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2013.2.26

【産経抄】2月26日(音読:塚本美也子)

大阪市阿倍野区に来春、超高層複合商業ビル「あべのハルカス」が、全面開業する。安倍政権の経済政策「アベノミクス」について報じるテレビニュースを見ていた妻が、夫に真顔で聞いた。「ハルカスの次はこれが建つの?」。先月の大阪版夕刊に載った、夕焼けエッセー「阿倍野ミクス」には思わず噴き出した。・・・(音読:塚本美也子

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2013.2.25

【産経抄】2月25日(音読:中村朋絵)

安倍晋三首相はオバマ大統領への土産としてゴルフのパターを持っていったそうだ。会談では祖父の岸信介元首相が昭和32年に訪米したとき、アイゼンハワー元大統領とゴルフをしたエピソードも披露した。その結果を尋ねられると「国家機密」と答え爆笑を誘ったという。・・・(音読:中村朋絵

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2013.2.24

【産経抄】2月24日(音読:塚本美也子)

新幹線の開業を2年後に控えた昭和37(1962)年、当時の国鉄の技術者は、早くも次の超高速鉄道の開発に着手していた。試行錯誤の続くなか、超電導磁石を用いて車体を浮上させる方式が、アメリカからもたらされる。・・・(音読:塚本美也子

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2013.2.23

【産経抄】2月23日(音読:根岸麻衣子)

映画好きがわくわくする米アカデミー賞の発表が近づいてきたが、今年はスピルバーグ監督の「リンカーン」が作品賞の本命なんだとか。日本での公開はまだ先だが、「人民の、人民による、人民のための政治」であまりにも有名な大統領を重厚に描いている。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.2.22

【産経抄】2月22日(音読:塚本美也子)

長野県木曽町の商店街で2年前に起きた火事により、創業135年のうなぎ店が全焼した。火災直後には営業をあきらめていた店主は、創業以来つぎ足してきた、「たれ」を入れたかめが見つかったことで再起を決意する。・・・(音読:塚本美也子

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2013.2.21

【産経抄】2月21日(音読:宮本ゆみ子)

今の日本の大学に、何より求められているのは何か。現代中国研究の第一人者、中嶋嶺雄さんは、教養教育だという(『学歴革命』KKベストセラーズ)。意外なことに中嶋さんは、東京外国語大学をフランス語で受験している。東大の渡辺一夫教授の愛(まな)弟子だった恩師の影響を受けて、高校時代はフランス文学に夢中だった。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.2.20

【産経抄】2月20日(音読:根岸麻衣子)

1989年末、ベルリンを東西に分かっていた壁が崩れたとき、ドイツばかりでなく世界中が歓喜した。日本でも壊されたカケラを持って帰るのが流行になったほどだ。壁は戦後世界を執拗(しつよう)に覆っていた東西冷戦の象徴だったからである。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.2.19

【産経抄】2月19日(音読:宮本ゆみ子)

テレビの放送開始60年を記念して、NHKで今月はじめに生放送された番組に、明石家さんまさんが出演して話題となった。NHKに登場するのは、28年ぶりだ。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.2.18

【産経抄】2月18日(音読:中村朋絵)

ニューヨークの自由の女神像は、「本家」フランスからのプレゼントである。その返礼として、パリにも在住のアメリカ人によって、女神像が建てられた。フランス革命100周年を記念したものだ。・・・(音読:中村朋絵

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2013.2.17

【産経抄】2月17日(音読:塚本美也子)

昔、中国の杞(き)という国に極端な心配性の男がいた。天が落ちてきやしないか、大地が崩れやしないかと不安になっては食事が進まずに、夜も眠れない。『列子』という書に出てくる「杞憂」の語源である。無用の心配、取り越し苦労をいう。・・・(音読:塚本美也子

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2013.2.16

【産経抄】2月16日(音読:根岸麻衣子)

