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2018.2.21

【産経抄】2月21日(音読:峰田雅葉)

平昌冬季五輪が25日に閉会式を迎えると、入れ替わるように、球春が到来する。プロ野球のオープン戦も今週末から始まる。昨日の毎日新聞で、興味深い記事を見つけた。野球の常識が覆りつつあるというのだ。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.2.20

【産経抄】2月20日(音読:加藤亜衣子)

江戸幕府がオランダに派遣した最初の留学生は、榎本釜次郎(後の武揚(たけあき))ら15人である。現地に到着すると、ちょんまげが珍しがられて、外出もままならない。まず洋服に着替え靴をはき、帽子をかぶることから始まった。・・・(音読:加藤亜衣子

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2018.2.19

【産経抄】2月19日(音読:塚本美也子)

国民栄誉賞に輝いた羽生善治(はぶ・よしはる)棋聖(47)といえば、初の永世七冠を成し遂げた将棋界の「絶対王者」である。今月13日には、囲碁の井山裕太七冠(28)とともに授与式に臨んだ。・・・(音読:塚本美也子

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2018.2.18

【産経抄】2月18日(音読:峰田雅葉)

陰陽道に「方違(かたたがえ)」という習わしがある。目的地が禁忌の方角にあるとき、別の場所で1泊し、向かう先を「吉」の方角に変える。迂遠(うえん)な手順を昔の人はいとわなかった。回り道も人生-という根気強さは、日本人に培われた気質であり美質である。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.2.17

【産経抄】2月17日(音読:加藤亜衣子)

「拉致問題を解決し、横田めぐみさんをはじめ、全ての拉致被害者を返してもらいたい」。安倍晋三首相は9日、韓国・平昌で北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長に迫った。これに金氏が何と答えたかは、政府は「今後の交渉もあるから」(高官)として一切明かしていない。・・・(音読:加藤亜衣子

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2018.2.16

【産経抄】2月16日(音読:塚本美也子)

世界で初めて車を発明したのは、紀元前3500年ごろにメソポタミア地方に住んでいたシュメール人だという。ヨーロッパでは、馬車が自動車や鉄道以前の代表的な乗り物だった。・・・(音読:塚本美也子

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2018.2.15

【産経抄】2月15日(音読:峰田雅葉)

東京・銀座にある中央区立泰明小学校の制服をめぐる論議は、いまだ収まる気配はない。今春の新1年生から、イタリアの高級ブランド「アルマーニ」デザインの制服を導入するという。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.2.14

【産経抄】2月14日(音読:鈴木春花)

本日はバレンタインデー。その起源をたどれば、古代ローマのルペルカリア祭に行き着く。当時の若者は、狼の女神ルペルカルが住むとされる洞窟に向かい、生贄(いけにえ)のヤギを供えた。続いてヤギの皮を腰に巻き、走って丘の周りを一周する。・・・(音読:鈴木春花

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2018.2.13

【産経抄】2月13日(音読:塚本美也子)

東日本大震災による東京電力福島第1原発事故から、約1年後のことだ。国連放射線影響科学委員会(UNSCEAR)の委員長が、事故に伴う健康被害は今後も考えにくい、と発言した。ロイター通信が伝えたものの、日本ではほとんど報道されなかった。・・・(音読:塚本美也子

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2018.2.12

【産経抄】2月12日(音読:加藤亜衣子)

熊本県水俣市に住む石牟礼(いしむれ)道子さんは、文学好きの主婦だった。水俣病と関わるきっかけとなったのは、小学生の息子が患った結核である。入院していた市立病院の結核病棟の隣には、「奇病」の患者のための病棟が建てられた。うめき声が聞こえ、壁には、患者がつけたとみられる爪痕が残されていた。・・・(音読:加藤亜衣子

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2018.2.11

【産経抄】2月11日(音読:鈴木春花)

作詞家の西條八十は若い頃、東京・兜町に入り浸ったことがある。実業家の父がなした財は道楽者の兄に蕩尽(とうじん)された。自身は詩で身を立てたかったが、暮らしのために、家財を質入れして得た3千円で株を買った。・・・(音読:鈴木春花

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2018.2.10

【産経抄】2月10日(音読:塚本美也子)

「台湾加油(頑張れ)」。安倍晋三首相は8日、自身のフェイスブックに、毛筆でこう記す姿を投稿した。台湾東部の花蓮市で6日発生したマグニチュード6・4の地震を受けてのメッセージである。また、蔡英文総統宛てのお見舞いには「古くからの友人である台湾」としたため、全力支援を表明した。・・・(音読:塚本美也子

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2018.2.9

【産経抄】2月9日(音読:鈴木春花)

