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2019.12.18

【産経抄】12月18日(音読:加藤亜衣子)

没後86年を経ても、詩人・童話作家の宮沢賢治の文名は上がるばかりである。昨年、直木賞を受賞した『銀河鉄道の父』は、あえて父親の政次郎(まさじろう)にスポットを当てていた。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.12.17

【産経抄】12月17日(音読:鈴木春花)

江戸時代中期の政治家、田沼意次は、今年生誕300年を迎えた。10代将軍・家治に重用され、幕府の実権を握ると、商業を重視して財政改革に取り組んだ。ただ役人と商人の癒着が目に余り、不正やわいろが横行するようになる。・・・(音読:鈴木春花

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2019.12.16

【産経抄】12月16日(音読:塚本美也子)

年賀状にくじを付ける。いわゆる「お年玉はがき」を思いついたのは、大阪で洋品雑貨店を営む林正治(まさじ)という人だった。まだ戦後の混乱が続く昭和24年、肉親や知人の消息を尋ねるラジオ番組が放送されていた。・・・(音読:塚本美也子

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2019.12.15

【産経抄】12月15日(音読:峰田雅葉)

子供たちはこの世に生を受ける前、「未来の王国」という場所で地上に降りる日を待っているという。順番を差配するのは「時」と呼ばれる番人で、審査に通った子供から地上へ送り出す。おなじみの童話『青い鳥』である。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.12.14

【産経抄】12月14日(音読:塚本美也子)

世相を表す「今年の漢字」に選ばれた「令」には、「法律」「規範」という意味もある。その法律をつくり、国民の範となるべき立法府の劣化が目立つ。与党に比べマスコミがあまり報じないのに助けられているが、特に野党議員の言動が目にあまる。人権侵害も誹謗(ひぼう)中傷も平気の平左では、令和の世にふさわしくない。・・・(音読:塚本美也子

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2019.12.13

【産経抄】12月13日(音読:加藤亜衣子)

昨日訃報が届いた俳優の梅宮辰夫さんの代表作といえば、映画の「仁義なき戦い」だろうか。ただ、小欄にとってもっとも印象深いのが、倉本聰さん脚本の名作ドラマ「前略おふくろ様」である。萩原健一さん扮(ふん)する新米の板前を見守る無口な板前頭の役だった。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.12.12

【産経抄】12月12日(音読:鈴木春花)

コンビニエンスストア最大手、セブン-イレブン・ジャパンは、数々のヒット商品を世に送り出してきた。6年前にスタートした「セブンカフェ」もその一つだ。独特なデザインのマシンが、一杯ずつ豆を挽(ひ)きドリップしたコーヒーを入れてくれる。・・・(音読:鈴木春花

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2019.12.11

【産経抄】12月11日(音読:峰田雅葉)

故笹川良一さんの悲恋が始まりだった。少年時代に思いを寄せた近所の娘さんが、ある日突然姿を消す。ハンセン病だったと知らされ、そのとき撲滅を誓ったという。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.12.10

【産経抄】12月10日(音読:加藤亜衣子)

2010年が明けたばかりの頃、ドイツ政府にある取引が持ちかけられた。スイスの銀行に口座を持つドイツ人約1500人分のデータの買い取りである。盗まれた可能性が高く、売値は約3億円だった。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.12.8

【産経抄】12月8日(音読:塚本美也子)

裁判所には、不老不死の魔物が棲(す)んでいるという。<司法はこのモンスターに囚われて多くの被害者遺族を苦しめてきた>。平成19年夏の闇サイト殺人事件を取材した大崎善生さんは、ノンフィクション『いつかの夏』で無念の筆を尖(とが)らせている。・・・(音読:塚本美也子

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2019.12.7

【産経抄】12月7日(音読:峰田雅葉)

昨年5月に亡くなった食漫画の巨匠、土山しげるさんの絶筆『勤番グルメ ブシメシ!』の第3巻が3日に刊行され、早速手に取った。2度目の江戸勤務を命じられた紀州和歌山藩の下級武士である主人公、酒井伴四郎の目を通し、江戸の風俗、食事情、日々の哀歓が活写されている。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.12.6

【産経抄】12月6日(音読:鈴木春花)

アフガニスタン北東部に連なるヒンズークシ山脈は、氷河時代の遺物といわれるアゲハチョウの一種が生息することで知られる。10歳のころから、昆虫に夢中になっていた中村哲さんにとって、一度は訪れてみたい場所だった。・・・(音読:鈴木春花

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2019.12.5

【産経抄】12月5日(音読:塚本美也子)

