也子

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2019.5.9

【産経抄】5月9日(音読:鈴木春花)

大阪市立美術館で12日まで開催中の「フェルメール展」の入館者は昨日、50万人を超えた。東京開催分とあわせるとすでに約120万人が鑑賞したことになる。・・・(音読:鈴木春花

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2019.5.8

【産経抄】5月8日(音読:加藤亜衣子)

「麻雀は、戦争である。キミ自身の興亡が、それにかかっているのである」。連休中に読み返していた作家、色川武大(たけひろ)さんのエッセーにあった一節である。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.5.6

【産経抄】5月6日(音読:塚本美也子)

数学者の藤原正彦さんは、大学院時代の指導教官から厳命されたそうだ。「フェルマーだけはやるな。数学人生終わりだよ」(『世にも美しい数学入門』ちくまプリマー新書)。・・・(音読:塚本美也子

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2019.5.5

【産経抄】5月5日(音読:峰田雅葉)

作家の向田邦子さんは子供の頃、宴席から酔って帰った父によく起こされた。手をつけなかった口取り肴(ざかな)や二の膳の折詰を広げ、父は「さあ、お上がり」と促す。夢とうつつの境で箸を行き来させる子供たちを、手枕で楽しげに眺めていたという。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.5.4

【産経抄】5月4日(音読:塚本美也子)

唐突に作家、池波正太郎さんの代表作の一つ『剣客商売』で、主人公の秋山小兵衛が説いたセリフが頭に浮かんだ。「人の世は、みんな、勘ちがいで成り立っているものなのじゃよ」。4月29日付の韓国紙、中央日報の福田康夫元首相のインタビュー記事を読んでのことである。・・・(音読:塚本美也子

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2019.5.3

【産経抄】5月3日(音読:鈴木春花)

「遠慮のかたまり」という言葉は関西で生まれたらしい。たとえば、お土産に箱入りのまんじゅうをいただいたとする。最後に残った一つに手を出しづらい状態を指す。他人に対して控えめに振る舞う。「遠慮」の説明として辞書の最初に出てくる。・・・(音読:鈴木春花

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2019.5.2

【産経抄】5月2日(音読:加藤亜衣子)

富士山の名前の由来は諸説ある。その一つが「不死の山」。『竹取物語』で、かぐや姫が帝(みかど)に「不老不死の秘薬」を残して月に帰る。悲しみにくれる帝が、山頂で秘薬を焼いたという。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.5.1

【産経抄】5月1日(音読:峰田雅葉)

作家の山本周五郎が、昭和32年の暮れに発表したエッセーでぼやいていた。どうしてこんな寒い季節に「おおみそか」と「新年」を隔てる木戸を設けたのか、と。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.4.30

【産経抄】4月30日(音読:塚本美也子)

平成の終わりにあたり、何か感動的な話や気の利いた文句を書こうとパソコンの前に座ったが、何も浮かんでこない。記者としてお恥ずかしい限りだが、平常運転で出発進行するとしよう。・・・(音読:塚本美也子

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2019.4.29

【産経抄】4月29日(音読:鈴木春花)

先日90歳近い父親から「おまえが小さい頃は苦労かけた」と言われ当惑した。食うに困った記憶なく戦中から戦後の自分の体験と重なったか。そういえば実家は3世代同居で狭く、物置2階を改造し寝起きしていた小さい頃を思い出した。・・・(音読:鈴木春花

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2019.4.28

【産経抄】4月28日(音読:加藤亜衣子)

世の中は、暦通りに休める人と休めない人でできている。〈元日を稼ぐ因果の芸渡世〉。俳優の小沢昭一さんがひねった句に、共感の一票を入れる人は多かろう。小欄もその口である。大型連休が始まったきのう、本稿の筆を執る段で調べ物があり、いつもの図書館へ足を運んだ。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.4.27

【産経抄】4月27日(音読:峰田雅葉)

