
産経抄
レーガン、ゴルバチョフの米ソ両首脳とともに冷戦終結の立役者となったサッチャー英首相は在任中、行く先々で「女性首相であることはどんな感じか」と聞かれた。そんなときは、いつもこう答えたという。「分かりません。男の首相をやったことがないから」。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
「国民情緒法」という言葉を、昨年10月の「ニューズウィーク日本版」の記事で知った。法律より国民感情を優先するという、見えざる法が、韓国に存在するというのだ。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
1994年にニューヨークの競売業者「クリスティーズ」が開いた競売で、レオナルド・ダビンチのノートが、約30億円の高値で落札された。購入したのは、米コンピューター・ソフト会社「マイクロソフト」の当時の会長ビル・ゲイツ氏だ。・・・(音読:峰田雅葉)
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SankeiBizピックアップトーク
昨年亡くなった江副(えぞえ)浩正さんは学生時代、東大新聞で広告取りのアルバイトをしていた。喫茶店や雀荘の広告ばかりだった紙面に大企業の求人広告を載せ、一気に赤字を解消したという。卒業後に設立したのが、日本リクルートセンターだ。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
旧ソ連の一つだった「グルジア」は、かつての独裁者スターリンの出身地である。おいしいワインの産地としても知られる。まもなくこの国を、「ジョージア」と呼ぶことになりそうだ。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
横田早紀江さんが上梓(じょうし)したばかりの『愛は、あきらめない』(いのちのことば社)は、書店の人生論のコーナーにあった。同じ棚には、「五十歳からの生き方」といった、50歳をテーマにした本が並ぶ。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
恐妻家であれば、「山の神」は口慣れた言葉かもしれない。俗語で妻のことを指す。なぜか。いろは歌の「有為の奥山今日越えて」に語源を求めた説がある。「山」の上(かみ)にあるのは「奥」。だから妻(奥さん)という(『日本語源広辞典』ミネルヴァ書房)。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
韓国はきのう、「開天節」という建国記念日にあたり、祝日だった。当然、役所は休みで、ソウル中央地検は、2日に小社の加藤達也前ソウル支局長への出国禁止処分を早々と15日まで延長した。・・・(音読:根岸麻衣子)
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SankeiBizピックアップトーク
リポーター:西村正行(岩手朝日テレビ、長崎国際テレビ出身)
「お好み焼きを食べたかったんよ」。
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産経抄
故伊丹十三監督が、自宅前で襲撃され重傷を負ったのは、平成4年5月だった。暴力団を徹底的に批判した映画「ミンボーの女」が、公開されてまもなくのころだ。果たして半年後、警視庁に逮捕されたのは暴力団幹部ら5人だった。・・・(音読:塚本美也子)
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SankeiBizピックアップトーク
香港と民主化運動といえば、「アジアの歌姫」と呼ばれた台湾出身の人気歌手、テレサ・テンを思い出す。活動拠点としてきた香港で1989年5月、中国の民主化を支援する野外コンサートが行われた。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
大相撲秋場所で、逸ノ城の快進撃が話題になり始めていたころ、元関脇若秩父、加藤高明(こうめい)さん(75)の訃報が届いた。往年の相撲ファンなら、昭和33年の秋場所の記憶がよみがえったことだろう。19歳で初入幕を果たした若秩父は、上位陣を次々に撃破して12勝3敗、敢闘賞に輝いた。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
大相撲秋場所で、逸ノ城の快進撃が話題になり始めていたころ、元関脇若秩父、加藤高明(こうめい)さん(75)の訃報が届いた。往年の相撲ファンなら、昭和33年の秋場所の記憶がよみがえったことだろう。19歳で初入幕を果たした若秩父は、上位陣を次々に撃破して12勝3敗、敢闘賞に輝いた。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
〈木曽のナァーなかのりさん 木曽のおんたけナンチャラホーイ 夏でも寒いヨイヨイヨイ〉。大正時代に作られたという民謡の「木曽節」の影響だろうか。長野県と岐阜県にまたがる御嶽山には、なんとなく親しみを感じてきた。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
「陶器はくさらないでしょ」「いや、くさる」。悠長に問う妻を、夫は邪険に突っぱねる。妻はさらに聞く。腐らないものはないのか。ある、と夫。「動いているもの、流れているものは、くさらない…人生だって、絶えず流れて走っていなくちゃ」。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
デジタル時代に隠し事をするのは、難しい。閲覧者を限定しても、いったんネットにあがると、「秘密保持」はなかなかできない。朝日新聞の某論説委員が、パスワードを入力しないと読めない社内報に書いた一文を週刊新潮が入手し、公表すると瞬く間に電脳空間をかけめぐった。・・・(音読:根岸麻衣子)
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SankeiBizピックアップトーク
リポーター:菊地喜美子(NHK山形出身)
山形県鶴岡市にある市立加茂水族館は2012年に「