山梨県大月市の宣伝文句は、「富士の眺めが日本一美しいまち」である。先月末に86歳で亡くなった山岳写真家の白籏(しらはた)史朗さんは、この街で生まれ育った。家庭の事情で高校に進まず、自宅で6人の弟、妹の世話をしていた。・・・(音読:塚本美也子

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2019.12.4

【産経抄】12月4日(音読:加藤亜衣子)

「中国の夢」(チャイニーズ・ドリーム)は、習近平国家主席が好んで使う言葉である。2013年3月、就任後初めて行った演説では9回も繰り返した。習氏の語る「中国の夢」とは、かつての超大国への地位回復を意味する。そのために富国強兵の必要性を強調していた。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.12.3

【産経抄】12月3日(音読:塚本美也子)

昭和33(1958)年に流行語大賞があったら、受賞間違いなしである。作家の小林信彦さんによれば、「ながら族」は、この年に生まれた(『現代〈死語〉ノート』)。・・・(音読:塚本美也子

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2019.12.2

【産経抄】12月2日(音読:峰田雅葉)

18世紀後半にローマを訪れた文豪ゲーテは、古代ローマ帝国の権威の象徴とされるコロッセオの大きさに圧倒された。「この円形劇場を眺めると、他のものはすべてちっぽけに見える」と『イタリア紀行』に書いている。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.12.1

【産経抄】12月1日(音読:鈴木春花)

海が荒れたとき、船をどう操るか。旧海軍に伝わる操舵(そうだ)の心得がある。「荒天のときは風に向かえ」。・・・(音読:鈴木春花

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2019.11.30

【産経抄】11月30日(音読:塚本美也子)

米国のトランプ大統領は27日、香港の自治や市民の自由の検証などを米政府に義務付ける「香港人権民主法案」に署名し、同法は成立した。米国はこれまでも貿易や知的財産権侵害をめぐって中国に圧力を加えてきたが、人権問題に関しても看過しないという意思を示した。・・・(音読:塚本美也子

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2019.11.29

【産経抄】11月29日(音読:加藤亜衣子)

電車の中ではほとんどの乗客が、スマートフォンの画面に見入っている。メールの返信、ニュースのチェック、何より目立つのが、ゲームに夢中になっている若者たちである。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.11.28

【産経抄】11月28日(音読:峰田雅葉)

日本オリンピック委員会(JOC)会長の山下泰裕氏は今月11日、ロシアのプーチン大統領から「名誉勲章」を授与された。柔道家としても知られるプーチン氏は、ロサンゼルス五輪の金メダリストである山下氏と、長年にわたって親交がある。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.11.27

【産経抄】11月27日(音読:塚本美也子)

1960年の米国大統領選で、リチャード・ニクソン氏と熾烈(しれつ)な争いを繰り広げていたジョン・F・ケネディ氏は、宗教問題に苦しんだ。総人口の8割を占めるキリスト教徒のなかで、ケネディ氏は少数派のカトリックだった。・・・(音読:塚本美也子

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2019.11.26

【産経抄】11月26日(音読:鈴木春花)

〈町には暗がりがあっただから家の灯が見えた〉(昭和の歌)。作詞家の故阿久悠さんにとって、前回の東京オリンピックが開催される前の昭和30年代は、「最後の楽園の時代」だった。阿久さんによれば、この時代には「人間が生きるためのシステム」と「人間と人間の間の心地いい距離」があった(『昭和と歌謡曲と日本人』河出書房新社)。・・・(音読:鈴木春花

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2019.11.25

【産経抄】11月25日(音読:加藤亜衣子)

今から四半世紀ほど前のお話である。リクルート事件に東京佐川急便事件と、政治とカネにまつわる不祥事が相次ぎ、有権者から愛想をつかされた自民党は総選挙で敗北。結党以来、初めて下野した。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.11.24

【産経抄】11月24日(音読:峰田雅葉)

中国の歴史書などに「忘年之交(ぼうねんのまじわり)」という四字熟語がある。自分が老いたのも忘れ、学識や才能のある若者と付き合う楽しみを表した言葉だという。「その年の苦労を忘れること」を指す「忘年」は日本固有の用例らしい(園田英弘著『忘年会』)。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.11.23

【産経抄】11月23日(音読:塚本美也子)

一年を振り返るにはまだ暦が若いが、つくづく韓国について考えさせられた年だった。積ん読分を含め手元にある今年刊行の関連書籍を見回すと『ありがとう、「反日国家」韓国』(八幡和郎著)『中国・韓国の正体』(宮脇淳子著)『でっちあげの徴用工問題』(西岡力著)…と10冊以上に及ぶ。・・・(音読:塚本美也子

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2019.11.22

【産経抄】11月22日(音読:鈴木春花)