きのう東京・大手町は、雪になる一歩手前の冷雨がしとしと降っていたが、ロシアではとんでもない空からの贈り物があった。晴天を切り裂くように隕石(いんせき)が落下、衝撃波などでビルの窓ガラスが破れ、多くのケガ人が出た。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.2.15

【2月15日】(音読:根岸麻衣子)

きのう14日が、「バレンタインデー」と呼ばれるようになったいきさつについては、諸説ある。有力候補のひとつが、3世紀ごろのローマ帝国にいた、バレンタインという名の司祭に由来するというものだ。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.2.14

【産経抄】2月14日(音読:中村朋絵)

昭和14(1939)年、独ソ不可侵条約の締結に衝撃を受けた平沼騏一郎内閣は、総辞職する。そのとき出した声明は、当時の流行語になった。「欧州情勢は複雑怪奇」。国際オリンピック委員会(IOC)に対しても、同じ言葉を投げかけたい。・・・(音読:中村朋絵

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2013.2.13

【産経抄】2月13日(音読:宮本ゆみ子)

日本社会に与える脅威や影響力は全く異なるとはいえ、2つのできごとが妙に重なって見えた。遠隔操作ウイルス事件で30歳の会社員が逮捕されたことと北朝鮮による核実験である。自己顕示欲の強さで共通しているように思えるからだ。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.2.11

【産経抄】2月11日(音読:塚本美也子)

青空を白いカモメが羽ばたいている。これが、かつてのリクルートのシンボルマークだった。東京オリンピックのポスターの制作で知られる故亀倉雄策さんのデザインだ。亀倉さんは、若き日の江副浩正さんの仕事にかける情熱にほれ込み、経営の相談にも乗ってきた。・・・(音読:塚本美也子

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2013.2.10

【産経抄】2月10日(音読:宮本ゆみ子)

前にも紹介した宇田川敬介氏の『2014年、中国は崩壊する』によれば中国は「メンツ社会」である。メンツと言っても、単なる「面目」や「体裁」とは違う。その人の地位や権利に直結しており、失えば社会からドロップアウトせざるをえない重いものだという。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.2.9

【産経抄】2月9日(音読:中村朋絵)

近ごろは、どこの会社でも役所でも愛煙家は肩身が狭い。くわえたばこでパソコンに向かうなどもってのほか。ちょっと一服のためには、階段を上り下りして狭い喫煙室に駆け込むしかない。・・・(音読:中村朋絵

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2013.2.8

【産経抄】2月8日(音読:塚本美也子)

アルジェリア人質事件で犠牲となった日揮の木山聡さん(29)は、よほど自慢の教え子だったのだろう。事件直後、恩師である長岡技術科学大学名誉教授の石崎幸三さん(66)が、手記を小紙に寄せていた。何度読み直しても、胸が熱くなる。・・・(音読:塚本美也子

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2013.2.7

【産経抄】2月7日(音読:根岸麻衣子)

「スキャンダルはどちらかといえば喜劇である。もちろん当事者やそのまわりの人にとっては悲劇かもしれないが、それを見ている人には喜劇なのだ」。古代ギリシアの王妃の密通から、クリントン元米大統領のセクハラ騒動まで『スキャンダルの世界史』(文春文庫)をまとめた海野弘さんがいう。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.2.6

【産経抄】2月6日(音読:宮本ゆみ子)

アホウドリは一風変わった鳥である。デービッド・アッテンボロー氏の『鳥たちの私生活』によれば卓越した滑空能力を持ち、一度舞い上がれば1600キロも飛び続ける。体も大きく「空の王者」の風格だ。ところが繁殖のため陸に下りると、とたんに不格好な姿をさらす。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.2.5

【産経抄】2月5日(音読:中村朋絵)

