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産経抄

2019.11.2

【産経抄】11月2日(音読:峰田雅葉)

両親を江戸の大火で失うと同時に、多くのみなしごを養うことにもなった若棟梁(わかとうりょう)、茂次はその一人でミカンを盗んだ重吉に諭す。「悪かったと思ったら、二度としなければいいんだ」。作家の山本周五郎の名作『ちいさこべ』の一場面である。棟梁と聞けば、普通は大工の頭(かしら)のことだと受け止める。・・・(音読:峰田雅葉

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