産経抄

2013.6.9

【産経抄】6月9日(音読:根岸麻衣子)

落語の『やかん』は知ったかぶりのご隠居の噺(はなし)だ。八五郎から物の名前の由来を尋ねられ「茶碗(ちゃわん)はちゃわんとしているから茶碗だ」などと、珍妙な答えを連発する。「では、やかんは」と聞かれ「昔サムライが兜(かぶと)の代わりにかぶったからだ」と言う。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.6.8

【産経抄】6月8日(音読:中村朋絵)

人生に無駄な時間はない。取るに足らぬ経験しかしていない小欄ではあるが、当時は嫌で嫌で仕方がなかった大学浪人時代が、貴重で得難い時間だったと今にして断言できる。・・・(音読:中村朋絵

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2013.6.7

【産経抄】6月7日(音読:宮本ゆみ子)

「自然から学んだ 明日の天気 今は四角い箱から 教えてもらうばかり」。10年ほど前の「朝の詩」欄にあった「天気予報」という作品は、こんな一節で結ばれる。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.6.6

【産経抄】6月6日(音読:根岸麻衣子)

甲子園での初球は、話題のスローカーブだった。昭和56(1981)年にセンバツ初出場を果たした高崎高校の当時のエース、川端俊介さんは、それを今も後悔している。群馬県屈指の進学校とあって、「文武両道」と脚光を浴びたものだ。もっとも甲子園の初戦では、1-11の大敗を喫してしまう。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.6.5

【産経抄】6月5日(音読:中村朋絵)

日本とロシアが満州(現中国東北部)や朝鮮半島をめぐり丁々発止の交渉をしていた明治36年の話だ。ロシア側は突然、朝鮮半島の北緯39度以北を「中立地帯」とする案を示してきた。一見穏やかで建設的提案に見えるが、日本側は拒否する。・・・(音読:中村朋絵

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2013.6.4

【産経抄】6月4日(音読:根岸麻衣子)

週末の「きょうの人」欄は、ケニアとルワンダでビジネスを成功させた佐藤芳之さん(73)を「アフリカ進出の先駆者」として紹介していた。記事を読みながら、「アフリカ開発援助の先駆者」と呼ぶにふさわしい人物を思い浮かべていた。[・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.6.3

【産経抄】6月3日(音読:塚本美也子)

小学校5、6年生で、英語の授業が必修化されて2年たつ。一部の私立小学校では、ずっと以前から行われてきた。かつて同時通訳者として活躍し、現在は大学で教鞭(きょうべん)をとる鳥飼玖美子(とりかい・くみこ)さんが通う小学校もそうだった。・・・(音読:塚本美也子

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2013.6.2

【産経抄】6月2日(音読:宮本ゆみ子)

ナイル川中流にあるルクソール神殿は古代エジプトの遺跡である。その貴重な神殿の壁に彫られた人物像に、中国語による落書きが見つかった。中国国内で「悲しくて、恥ずかしいこと」として、ネット上で犯人捜しが始まる騒ぎとなった。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.6.1

【産経抄】6月1日(音読:塚本美也子)

うかうかと日々を過ごしている間に6月になってしまった。衣替えの季節到来だが、関東一円の地デジテレビ電波は、一足早くきのう東京スカイツリーに切り替わった。・・・(音読:塚本美也子

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2013.5.31

【産経抄】5月31日(音読:根岸麻衣子)

いつから「将棋界の一番長い日」と呼ばれるようになったのだろう。毎年3月上旬の一日、トップ棋士10人による、A級順位戦の最終局が一斉に行われる。そこで今期の名人挑戦者となった羽生善治棋聖は現在、森内俊之名人との激闘の真っ最中だ。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.5.30

【産経抄】5月30日(音読:宮本ゆみ子)

きのうに続いて、長嶋茂雄さんのエピソードから始める。まだ国際化が進む前の羽田空港に、ハワイに向かう長嶋さんの姿があった。当時、羽田には台北-東京-ホノルル-ロサンゼルスを結ぶ中華航空の定期便が1日1便だけあった。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.5.29

【産経抄】5月29日(音読:塚本美也子)

昭和55年10月21日といえば、巨人軍の長嶋茂雄監督の辞任が発表された日である。時代劇俳優のアラカンこと嵐寛寿郎さんは、この日亡くなった。そんなビッグな話題の陰で、青森沖の津軽海峡では6人が行方不明になる海難事故が発生している。・・・(音読:塚本美也子

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2013.5.28

【産経抄】5月28日(音読:根岸麻衣子)

「鹿児島は3月頭かな、桜の花もぼちぼち咲こうかって頃よ。それから、熊本、小倉、尾道。ずっと下がって4月は関東、5月は東北、6月は北海道。俺たちの旅は花と一緒よ。花見の旅よ」。トランクひとつで全国の祭りを回るのが商売の、寅さんらしい名せりふだ。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.5.27