歌舞伎の「襲名」が、世間でもてはやされるようになったのは、昭和37(1962)年の、十一代目團十郎襲名からだ。その襲名興行で、当時新之助を名乗っていた16歳の團十郎さんは、『助六』で福山のかつぎを演じた。トレードマークの大きな目は、クスッと笑う観客の姿を見逃さなかった。・・・(音読:中村朋絵

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2013.2.4

【産経抄】2月4日(音読:根岸麻衣子)

インフルエンザの流行が警報レベルを超えたとあって街中では、花粉症シーズンなみにマスク姿が目立ってきた。こんな光景に驚いた外国人記者が、見当違いの記事を書いたことがある。日本人は光化学スモッグと戦っている、と。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.2.3

【産経抄】2月3日(音読:塚本美也子)

ケヤキの木は大きなものになると高さ30メートルを超える。枝ぶりも良く日本人が好む樹木である。古代の飛鳥地方にも大きなケヤキが立っていたらしい。当時は槻(つき)の木と呼ばれていたが、その木の周囲は広場になっていたといい、しばしば古代史の舞台となった。・・・(音読:塚本美也子

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2013.2.2

【産経抄】2月2日(音読:中村朋絵)

近ごろの学生は、と書き出すと十分年寄りになった印なのだが、日本が終戦後、連合国軍総司令部(GHQ)の占領下にあった事実を知らない者があきれるくらい多い。GHQが事実上つくった新憲法を不磨の大典と勘違いし、ニューヨーク・タイムズなど米有力紙の報道をありがたがる風潮も占領後遺症のひとつであることはもっと知らない。・・・(音読:中村朋絵

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2013.2.1

【産経抄】2月1日(音読:根岸麻衣子)

7年前に長者番付が廃止されたのは、返す返すも残念だった。昭和25年に始まった時は、第三者による脱税情報の奨励が目的だったそうだ。その後は高額納税者の顕彰の意味合いも加わっていく。何より時代を映す鏡としての役割が、大きかった。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.1.31

【産経抄】1月31日(音読:根岸麻衣子)

仙台に本拠を置く河北新報が、元日の紙面から「防災」のキャンペーンを始めている。キーワードは、「わがこと」だ。東日本大震災の反省から、「災害をわがこととして受け止める教育が必要」。防災の専門家からのそんな指摘が、背景にある。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.1.30

【産経抄】1月30日(音読:宮本ゆみ子)

真偽のほどは分からないがかつて小林秀雄をめぐって一つの「伝説」があった。『無常といふ事』などで知られるこの文芸評論家は一度書き上げた原稿から不要と思う表現や言葉を消しゴムで削除していく。だから完成した文章は簡潔にして難解だというのだった。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.1.29

【産経抄】1月29日(音読:中村朋絵)

「高見盛がガチンコ勝負」。2年前、大相撲が八百長問題に揺れていたころ、小紙の運動面にこんな見出しの囲み記事が載っている。都内の小学校で開かれた親子の触れ合いイベントで、児童の父親たちと相撲を取った高見盛が、豪快に投げ飛ばした。・・・(音読:中村朋絵

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2013.1.28

【産経抄】1月28日(音読:塚本美也子)

同じ世代の人と一杯やっていて、必ず盛り上がる話題がある。テレビがわが家に初めてやって来た日の思い出だ。東京五輪の記憶もテレビとともにある。先頃亡くなった大鵬さんや巨人軍の長嶋茂雄さん、王貞治さんら戦後のヒーローたちは、すべてテレビから生まれた。これほど日本人を夢中にさせた発明品は、他にない。・・・(音読:塚本美也子

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2013.1.27

【産経抄】1月27日(音読:根岸麻衣子)

昭和47年9月27日夜、中国との国交回復交渉のため北京の迎賓館に宿泊していた田中角栄首相を突然、周恩来首相が訪ねてきた。「これから毛沢東主席がお会いになります」。予定外の会見だった。田中首相はあわてて大平正芳外相らを伴い、毛主席の邸宅にかけつけた。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.1.26

【産経抄】1月26日(音読:根岸麻衣子)