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産経抄
「せんせい ひとのことあんたとよんでいるのは くせでしょう あんたってゆわんと はせがわとかゆいよー」。神戸市内で約40年間、小学校教員を務めた鹿島和夫さんは、子供との交換ノート「あのねちょう」を使ったユニークな作文教育で知られていた。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
ほとんどの日本人にとって、アラブは遠い存在である。曽野綾子さんによれば、簡単にしかもできるだけ深く知るには、彼らの世界の格言が役立つという(『アラブの格言』新潮新書)。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
昭和39年の東京五輪、日本はレスリングで5個の金メダルを獲得した。会場となった駒沢体育館のメーンポールに次々と上がる日の丸は、屋内にもかかわらず、見事にはためいていた。実は送風機が設置されていたのだ。粋な演出に文句を言う人はいなかった。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
昭和30年代後半といえば、高度成長のまっただ中、岡山市内でもマイカーが普及して、交通量が目立って増えていた。そんなある日、旅館を営んでいた三宅精一さんは、自宅近くの交差点で、クラクションを鳴らされ、うずくまっている目の不自由な人を見かけた。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
〈もういえない おんぶしてだっこして おかあさん〉。20年ほど前の小紙「ちびっこ俳壇」に掲載された一句だ。当時6歳だった作者の女の子は今では母親となり、同じようにわが子にせがまれているのかもしれない。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
日本列島から足早に夏が去った。彼岸の入りを過ぎて間もないが、はらはらと葉をこぼす木々の何と多いことか。長袖を急いで登板させた方も多かろう。乾いたしわぶきが方々から耳に届くのも、せっかちな秋の訪れと無縁ではあるまい。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
選挙は、武器を使わない言葉による戦争である。演説、パンフレットはもとより、知恵の限りを尽くして票をかき集める。1票でも多く票を集めた方が勝ち、という単純極まるルールで行われたスコットランド独立を問う住民投票は、「選挙戦」の名にふさわしい戦いだった。・・・(音読:根岸麻衣子)
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SankeiBizピックアップトーク
リポーター:桐田咲智代(琉球放送、札幌テレビ出身)
「カリー!」。沖縄方言で「乾杯!」
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産経抄
「まんじゅうよりうまかった」。30年以上前から、全国の刑務所で慰問活動を続けている落語家の桂才賀(さいが)さん(64)にとって、最高の褒め言葉だという。甘い物は、刑務所ではめったに食べられないごちそうだからだ。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
日本列島の真南約3200キロに位置するパラオ共和国は、美しいサンゴ礁に恵まれた、ダイバーにとっての「楽園」である。青地を背景に満月が描かれた国旗は、日の丸を参考にしたとの説があるほど、親日的な国柄でも知られる。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
山口洋子さんは、自身が経営する喫茶店で待っていた。そこへ電話が入り受話器を取ると、取材陣は何本ものマイクを突きつけた。当時の報道写真から、山口さんの昭和60年上半期の直木賞受賞が、大きな話題を呼んでいたことがわかる。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
6歳の孫娘が口の中をのぞき込んで、声を上げた。「あっ、おじいちゃん、歯がない」。「生えかわるのを待っとるんじゃ」。「田舎にはなあ、狸(たぬき)も狐(きつね)も熊さんもいるよ」と話すと、目を輝かせて聞いてくる。「恐竜もいるの!」。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
作者不詳の詩から一節を引く。「より偉大なことができるようにと/健康を求めたのに/より良きことができるようにと/病弱を与えられた」。詩の由来は詳しく知らない。一説には、ニューヨークのある病院の一室で患者が壁に書き残したという。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
こうしてこうすりゃ こうなるものと 知りつつこうしてこうなった。都々逸の文句じゃないが、朝日新聞の皆さんは、先月5日に慰安婦問題の特集記事を掲載したときに予見できた「結末」をさかなに、築地あたりで苦い酒をあおったのではあるまいか。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
イギリス人の若い女性と話していて、「蛍の光」の歌が話題になったことがある。日本でかつて英語学校の講師をしていた彼女の言葉に驚いた。「パチンコ店で聞きました。日本の歌でしょう」。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
エッセイストの三宮麻由子(さんのみや・まゆこ)さんは、小学2年のとき、先生から初めて白い杖(つえ)を渡された。幼い頃、病気で視覚を失った三宮さんにとって衝撃的な出来事だった。手を使わなくても前方が分かる。人に手を引いてもらわずに歩ける。「失った視力を取り戻したかのようにうれしかった」と振り返っている(『感じて歩く』岩波書店)。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
テニスの錦織圭選手(24)は、本当に惜しかった。きのう、全米オープン準優勝の結果について聞かれた安倍晋三首相は、こう答えていた。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