【産経抄】5月27日(音読:塚本美也子)

ある日のこと、地獄の底に銀色の蜘蛛(くも)の糸がするすると垂れてきた。大泥棒のカンダタは、両手でつかんで極楽までのぼっていこうとするが…。芥川龍之介が『蜘蛛の糸』で描いたように、クモの糸は人の重さに耐えられるものなのだろうか。・・・(音読:塚本美也子

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2013.5.26

【産経抄】5月26日(音読:中村朋絵)

落語に幽霊はつきものである。古井戸から毎晩現れて皿を数え、人気者となる『皿屋敷』の美人幽霊、お菊は最も有名だ。他にも化けて出てきては負ける博打(ばくち)好きの幽霊や、軸を抜け出して酒を飲み三味線をひく女幽霊などユーモラスな面々が多い。・・・(音読:中村朋絵

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2013.5.25

【産経抄】5月25日(音読:根岸麻衣子)

「筆がすべる」とはよく言ったもので、小欄もちょいちょい、調子に乗って書かなくていいことまで書いてしまい、読者のみなさんからお叱りを頂戴している。おカネや色恋にまつわる苦手なネタは石橋をたたいて書いているが、自分が得意だと信じ込んでいる分野ほど、すべりやすい。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.5.24

【産経抄】5月24日(音読:塚本美也子)

中学講師(30)の94歳の祖母は毎朝4時に起きる。家事を済ませ一段落つくと、「漢字ドリル」に取り組むのが日課だという。70歳の元自衛官は、富士山の頂上まで徹夜で登りそのまま下山する、「弾丸登山」を続けてきた。・・・(音読:塚本美也子

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2013.5.23

【産経抄】5月23日(音読:根岸麻衣子)

米南部のオクラホマ州といえば、往年のプロ野球ファンなら南海のジョー・スタンカ投手を思い出すかもしれない。「大きいな」。昭和35(1960)年の来日の際、身長1メートル96のスタンカを取り囲んだ記者が、一斉に声をあげた。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.5.22

【産経抄】5月22日(音読:宮本ゆみ子)

かつて人生幸朗・生恵幸子さんの「ぼやき漫才」が一世を風靡(ふうび)した。人生さんが、せちがらい世相をぼやく一方で、時の流行歌をやり玉にあげる。例えば伊東ゆかりさんの『小指の想い出』の「あなたが噛(か)んだ小指が痛い」に「誰が噛んでも痛いわ!」。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.5.21

【産経抄】5月21日(音読:中村朋絵)

台湾出身の●(=さんずいに余)阿玉選手は、来日して10年目の昭和58(1983)年、日本女子オープンゴルフの初優勝を果たす。「私は台湾の選手です。台湾から来て日本の試合に出ています」。大会史上初の外国人チャンピオンの日本語によるあいさつは、ごく当たり前の内容だった。・・・(音読:中村朋絵

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2013.5.20

【産経抄】5月20日(音読:宮本ゆみ子)

今の憲法が施行された昭和22年5月3日、永井荷風が日記『断腸亭日乗』に書いた「感想」は、有名だ。「米人の作りし日本新憲法今日より実施の由。笑ふべし」。荷風とて、占領下の日本が憲法を押しつけられることは仕方ないと考えたかもしれない。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.5.19

【産経抄】5月19日(音読:塚本美也子)

大企業同士の合併で、世間がまず注目するのが新会社の名称だ。平成13(2001)年4月に、住友銀行とさくら銀行が合併して、三井住友銀行が誕生したときは、「三井」と「住友」の順番が話題になった。・・・(音読:塚本美也子

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2013.5.18

【産経抄】5月18日(音読:中村朋絵)

没後430年を経た今なお「天下統一に道を開いた男」として絶大な人気を誇る織田信長が、現代に生きていたらどうだろう。殺人と「人道に対する罪」に問われ、明智光秀に暗殺される前に刑死していたのは間違いない。・・・(音読:中村朋絵

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2013.5.17

【産経抄】5月17日(音読:塚本美也子)

作家の中島梓さんが、胸の異常に気づいたのは、37歳のときだ。家には小学生の息子がいる。2カ月後には、脚本、演出、音楽を一人で担当するミュージカルの幕開けを控えていた。「こんなことでくたばっているわけにはいかない」。乳がんの宣告を受けて入院した中島さんは、日記にこう書きつけた。・・・(音読:塚本美也子

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2013.5.16

【産経抄】5月16日(音読:根岸麻衣子)

平成22年11月、当時の仙谷由人官房長官が「自衛隊は暴力装置」と発言して大騒ぎになったとき、思わぬ擁護論が出た。「『すべての国家は暴力の上に基礎づけられている』。この言葉は実際正しい」。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.5.15