今も語りぐさとなるラジオ中継である。1936年のベルリン五輪女子200メートル平泳ぎ決勝で、前畑秀子と地元ドイツのマルタ・ゲネンゲルが激闘を演じていた。「前畑がんばれ!」。NHKのアナウンサーは、24回も連呼した。・・・(音読:鈴木春花

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2018.2.8

【産経抄】2月8日(音読:加藤亜衣子)

江戸時代の雪国の暮らしぶりを紹介した『北越雪譜』は、「雪国第一の用具」として、そりを挙げている。「そりをひくにはかならずうたうたふ、これをそり歌とてすなはち樵歌(きこりうた)なり」。父親や夫の歌声が聞こえてくると、女たちは一斉に迎えに出る。なんとものどかな光景である。・・・(音読:加藤亜衣子

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2018.2.7

【産経抄】2月7日(音読:峰田雅葉)

安倍晋三首相は、平成25年度の防衛大学校の卒業式で述べた訓示のなかで、2人の航空自衛隊員の名前を挙げた。11年11月に練習機がエンジントラブルを起こし、埼玉県狭山市の入間川河川敷に墜落した事故で、殉職したパイロットである。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.2.6

【産経抄】2月6日(音読:鈴木春花)

ジャイアントパンダの赤ちゃん、シャンシャンを一目見ようと、連日大勢の人たちが東京の上野動物園を訪れている。パンダは中国にとって、外交上の大きな武器でもある。・・・(音読:鈴木春花

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2018.2.4

【産経抄】2月4日(音読:塚本美也子)

相撲に「顔の傷は力士の勲章」という格言がある。顔をかばい、相手より先に手をつけば負けになる。傷を負っても顔から落ちよ、と。平幕時代の貴乃花親方(元横綱)は格言を地で行く相撲で勝ったことがある。・・・(音読:塚本美也子

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2018.2.3

【産経抄】2月3日(音読:加藤亜衣子)

「小泉八雲の再来か」。こんなキャッチコピーにひかれて、フランス語コミックの日本語版『鬼火』を読んだ。フランス人2人組が妖怪を写すという中古カメラを手に、滞在先の新潟県内や青森県・恐山を歩き回るというストーリーだ。外国人の目に映じた日本の原風景、過去と現在が興味深い。・・・(音読:加藤亜衣子

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2018.2.2

【産経抄】2月2日(音読:峰田雅葉)

ハリウッドの人気女優だったリタ・ヘイワースは、第二次大戦中、ピンナップガールとして多くの米兵たちを慰めた。1987年に68歳で亡くなったヘイワースには、アルツハイマー病の存在を世に広めた功績もある。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.2.1

【産経抄】2月1日(音読:塚本美也子)

サイバー攻撃の脅威が知られるにつれて、世界最先端の技術を保持するイスラエルが存在感を増している。『知立国家 イスラエル』(文春新書)によれば、ノーベル賞受賞者数や博士号保有数など、人口比で世界一の知的レベルを誇っている。著者の米山伸郎(のぶお)さんは、その理由の一つに独自の徴兵制を挙げていた。・・・(音読:塚本美也子

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2018.1.31

【産経抄】1月31日(音読:鈴木春花)

毎朝、布団から出るのがつらい。気象情報会社が数年前、冬の朝、目覚めてから布団を出るまでの時間について、アンケートを行ったことがある。全国平均は、13・3分だった。都道府県別ではやはり、暖かい西日本で短かった。・・・(音読:鈴木春花

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2018.1.30

【産経抄】1月30日(音読:加藤亜衣子)

「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」。平昌五輪の女子スピードスケートの金メダル候補、小平奈緒選手はシーズン前、インド独立の父、マハトマ・ガンジーの言葉を引いて抱負を語った。・・・(音読:加藤亜衣子

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2018.1.29

【産経抄】1月29日(音読:峰田雅葉)

ブラジルの最大都市サンパウロで昨年10月、大捕物があった。警察は、窃盗団が掘った、銀行の金庫に通じる500メートルものトンネルを摘発した。逮捕された16人が狙っていたのは、現金約10億レアル(約358億円)である。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.1.28

【産経抄】1月28日(音読:塚本美也子)

折りたたみ傘を持って出ようか出まいか。思案する朝が、近頃はなくなった。スマートフォンに向こう24時間の天気が示され、空模様を見るまでもない。何時にどのくらい降るかの予報は詳細かつ正確で、さして疑うこともなく鵜呑(うの)みにしている。・・・(音読:塚本美也子

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2018.1.27

【産経抄】1月27日(音読:鈴木春花)

当人はうまいことを言ったつもりで悦に入っているが、周囲は白けているという場合がある。希望の党の玉木雄一郎代表が、このところ盛んに強調する「明治レジーム(体制)からの脱却」という標語は、その典型例ではないか。ぴんとこないし、特に意味がある言葉だとも思えない。・・・(音読:鈴木春花