生命が発生したのは地球ではなく宇宙だった、との説がある。東北大などの研究チームが先日、それを後押しするような成果を発表した。オーストラリアに落下した隕石(いんせき)から、生命に欠かせない糖の分子を見つけた。太古の地球に宇宙から、生命誕生の材料がもたらされた可能性を示している。・・・(音読:鈴木春花

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2019.11.21

【産経抄】11月21日(音読:加藤亜衣子)

ローマ法王が初めて日本を訪れたのは、昭和56(1981)年2月である。皇居でヨハネ・パウロ2世と会見した昭和天皇は、「大変いい思い出になっております」と述べられた。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.11.20

【産経抄】11月20日(音読:峰田雅葉)

「玉座(ぎょくざ)を以(もっ)て胸壁(きょうへき)と為(な)し、詔勅(しょうちょく)を以て弾丸に代(か)へて政敵を倒さんとす…」。大正2(1913)年2月、後に「憲政の神様」と称(たた)えられる尾崎行雄の名演説の矛先は、当時の桂太郎首相に向けられていた。尾崎にあおられ議事堂に押しかけた民衆によって、桂は内閣総辞職に追い込まれる。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.11.19

【産経抄】11月19日(音読:塚本美也子)

イエズス会の黒衣をまとった聖者は、心臓に十字架を刺したまま、天を仰ぎ見ている。歴史の教科書でおなじみの「聖フランシスコ・ザビエル像」である。日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師がなんと、エクスタシーにひたる姿を表した図だという。・・・(音読:塚本美也子

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2019.11.18

【産経抄】11月18日(音読:鈴木春花)

「ロシア人が“バザール商法”の達人であることを肝に銘じなければならない」。14日に亡くなった本紙正論メンバーで北海道大学名誉教授の木村汎(ひろし)氏は、北方領土をめぐる対露交渉などについて巧みなたとえを使い、筆鋒(ひっぽう)鋭く論じてくださった。・・・(音読:鈴木春花

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2019.11.17

【産経抄】11月17日(音読:加藤亜衣子)

言葉から受ける印象だけで漢字を当てると間違えやすい。「ごせいちょう」はその代表格だろう。聴衆に対し講演の前にお願いするのは「ご静聴」、講演を終えた人が感謝を述べるのは「ご清聴」に対してである。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.11.16

【産経抄】11月16日(音読:塚本美也子)

「暗いから見えない。電気をつければいいじゃないか」。小泉純一郎首相(当時)は平成17年11月、天皇が神々に新穀をささげ、自身も召し上がり収穫に感謝する祭祀(さいし)、新嘗祭(にいなめさい)に参列した際に声を上げた。周囲には「だから皇室は、もっと開かれなければならないんだ」と語った。・・・(音読:塚本美也子

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2019.11.15

【産経抄】11月15日(音読:峰田雅葉)

人気グループ「嵐」のメンバー、二宮和也さん(36)の結婚は、海外のファンからの反響も大きかった。「嵐」は今月9日、天皇陛下のご即位を祝う「国民祭典」で、奉祝曲を歌い上げたばかりである。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.11.14

【産経抄】11月14日(音読:加藤亜衣子)

英国のEU離脱は先月末、3度目の延期が決まった。ジョンソン英首相がなぜ、10月31日、すなわちハロウィーンでの離脱にこだわったのか。先日の日経新聞に載っていた、芸術文明史家の鶴岡真弓さんのコラムで合点がいった。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.11.13

【産経抄】11月13日(音読:塚本美也子)

初代内閣安全保障室長を務めた故佐々淳行さんは、英国統治下にあった香港の領事として、1967年の暴動のまっただ中にいた。佐々さんによれば、前年に始まった中国の文化大革命が暴動の「父」とすれば、「母」は戦火を広げていたヴェトナム戦争だった(『香港領事動乱日誌』)。・・・(音読:塚本美也子

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2019.11.12

【産経抄】11月12日(音読:鈴木春花)

31年前の今日、85歳で亡くなった草野心平は、「蛙(カエル)の詩人」と呼ばれていた。「トテモキレイナ花。イッパイデス。イイニオイ。イッパイ。オモイクライ。オ母サン。ボク。カエリマセン。」(「青イ花」)。・・・(音読:鈴木春花

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2019.11.10

【産経抄】11月10日(音読:峰田雅葉)

旧ソ連の小話がある。「潔白で立派な人間を買うことはできるか」「買えない。売ることはできる」。密告制度を風刺した1961年の作という。「社会主義とは何か」「資本主義に至る最も長い道のりである」。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.11.9

【産経抄】11月9日(音読:加藤亜衣子)