「亡くなった一人一人がこの世界に生きていたということを、できるだけ覚えていられないかと思っている。覚えて、何になるかなんて、いまはわからないよ。それを知るためにも、つづけたいんだ」。東日本大震災が起こる前に出版された天童荒太作の小説「悼む人」の主人公、静人の台詞(せりふ)である。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.1.25

【産経抄】1月25日(音読:塚本美也子)

沖縄県・尖閣諸島をめぐって、中国では開戦論さえ高まっている。メディアやネットで、日本賛美の声があふれた5年前の一時期が懐かしい。四川大地震の現場で、日本の救助隊が母子の遺体に全員で敬礼した。その写真が全国に配信されたからだ。・・・(音読:塚本美也子

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2013.1.24

【産経抄】1月24日(音読:塚本美也子)

最近、県民性の違いをおもしろおかしく紹介するテレビ番組の人気が高いようだ。昨年暮れに86歳で亡くなった文化人類学者の祖父江(そふえ)孝男さんによると、「事実、ほとんどの県には、最大公約数的な性格特徴が実在する」という(『県民性の人間学』ちくま文庫)・・・(音読:塚本美也子

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2013.1.23

【産経抄】1月23日(音読:宮本ゆみ子)

故郷の鹿児島で詩やエッセーを書き続ける岡田哲也さん(65)は時々「体育会系詩人」を名乗る。根っからのスポーツ好きで野球少年を描いた長文の詩もある。子供のとき来日したヤンキースにあこがれて野球選手を目指し、中学校では念願の野球部に入った。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.1.22

【産経抄】1月22日(音読:中村朋絵)

「ここは地の果てアルジェリア どうせカスバの夜に咲く」。往年のヒット曲「カスバの女」のおかげだろう。遠く離れているわりには、アルジェリアには親近感がある。・・・(音読:中村朋絵

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2013.1.21

【産経抄】1月21日(音読:塚本美也子)

「びっくりするような性能は必要ない。むしろ、自分でも思いついたかもしれない、と感じさせる方が大切です」。以前にマーケティングの専門家から、ヒット商品についてこんな話を聞いた。101歳の大往生を遂げた柴田トヨさんの詩にも、同じことがいえるだろう。・・・(音読:塚本美也子

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2013.1.20

【産経抄】1月20日(音読:宮本ゆみ子)

大横綱・大鵬の納谷幸喜さんが育ったのは北海道の川湯温泉だった。屈斜路湖と摩周湖に挟まれた温泉地だ。今でこそ観光客も多いが、ひなびた町だったことは間違いない。中学校を出て営林署につとめ、山林で働いていたところ、二所ノ関部屋のOBの目にとまった。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.1.19

【産経抄】1月19日(音読:根岸麻衣子)

世界はひとつ、なのはディズニーランドの中だけの話である。アルジェリアの事件は、いまだ全容がはっきりしないが、確かな事実を改めて思い知らされた。世界は、とくに中東は、「ヒトの命は地球より重い」と信じていた戦後の日本人が思い描いてきた「世界」とは違うことを。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.1.18

【産経抄】1月18日(音読:塚本美也子)

「文章は、ある修練を積んで、はじめて書けるものだ」。作家の北方謙三さんが、あるインタビューで語っている。自身の修練の時代は、23歳ごろから30代前半にかけての10年間だった。・・・(音読:塚本美也子

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2013.1.17

【産経抄】1月17日(音読:根岸麻衣子)

〈小山明子は妻として 最も好ましい女性であるのに 大島渚と別れてくれない〉(山名徹)。短歌としては不思議な作品だが、気持ちはよくわかる。大島さんといえば若い頃から才能が注目され、作品を発表するたびに世界を驚かせてきた名監督である。近くで見守る女優の小山さんが、ほれぬくのは当然なのだが。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.1.16

【産経抄】1月16日(音読:宮本ゆみ子)