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2018.1.26

【産経抄】1月26日(音読:峰田雅葉)

英国のイアン・ウィルマット博士らが1997年に発表した、クローン羊「ドリー」誕生のニュースは衝撃的だった。この技術を応用すれば、「クローン人間」、つまり人間の複製も可能になるからだ。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.1.25

【産経抄】1月25日(音読:塚本美也子)

民謡『草津節』の一節にある。〈お医者様でも草津の湯でも/惚(ほ)れた病は治りゃせぬ〉。草津の湯に漬かって治らぬ病はない。恋煩いは別として、と。群馬・草津温泉といえば昔から天下に隠れもない名湯である。・・・(音読:塚本美也子

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2018.1.24

【産経抄】1月24日(音読:加藤亜衣子)

刀剣ブームが続いている。アニメやゲームを通じて、日本刀のファンになった「刀女子」が、展覧会や鑑賞会に多数訪れている。作者や持ち主、斬った相手など、逸話や伝説を知ると、名刀の鑑賞はますます楽しくなる。・・・(音読:加藤亜衣子

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2018.1.23

【産経抄】1月23日(音読:鈴木春花)

昨年12月に刊行され、評論家、西部邁(すすむ)さん(78)の最後の著作となった『保守の真髄』(講談社現代新書)のあとがきは、前代未聞の内容である。前半部分は、口述筆記してくれた娘さんにあてた遺書となっている。・・・(音読:鈴木春花

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2018.1.22

【産経抄】1月22日(音読:峰田雅葉)

米国の地方都市で秘書をしている独身女性のジェーンは、旅先のイタリアのベニスで恋に落ちる。もっとも相手の男は、妻子がいることを隠していた。「旅情」は1955年に公開された、キャサリン・ヘプバーン主演の映画である。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.1.21

【産経抄】1月21日(音読:塚本美也子)

新聞は3つに大別できるという。配達されて、まだ読んでいないもの。ざっと目を通しただけで、すぐ手を伸ばせるところに置いておくもの。「これはまさしくシンブンである」と、作家の向田邦子さんが昔日のエッセー『新聞紙』に書いている。・・・(音読:塚本美也子

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2018.1.20

【産経抄】1月20日(音読:峰田雅葉)

やはり日本の報道機関には、決定的に危機感も問題意識も足りない。トランプ米大統領が17日、「偏向し不公平で虚偽の報道」に贈る「フェイク(偽)ニュース賞」を発表した件である。トップ10にはCNNテレビが4つ、ニューヨーク・タイムズ紙が2つなど、大手マスコミの報道が選ばれていた。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.1.19

【産経抄】1月19日(音読:塚本美也子)

4年前に台湾で大ヒットした野球映画「KANO」は、実話が基になっている。日本統治下時代の台湾では代表チームが、日本で行われる全国大会に参加していた。といっても、出場する選手はほとんどが日本人である。・・・(音読:塚本美也子

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2018.1.18

【産経抄】1月18日(音読:加藤亜衣子)

昭和55年7月、直木賞の選考会で、委員になったばかりの山口瞳さんはあせっていた。「明らかに私より小説が上手」と認める作家が、落選しそうだ。「向田邦子は、もう51歳なんですよ。そんなに長くは生きられないですよ」。・・・(音読:加藤亜衣子

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2018.1.17

【産経抄】1月17日(音読:峰田雅葉)

安倍晋三首相は、日本の首相として初めてバルト三国を訪れた。戦前この地には、「諜報の神様」と呼ばれた小野寺信(まこと)が陸軍武官として赴任している。1941年から敗戦までは、スウェーデンに駐在した。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.1.16

【産経抄】1月16日(音読:塚本美也子)

「市民のみなさまと市役所を直接結びつけるのが仕事です」。黒澤明監督の名作「生きる」は、こんな表示を掲げる、市役所の市民課が舞台である。といっても、住民が窓口を訪れて、「公園を造ってほしい」と訴えても、他の課にたらい回しするだけだ。志村喬さんが扮(ふん)する課長は、機械のようにひたすら書類にはんこを押していた。・・・(音読:塚本美也子

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2018.1.15

【産経抄】1月15日(音読:鈴木春花)

人気アニメ「ムーミン」の舞台となるのはどこの国? 大学入試センター試験の「地理B」の出題が話題を呼んでいる。「フィンランド」の正解を得られなかったのか、一部の受験生がインターネット上にぼやきの声を寄せている。・・・(音読:鈴木春花

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2018.1.14

【産経抄】1月14日(音読:加藤亜衣子)