【産経抄】5月15日(音読:宮本ゆみ子)

昭和39年11月に就任した佐藤栄作首相はその10カ月ほど前「佐藤オペレーション」なる政策マシンをスタートさせた。政権についたときに備え、内外の政策を立案しようという機関である。竹下登ら政治家のほか新聞記者など民間人も多く加わっていた。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.5.14

【産経抄】5月14日(音読:中村朋絵)

今年3月に93歳で亡くなった、暮しの手帖社社主の大橋鎮子(しずこ)さんは終戦直後に、昭和の名編集者、花森安治と出会う。10歳のときに父親と死別した大橋さんは、母親と2人の妹を幸せにするには、どうしたらいいのか、ずっと考え続けてきた。・・・(音読:中村朋絵

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2013.5.13

【産経抄】5月13日(音読:根岸麻衣子)

「じぇじぇじぇ」でも「今でしょう」でもない。プロゴルファー岡本綾子さん(62)の半生を振り返れば、少し前の流行語「ワイルドだろう」がふさわしい。日経新聞に連載中の「私の履歴書」を読むと、国内で44勝、海外でも18勝を挙げた、強さの秘密がよくわかる。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.5.12

【産経抄】5月12日(音読:塚本美也子)

先日、NHKの「追悼・田端義夫」を見ていて胸が熱くなる場面があった。亡くなった田端さんが『ふるさとの燈台』を歌う前、こう言っていた。「この歌を歌うとおっ母(か)さんが恋しくて仕方ないんです」。もうかなりの年配になったころの映像だった。・・・(音読:塚本美也子

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2013.5.11

【産経抄】5月11日(音読:根岸麻衣子)

寝て起きたら、1ドルは100円を超えていた。忘れもしない野田佳彦首相(当時)が党首討論で、安倍晋三自民党総裁に「衆院を解散してもいい」と宣言した昨年11月14日は79円台だった。それから6カ月足らずで100円を突破すると予想した「経済のプロ」はほとんどいなかった。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.5.10

【産経抄】5月10日(音読:塚本美也子)

「日本とアメリカの関係は突き詰めれば中国問題だ」。米国の著名な歴史家、チャールズ・ビーアド博士は、大正時代末期に留学中だった松本重治さんにこう喝破したという。・・・(音読:塚本美也子

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2013.5.9

【産経抄】5月9日(音読:根岸麻衣子)

10歳の少女が、バレエのレッスンの帰りに男に拉致された。1年間にわたって監禁された男の部屋で、一体何が起こったのか。解放されて25年後、作家となっている主人公は、当時を回想した原稿を残し、失踪する。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.5.8

【産経抄】5月8日(音読:宮本ゆみ子)

昔から天気予報と競馬の予想は当たらなくても仕方ないとされてきた。そのことを反省するより「次」に全力を尽くすべきだとの考え方だ。だが最近、天気予報も大きくはずれると予報士がテレビで当たらなかった原因を分析し、謝るようになった。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.5.6

【産経抄】5月6日(音読:中村朋絵)

ゴールデンウイークも、今日で終わり。皆さんはどのように過ごされただろう。海外旅行、それとも近場でのんびり買い物か。東日本大震災の被災地で、ボランティア活動に励んだ人もいるかもしれない。・・・(音読:中村朋絵

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2013.5.5

【産経抄】5月5日(音読:根岸麻衣子)

「身を立て名をあげ やよはげめよ」。卒業式の定番だった『仰げば尊し』のこのフレーズにくると、目頭が熱くなってしまうという人は多い。子供たちの健やかな成長と将来の成功を祈ってきた先達たちの思いが直に伝わってくるからだろうか・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.5.4

【産経抄】5月4日(音読:宮本ゆみ子)

憲法記念日の5月3日前後に新聞やテレビは、多かれ少なかれ憲法問題をとりあげてきたが、今年はいつもの年よりも改憲、護憲の色合いがくっきりと出ていたような気がする。これも日本に言論の自由があるありがたさで、大いに歓迎したい。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.5.3

【産経抄】5月3日(音読:中村朋絵)

倉嶋厚氏の『季節おもしろ事典』によれば、この季節の寒の戻りを若葉寒(わかばざむ)と呼ぶことがあるらしい。そういえば、ここ2、3日の日本列島は若葉寒のような天気だった。役所ではもうクールビズが始まったというのにマフラー姿で出勤という人もいた。・・・(音読:中村朋絵

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2013.5.2

【産経抄】5月2日(音読:塚本美也子)

ソ連時代のクレムリンは日本の政治家にとって「鬼門」のようなものだった。例えば昭和31年5月、漁業交渉で訪ソした河野一郎農相である。この巨大な「宮殿」の奥深い一室に招き入れられ、ブルガーニン首相と通訳を入れただけの会談に臨む。・・・(音読:塚本美也子