伊勢神宮が20年に1度の式年遷宮の年を迎えた。内宮、外宮などの社殿が全て新しく造り替えられ、神様にお遷(うつ)りいただく。日本の宗教界最大行事のひとつだが、インドでは12年に1度のヒンズー教の行事「クンメラ」が始まった。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.1.15

【産経抄】1月15日(音読:根岸麻衣子)

北・東日本の日本海側では、昨年末から、異常な大雪が続く。予算に計上していた除雪費がすでに枯渇し、各自治体の関係者が、頭を抱えている、ときのうの小紙が伝えていた。今後雪下ろしの転落事故にも警戒が必要だ。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.1.14

【産経抄】1月14日(音読:中村朋絵)

新聞には、まだまだ「発見」がある。たとえば数年前の小紙の社会面で、こんな見出しの記事を見つけた。「『タイマン』は『決闘罪』」。「タイマン」とは、暴走族同士の抗争などで、1人ずつ代表を出し合ってするケンカを指す。・・・(音読:中村朋絵

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2013.1.13

【産経抄】1月13日(音読:塚本美也子)

映画『ローマの休日』で、某国のアン王女は身分を隠してローマの街へ飛び出す。やはり職業を隠した新聞記者のジョーにどんなことをしたいか聞かれこう答える。「歩道の喫茶店に座ったり、ショーウインドーをのぞいたり、雨の中を歩いたりしたいの」。・・・(音読:塚本美也子

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2013.1.12

【産経抄】1月12日(音読:中村朋絵)

年末年始も寒い日が続いたせいか、歌手の岡本敦郎さんや建築家の大谷幸夫さんらが旅立たれ、訃報欄がやけに目立つ。中でも一目お会いしておけばよかった、と悔やまれてならないのは、近現代史研究家の鳥居民さんだ。・・・(音読:中村朋絵

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2013.1.11

【産経抄】1月11日(音読:塚本美也子)

劇作家の三谷幸喜さんがもともとラジオドラマとして作った「笑(わらい)の大学」は、次に芝居となり、平成16(2004)年には映画になった。そのほとんどが警視庁の取調室で、検閲官の向坂と喜劇劇団「笑の大学」座付き作家の椿が、向かい合う場面だ。・・・(音読:塚本美也子

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2013.1.10

【産経抄】1月10日(音読:根岸麻衣子)

「これは指導ですか。体罰ですか」。大阪市立桜宮高校の2年男子生徒(17)の通夜で、母親は、生徒が所属するバスケット部顧問の教諭(47)に詰め寄ったという。前日、自宅で自殺した生徒の遺体は、唇が切れ、ほおが腫れていた。教諭は「体罰」を認めて謝罪した。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.1.9

【産経抄】1月9日(音読:宮本ゆみ子)

明治41(1908)年に書かれた夏目漱石の『三四郎』の小川三四郎は上京する列車で「広田先生」と出会う。駅で西洋人夫婦を見かけた広田は「御互は憐(あわ)れだなあ」と、つぶやく。「こんな顔をして…日露戦争に勝って、一等国になっても駄目ですね」とも言う。・・・(音読:宮本ゆみ子

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産経抄

2013.1.8

【産経抄】1月8日(音読:中村朋絵)

世にネコ好きは少なくないけれど、作家の大佛(おさらぎ)次郎ほどの人はまれだったろう。なにしろ、飼ったネコの数はのべ500匹を超えたという。ほかに、毎日庭に遊びに来るネコもいる。・・・(音読:中村朋絵

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産経抄

2013.1.7

【産経抄】1月7日(音読:塚本美也子)

会津は「日本における看護思想発祥の地」だと、作家の中村彰彦さんはいう。もともと会津藩には、中村さんが「日本近世史上最大の人物」とたたえる藩祖・保科正之(ほしな・まさゆき)の、慈愛の精神が受け継がれてきた。・・・(音読:塚本美也子

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