雪とよしみを通じた地方では、言葉が寒暖計の代わりになる時代もあったらしい。「しわら寒い」という表現を、『新潟県雪ことば辞典』に教わった。魚沼地方の方言で、穏やかに寒い状態とある。似た言葉だが、「しはら寒い」は防寒具を着てなお身震いするほどの寒さという。・・・(音読:加藤亜衣子

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2018.1.13

【産経抄】1月13日(音読:峰田雅葉)

小紙前北京特派員の矢板明夫記者の近著『習近平の悲劇』には、習政権が平成24年末から25年初めにかけて、本気で尖閣諸島(沖縄県石垣市)を奪うことを考えていたとのさわりがある。中国軍関係者の証言である。ちょうど第2次安倍晋三政権発足の時期と重なる頃だ。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.1.12

【産経抄】1月12日(音読:塚本美也子)

平成2年に86歳で亡くなった作家の幸田文は、和服をこよなく愛した。幾十枚に及ぶ着物について、時折思い返し、時代の流れと「女の履歴」を感じてきた。・・・(音読:塚本美也子

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2018.1.11

【産経抄】1月11日(音読:鈴木春花)

「福沢諭吉が現代に蘇(よみがえ)ったら、何と言うだろうか?」。帯紙の惹句(じゃっく)にひかれて読み始めた。拓殖大学学事顧問、渡辺利夫さんの新刊『決定版 脱亜論』(育鵬社)である。「我(わ)れは心に於(おい)て亜細亜東方の悪友を謝絶するものなり」。・・・(音読:鈴木春花

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2018.1.10

【産経抄】1月10日(音読:加藤亜衣子)

事件が起きたのは、1994年1月の米デトロイトである。女子フィギュアスケートのナンシー・ケリガン選手が何者かに襲われ、右足を負傷した。事件は思わぬ展開を見せる。・・・(音読:加藤亜衣子

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2018.1.9

【産経抄】1月9日(音読:鈴木春花)

プロテニスの国際大会を観戦したことのある人なら、「チャレンジシステム」をご存じだろう。選手は主審の判定に不満があると、電子審判システムに判断をゆだねる。昨年秋に開催された若手のトップ選手による大会では、このシステムが「アウト」のコールをすべて行った。・・・(音読:鈴木春花

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2018.1.8

【産経抄】1月8日(音読:鈴木春花)

航空業界は昨年、大変な偉業を成し遂げた。オランダにある国際機関によると、全世界で発生した死者を伴う航空機事故は10件あり、44人が死亡している。ジェット旅客機の死亡事故はゼロだった。・・・(音読:鈴木春花

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2018.1.7

【産経抄】1月7日(音読:峰田雅葉)

阪神の監督に就いて間もない星野仙一さんが、球場の整備係を呼び出した。高知で行われた16年前の春季キャンプである。苦情か怒声か、世に聞こえた「鉄拳」か。身を硬くした担当者を、新監督は溶け落ちそうな笑みで迎え、拍子抜けさせている。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.1.6

【産経抄】1月6日(音読:加藤亜衣子)

「末は博士か大臣か」。かつてはごく日常的に使われ、昭和38年上映の映画のタイトルともなったこの言葉は、とっくに死語と化したと思っていた。ところが、第一生命保険が4日発表した「大人になったらなりたい職業」の調査結果で、男の子では15年ぶりに「学者・博士」が1位となった。・・・(音読:加藤亜衣子

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2018.1.5

【産経抄】1月5日(音読:加藤亜衣子)

日英同盟が結ばれたのは1902年である。当時の日本にはまだ大型艦の建造技術はなく、多くの艦艇を英国に発注した。装甲巡洋艦「出雲」もその一つだった。「初代は日露戦争で運用されて勝つことができた」。・・・(音読:加藤亜衣子

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2018.1.5

【産経抄】1月4日(音読:峰田雅葉)

元日のコラムで、明治の知識人の発信力について書いた。ならば新渡戸稲造の『武士道』と並んで、明治時代の日本人が英語で執筆した歴史的名著、『代表的日本人』を忘れるわけにはいかない。・・・(音読:峰田雅葉

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2018.1.5

【産経抄】1月3日(音読:鈴木春花)

元日は、塩野七生(ななみ)さんの『ギリシア人の物語I』を読んで過ごした。記述のほとんどが、アケメネス朝ペルシアとギリシア都市国家の連合軍との戦争に費やされている。紀元前479年、ペルシア王の重臣だったマルドニウスは一計をめぐらす。・・・(音読:鈴木春花

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2018.1.1

新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

いつも産経抄音読コンテンツをご愛聴いただきありがとうございます。

明日2日はお休みで、3日、4日の産経抄音読コンテンツは5日の朝に公開いたします。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。