オバマ米政権の副大統領だった民主党のバイデン氏が25日、来年の大統領選への出馬を表明した。党の指名候補争いでは最有力と目されている。折しも日本時間27日には、安倍晋三首相とトランプ大統領との10回目の首脳会談が開かれる。バイデン氏の動向も話題に上るのではないか。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.4.26

【産経抄】4月26日(音読:加藤亜衣子)

「空気からパンを作る」という言葉がある。空気中の窒素から、農作に欠かせない肥料の原料となるアンモニアを合成することを意味する。1898年、英科学者のクルックスによる大英学術協会での演説が、「20世紀最大の発明」を生むきっかけとなった。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.4.25

【産経抄】4月25日(音読:鈴木春花)

平成3年に82歳で亡くなった新劇俳優の中村伸郎(のぶお)さんは、若い頃から外車を乗り回してきた。ある日、代表を務める劇団の稽古を終えた女優の岸田今日子さんに声をかけた。「これからNHKなんだろ、送っていってあげるよ」。「たすかります」と答えた岸田さんは、一瞬の間を置いてこう続けた。「でも駄目なんです、私急ぎますから」(『昭和の藝人千夜一夜』矢野誠一著)。・・・(音読:鈴木春花

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2019.4.24

【産経抄】4月24日(音読:塚本美也子)

スリランカの初代大統領、ジュニウス・リチャード・ジャヤワルデネ氏は、国民から親しみを込めて「ジェー・アール」と呼ばれていた。日本にやってきたスリランカ人が、JRを大統領のイニシャルと勘違いしたとの笑い話もある。・・・(音読:塚本美也子

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2019.4.23

【産経抄】4月23日(音読:加藤亜衣子)

バスの運転手といえば、小学生の男の子にとって、スポーツ選手と並ぶあこがれの職業である。坂井昭彦さんもその一人だった。中学校や高校の教員を経て、46歳で幼い頃からの夢をかなえて転職する。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.4.22

【産経抄】4月22日(音読:峰田雅葉)

海洋冒険家、堀江謙一さんの単独・無寄港世界一周の航海は、わずか8日で挫折する。昭和47年11月、ヨットのマストが破損して、漂流中に救助された。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.4.21

【産経抄】4月21日(音読:塚本美也子)

駅の窓口に長い行列ができる時期は決まっている。定期券が入り用になる年度初めと、6カ月定期の切れる秋である。首都圏の鉄道会社が「定期券を早めに買うアーリーさん、直前に買うギリギリスさん」と呼びかけた標語もあったと聞く(『ことば遊びの楽しみ』阿刀田高著)。・・・(音読:塚本美也子

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2019.4.20

【産経抄】4月20日(音読:塚本美也子)

貧すれば鈍する、という言い方は国民民主党にはそぐわないかもしれない。何しろ「約100億円のカネとスタッフ、地方組織がある」(立憲民主党衆院会派所属の岡田克也元副総理)という裕福な党なのだから。ただ、やっていることを追うと、袋小路に迷っているように見える。・・・(音読:塚本美也子

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2019.4.19

【産経抄】4月19日(音読:鈴木春花)

評論家の石平さんが昨日の小紙に、中国で起きている「日本で花見するブーム」について書いていた。石平さん自身、桜には目がない。ある花の名所で、一心にシャッターを切る姿をお見かけしたことがある。・・・(音読:鈴木春花

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2019.4.18

【産経抄】4月18日(音読:加藤亜衣子)

名探偵ホームズの生みの親、コナン・ドイルは、実は歴史小説家として世に出たかった。それほど思い入れがなかった証拠に、作品のなかで一度ホームズを殺している。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.4.17

【産経抄】4月17日(音読:峰田雅葉)

『パリは燃えているか』。ルネ・クレマン監督の往年の映画は、ヒトラーの実際の言葉が、タイトルになっている。占領下に置くパリの死守をナチス・ドイツ軍の司令官に命じていた。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.4.16