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2013.5.1

【産経抄】5月1日(音読:宮本ゆみ子)

ソ連時代のクレムリンは日本の政治家にとって「鬼門」のようなものだった。例えば昭和31年5月、漁業交渉で訪ソした河野一郎農相である。この巨大な「宮殿」の奥深い一室に招き入れられ、ブルガーニン首相と通訳を入れただけの会談に臨む。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.4.30

【産経抄】4月30日(音読:塚本美也子)

オランダの家庭を訪れると、びっしり人の名前が書き込まれたカレンダーに驚くという。親しい人の誕生日にカードを送るのを忘れないためだ。誕生日を迎えた本人も当日は忙しい。会社や学校にケーキを持参したり、近所にビラを配ったり、花輪で飾る家まである。(『オランダ便り』戸田系子著)・・・(音読:塚本美也子

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2013.4.29

【産経抄】4月29日(音読:中村朋絵)

坂本九さんが、「上を向いて歩こう」を初めて歌ったとき、作詞の永六輔さんが激怒したエピソードは、よく知られている。もともとこの歌は、中村八大さんが自分のリサイタルのために作曲したものだ。・・・(音読:中村朋絵

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2013.4.28

【産経抄】4月28日(音読:根岸麻衣子)

昨日の続きのような話だが、沖縄県の仲井真弘多知事は「主権回復の日」の式典を欠席するという。沖縄では「抗議集会」も開かれる予定だ。それだけ聞けば沖縄には反政府や反米の声だけが渦巻いているように思うが、どうもそうではないらしい。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.4.27

【産経抄】4月27日(音読:根岸麻衣子)

今年もゴールデンウイークがやってきた。毎年のことではあるが、行楽地や故郷へ向かう列車や飛行機が満席になり、高速道路が渋滞するのも世の中が平和であればこそ。人混みが大嫌いな小欄にとって鬱陶(うっとう)しい10日間ではあるが、この国の平和がこれからも続くよう祈ってもう1日、祝日にしたい日がある。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.4.26

【産経抄】4月26日(音読:塚本美也子)

荒木とよひささんが作詞、作曲した「四季の歌」は、世代を超えて日本人に愛されてきた。〈愛を語るハイネのようなボクの恋人〉。ただ、3番の「秋」の歌詞には、首をひねる人が少なくない。・・・(音読:塚本美也子

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2013.4.25

【産経抄】4月25日(音読:根岸麻衣子)

昭和44年に小紙で連載が始まった『檀流クッキング』は、今なお料理愛好家のバイブルのひとつらしい。著者の檀一雄が真っ先に取り上げたのが、旬を迎えつつある初ガツオのたたきだ。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.4.24

【産経抄】4月24日(音読:宮本ゆみ子)

薩摩、大隅などを治めた島津家は関ケ原で敗れたにもかかわらず、幕府による取りつぶしを免れた。領地はほぼ無傷で安堵(あんど)された。それは島津義弘軍による凄(すさ)まじい退却戦の効果である。敗北後わずか千人の手勢で敵将、徳川家康の本陣に襲いかかった。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.4.23

【産経抄】4月23日(音読:中村朋絵)

『論語』にある「温故知新」といえば、日本人にもっとも親しまれている四字熟語のひとつである。「故(ふる)きを温(たず)ねて」が一般的な読み方だ。中国史学者の冨谷至(とみや・いたる)さんによれば、「故きを温(あたた)めて」が正しい。・・・(音読:中村朋絵

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2013.4.22

【産経抄】4月22日(音読:塚本美也子)

ホタテの刺し身は、今や日本人にとってもっともなじみ深い料理のひとつだろう。かつては、干し貝柱にするのが一般的だった。昭和30年代前半まで主流だった、稚貝を放流する「増殖」では、貝のなかに砂が入る難点があったからだ。生産効率も悪かった。・・・(音読:塚本美也子

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産経抄

2013.4.21

【産経抄】4月21日(音読:宮本ゆみ子)

テレビニュースで市民たちが拍手して喜び合っていた。米ボストンの爆弾テロ事件で、逃げていた容疑者が捕まったときである。気持ちはよく分かる。その間自宅に鍵をかけての「閉じこもり」を強いられた。悪夢から解放された気分だったのだろう。・・・(音読:宮本ゆみ子

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産経抄

2013.4.19

【産経抄】4月19日(音読:中村朋絵)

平成11年に来日し、日本語で小説を書くイラン人の女性作家、シリン・ネザマフィさんの一番の好物はみそラーメンだ。「炙(あぶ)りチャーシューが麺の上でギラギラ光り、ネギがたっぷりのった麺にメンマともやしが絡み、器の端っこで残酷にも真っ二つに切断された半熟卵がスープに浮き沈む」。あるエッセーでの描写は、今にも匂いが立ち上ってきそうだ。・・・(音読:中村朋絵

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