今月6日、クラウディア・レオニードブナさんは、最愛の人との思い出の詰まった自宅で、93年の生涯を静かに終えた。かつての夫の蜂谷弥三郎さん、その妻の久子さん、それぞれの人生は、過酷としか呼びようがない。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
「長嶋監督と2人で素振りをした時間ですかね」。2年前、日米通算20年間のプロ野球人生に別れを告げた松井秀喜さんは、「最も印象深いシーン」を聞かれてこう答えた。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
宋代随一の詩人、蘇軾(そしょく)は中秋の月を宝玉の皿にたとえた。「暮雲収め尽くして清寒(せいかん)溢(あふ)れ 銀漢(ぎんかん)声無く玉盤(ぎょくばん)を転ず」。日暮れの空から雲は消え去り、銀河にさえざえと光る月が音もなく昇った-。あす8日は詩の情景に劣らぬ「中秋の名月」を各地で拝めようか・・・(音読:塚本美也子)
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SankeiBizピックアップトーク
リポーター:宮本ゆみ子(FM石川出身)
慰霊のために火を入れた灯籠を川や海に流す「灯籠流し」
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産経抄
謝る、というのはなかなか厄介である。人生最大の難事といっても過言ではない。失敗をして謝らなければ、「人でなし」と罵られ、さっさと謝罪しても「謝って済む話ではない」と、相手の怒りの炎に油をさしかねない。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
大リーグでイチロー選手の挙げた功績のひとつが、過去の名選手を次々に甦(よみがえ)らせたことだ。これまで、年間最多安打でジョージ・シスラー、連続200安打でウィリー・キーラーの記録を破ってきた。・・・(音読:峰田雅葉)
産経抄記事 産経新聞1面のコラム「産経抄」を、局アナnetメンバーが毎日音読してお届けします。 [haiku url=1409051.mp3]
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産経抄
池波正太郎の小説『鬼平犯科帳』の主人公、長谷川平蔵は、実在の人物である。火付盗賊改として華々しい実績を挙げ、庶民の人気も高かった。もっとも出世には恵まれず、望んでいた町奉行にはなれなかった。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
明治の文学者、小泉八雲こと、ラフカディオ・ハーンは、蝶(ちょう)や蛍などの小さな虫をこよなく愛した。ただ、蚊は苦手だったらしい。「ブーンとやってくるその声には、やがて襲撃するその痛みがどんなたちのものであるかを、前もって知らしておくぞといった、刺すような音色がある」(平井呈一訳)。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
甲子園の数々の名勝負のなかでも、「神様がつくった」とまで言われた試合がある。昭和54年の夏の大会の3回戦で、箕島(和歌山)と星稜(石川)が繰り広げた熱戦だ。星稜が1点リードで迎えた十六回裏2死の場面だった。一塁手の加藤直樹さんが、人工芝に足を引っかけファウルフライを落球、直後にまさかの同点ホームランが出る。結局延長十八回で、箕島がサヨナラ勝ちを収めた。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
ユートピア国では、ある都市の人口が一定数を超えると、過剰人口は他の都市の人口不足にあてられる。平成3年の「国民生活白書」は、16世紀の思想家、トマス・モアの描いた理想郷の厳しい掟(おきて)に触れていた。「東京一極集中」のひずみを際立たせるためだろう。東京とその他の都市を比較、分析しながら、生活の豊かさを取り戻す道を探っていた。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
きのう通勤の道すがら、「カサカサ」と乾いた物音を路傍に聞いた。見れば一羽のスズメがセミの骸(むくろ)にちょっかいを出している。小ぶりな口に、獲物はやや大きい。持ち去ろうと羽ばたく度にくじかれ、骸が乾いた声で笑う。せみ時雨の去った晩夏に、生命のささやかな足跡を見た。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
戦後の政治家で誰がもっとも演説がうまかったか。中高年世代では、田中角栄元首相を挙げる人が多い。だみ声で政敵を攻撃し、速射砲のように数字をあげて政策を語ったかと思うと、笑わせ、最後は人情話でしんみりさせた。・・・(音読:根岸麻衣子)
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SankeiBizピックアップトーク
リポーター:さわともか(東北放送出身)
世界遺産・二条城のほど近く、大通りから少し入ったビルの間、
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産経抄
ワンピース姿の少女が、ジャーマンシェパードの盲導犬を伴っている。東京・新橋の駅前広場の片隅にある「乙女と盲導犬の像」に気づく人が、どれほどいるだろう。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
映画監督の故新藤兼人さんは、現在の広島市佐伯区の出身だ。生家は村一番の財産家で、父親は、「仏の新藤さん」と呼ばれるほどのお人よしだった。それがあだとなる。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
いわゆる「平成の大合併」で、全国の市町村の数は、半分近い約1700に減った。ひらがなやカタカナ、あるいは地理的な実態にあわない名前の市が生まれて、物議を醸したものだ。同時に、いくつかの由緒ある自治体名がなくなった。・・・(音読:塚本美也子)
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