【産経抄】4月16日(音読:塚本美也子)

男子ゴルフのタイガー・ウッズ選手が稼ぎ出した、とんでもない金額が明らかになったのは、2009年10月である。史上初めてスポーツ選手として生涯収入が、10億ドル(約890億円)を超えた。前年には全米オープンに優勝、14回目のメジャー制覇を果たしていた。・・・(音読:塚本美也子

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2019.4.14

【産経抄】4月14日(音読:鈴木春花)

アナログ的な思考に慣れた身には、若者の使う略語がいい頭の体操になる。最近のCMで膝を打ったのは「ギガ死」だった。スマートフォンで動画などを見過ぎたため、通信速度制限で画面が止まる不都合を指す。・・・(音読:鈴木春花

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2019.4.13

【産経抄】4月13日(音読:加藤亜衣子)

周囲の迷惑など気に留めず、似たようなことを繰り返す懲りない人がいる。小欄は6日、立憲民主党最高顧問、菅直人元首相がブログなどで他党に口出ししていることを紹介した。国民民主党に解党と、個々の判断での政治理念の近い政党への参加を促していた件である。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.4.12

【産経抄】4月12日(音読:峰田雅葉)

桜田義孝氏は、もともと不思議な言葉遣いをする人だった。たとえば、五輪相に就任したばかりの昨年11月、小紙のインタビューでのやりとりである。2020年東京五輪・パラリンピックにどう臨むか。この質問に「『復興五輪』を掲げる」と答えたまではいい。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.4.11

【産経抄】4月11日(音読:塚本美也子)

なんとも納得しがたい判決である。愛知県内で平成29年、当時19歳の実の娘と性交したとして、準強制性交罪に問われた父親に対し、名古屋地裁岡崎支部は無罪の判決を言い渡した。・・・(音読:塚本美也子

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2019.4.10

【産経抄】4月10日(音読:鈴木春花)

明治100年ブームに沸いた昭和43年、作家の城山三郎さんは小紙への寄稿で嘆いていた。「明治100年の50年分ぐらいは、この人の力でつくられたようにも思えるのだが、一向にその名が出ない」。・・・(音読:鈴木春花

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2019.4.9

【産経抄】4月9日(音読:加藤亜衣子)

「先生が泣きながら『次世代の土台になった。これくらいの苦労、また次も乗り越えられるよ』とおっしゃってくれた」。今年2月に亡くなった堺屋太一さんの葬儀で、元大阪市長の橋下徹さんは涙ながらに弔辞を読んだ。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.4.8

【産経抄】4月8日(音読:塚本美也子)

評判になっていると聞いて、久しぶりに生物の教科書を開いた。同僚の長辻象平記者が先月、連載記事で紹介した『生物・生命科学大図鑑』である。遺伝学の章でこんな記述を見つけた。・・・(音読:塚本美也子

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2019.4.7

【産経抄】4月7日(音読:峰田雅葉)

入学式シーズン、近所の私立中高一貫校の前を通ると、チラシを配る列があった。保護者のような顔をして受け取ると、スマートフォンを使った学習システムの案内が目立つ。無料通信アプリのLINEなどを通じ、添削や疑問に答えてくれる。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.4.6

【産経抄】4月6日(音読:加藤亜衣子)

「因果はめぐる小車(おぐるま)」という。立憲民主党最高顧問である菅直人元首相は3日のブログ「混迷の続く国民民主党」で、同党解党と、個々の議員の判断での政治理念の近い政党への参加について、上から目線で勧めていた。政治の世界の変遷の早さ、栄枯盛衰と諸行無常を思う。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.4.5

【産経抄】4月5日(音読:加藤亜衣子)

「おはよう、フェルプス君」。テープレコーダーに録音された当局からの指令はリーダーへの呼びかけで始まる。特殊な能力を持つスパイがチームを組んで、極秘任務を遂行する。・・・(音読:加藤亜衣子

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