「まずもって歓迎したい」。菅義偉官房長官は7日の記者会見で同日、衆院憲法審査会の自由討議が平成29年11月以来、約2年ぶりに行われたことを評価した。確かに一歩前進ではあろうが、かくも長きにわたり野党が議論自体を拒み、「職場放棄」をしてきたことに改めて驚いた。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.11.8

【産経抄】11月8日(音読:塚本美也子)

昨日の「朝晴れエッセー」は、読んでいるだけで舌がしびれそうになった。盛岡市で飲食業を営む筆者はこの時期、赤唐辛子(とうがらし)のペースト作りに励んでいる。発酵が進むと、瓶のフタを開けたとたんにあふれ出す。少量でも飛び上がるほど辛いそうだ。・・・(音読:塚本美也子

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2019.11.7

【産経抄】11月7日(音読:鈴木春花)

インド独立の父とされるガンジーの生誕150年を記念する催しが先月2日、インド各地で開かれた。モディ首相は式典で、13億人の国民全員にトイレが整備された、と宣言した。衛生政策を重視したガンジーにあやかって、自らの政策実現を誇示していた。・・・(音読:鈴木春花

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2019.11.6

【産経抄】11月6日(音読:峰田雅葉)

経営コンサルタントの佐藤真言(まこと)さんが東京地検特捜部に逮捕されたのは、東日本大震災から半年後だった。衣料品会社の社長とともに、金融機関から融資金をだまし取った容疑だった。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.11.5

【産経抄】11月5日(音読:加藤亜衣子)

昭和20年の沖縄戦で、那覇市にある首里城は米軍の砲撃により徹底的に破壊された。戦後「首里城復元」の機運が高まるのは、米統治下にあった沖縄が本土復帰を果たしてからだ。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.11.4

【産経抄】11月4日(音読:塚本美也子)

病に倒れた妻の余命が1年くらい、と医師から知らされた時、夫はどんな行動を取るだろうか。SF作家の眉村卓さんは、1日1編、妻の悦子さんが読み終わってにやりとするような、短い話を書くことを思いつく。・・・(音読:塚本美也子

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2019.11.3

【産経抄】11月3日(音読:鈴木春花)

明治維新から日露戦争までの30年余りの日本を、司馬遼太郎は野球にたとえている。主力産品の米と絹をエースとたのみ、欧米の向こうを張ろうと目いっぱい背伸びする。「人口五千ほどの村が一流のプロ野球団をもとうとするようなもの」だと。・・・(音読:鈴木春花

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2019.11.2

【産経抄】11月2日(音読:峰田雅葉)

両親を江戸の大火で失うと同時に、多くのみなしごを養うことにもなった若棟梁(わかとうりょう)、茂次はその一人でミカンを盗んだ重吉に諭す。「悪かったと思ったら、二度としなければいいんだ」。作家の山本周五郎の名作『ちいさこべ』の一場面である。棟梁と聞けば、普通は大工の頭(かしら)のことだと受け止める。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.11.1

【産経抄】11月1日(音読:鈴木春花)

安倍内閣は一体どうなっているのか。菅原一秀・前経済産業相に続いて昨日、河井克行氏が法相の辞任に追い込まれた。萩生田光一文部科学相もまた、いわゆる「身の丈」発言で、野党やメディアから集中砲火を浴びている。・・・(音読:鈴木春花

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2019.10.31

【産経抄】10月31日(音読:塚本美也子)

29日付の社会面では、「永遠のマドンナ」と呼ばれた女優、八千草薫さんの88年の生涯が紹介されていた。同じ紙面には、エッセイスト、木村梢さん(92)の訃報も載っていた。黒澤明監督の「七人の侍」などに出演した俳優、木村功さんの夫人である。・・・(音読:塚本美也子

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2019.10.30

【産経抄】10月30日(音読:峰田雅葉)

先週のコラムで、中東のクルド人が国際社会の耳目を集めるようになったのは、1991年の湾岸戦争からだ、と書いた。イラクから周辺諸国に脱出した難民は、100万人を超えていた。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.10.29

【産経抄】10月29日(音読:鈴木春花)

「やつを仕留めた(ウイ・ガット・ヒム)」。2011年5月、当時のオバマ米大統領は、国際テロ組織アルカーイダの指導者、ビンラーディン容疑者の殺害を確認すると、こうつぶやいたという。・・・(音読:鈴木春花

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2019.10.28

【産経抄】10月28日(音読:塚本美也子)

相次ぐ大型台風の襲来と豪雨禍で季節を忘れてしまいそうだが、はや神無月も終わろうとしている。東京五輪のマラソンと競歩が、移る、移らないで話題の札幌では、北海道大学構内の銀杏(いちょう)並木が見ごろになったのだが、どうも様子がおかしい。・・・(音読:塚本美也子

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