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2019.3.2

【産経抄】3月2日(音読:鈴木春花)

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領がお膳立てしたトランプ米大統領と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長とのお見合いは今回、不首尾に終わった。文氏が米朝それぞれにささやいた甘い仲人口は、双方の期待をふくらませた分、罪深い。会談後のトランプ氏の記者会見の様子は、すっかり熱が冷めたようだった。・・・(音読:鈴木春花

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2019.3.1

【産経抄】3月1日(音読:峰田雅葉)

「曲学阿世(きょくがくあせい)」という四字熟語がある。サンフランシスコ平和条約の締結に際して、吉田茂首相が南原(なんばら)繁東大総長を非難する際に使われた。中国前漢の武帝の時代に、袁固生(えんこせい)という老学者が、年下の公孫弘(こうそんこう)に対して、いましめた言葉だ。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.2.28

【産経抄】2月28日(音読:加藤亜衣子)

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が、「建国の起点」と位置づける「三・一独立運動」の100周年記念日が明日に迫った。日本統治下の朝鮮で1919年3月1日、京城(現ソウル)に集まった人々が独立を宣言し、デモが全土に広がった。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.2.27

【産経抄】2月27日(音読:鈴木春花)

「私は『かわいそうに』と言われることが一番嫌いです」。児童養護施設に暮らす女子高校生が、愛読している作家、有川浩(ひろ)さんに手紙を書いた。世の中に私たちのことを正しく知ってもらいたい。・・・(音読:鈴木春花

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2019.2.26

【産経抄】2月26日(音読:塚本美也子)

日本文学者のドナルド・キーンさんは、「東北に対する私の偏見」と題した講演を行ったことがある。日本に興味を持ち始めたころ、寒くて暗い印象を持っていたという。偏見を取り去ってくれたのが、松尾芭蕉の『奥の細道』である。昭和21年、米コロンビア大学の日本文学の授業で出合った。・・・(音読:塚本美也子

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2019.2.25

【産経抄】2月25日(音読:峰田雅葉)

トランプ米大統領も狙っているノーベル平和賞は、とても無理だとあきらめたのか、物理学賞を本気で狙っているのだろう。あの鳩山由紀夫元首相が、北海道で起きた最大震度6弱の地震を「人災だ」と断定した。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.2.24

【産経抄】2月24日(音読:加藤亜衣子)

その道の名人達者は、世界の見え方が凡下とまるで異なるらしい。▼「打撃の神様」と呼ばれたプロ野球巨人の川上哲治は、好調時に立つ打席で「ボールが止まって見える」と勇ましかった。空中で人間離れした技を繰り出す体操の内村航平選手は、体育館の天井や壁の景色を絵に描いて、記憶に刻みつけたという。どれほど体が回ろうと、自分の体がいまどの位置にあるか分かるのだ、と。時間さえもわが物にした人だけが、たどり着ける境地だろう。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.2.22

【産経抄】2月22日(音読:峰田雅葉)

アレルギーという言葉は20世紀のはじめ、オーストリアで生まれた。かつて日本では、原因がわからない病気は何でもアレルギーと呼んでいた。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.2.21

【産経抄】2月21日(音読:加藤亜衣子)

昭和50年5月に初来日したエリザベス英女王は、なかなかの日本通だった。歌舞伎の「黒子」の知識があり、楽焼の茶碗(ちゃわん)を手に取れば、即座に「ろくろ」と日本語を口にした。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.2.20

【産経抄】2月20日(音読:塚本美也子)

ノーベル賞のなかでも、平和賞だけはなぜこの人がと、しばしば疑問の声が上がる。「核なき世界に向けた構想と努力」を理由に、2009年に受賞したオバマ前米大統領もその一人である。米メディアは保守、リベラルを問わず、「早すぎる受賞」への懸念を示していた。・・・(音読:塚本美也子

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2019.2.19

【産経抄】2月19日(音読:鈴木春花)

「嘘というものはな、釣り針に似ている」。宮部みゆきさんの時代小説『桜ほうさら』で、主人公が父親の訓話を思い出す場面がある。釣り針には、魚の口に引っかかったら容易に外れぬように、返しがついている。「それでも抜こうと思うならば、ただ刺さっているときよりもさらに深く人を傷つけ、己の心も抉(えぐ)ってしまう」。・・・(音読:鈴木春花

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2019.2.18

【産経抄】2月18日(音読:加藤亜衣子)

学徒出陣で召集された若者の多くが、『万葉集』を携えていた。京都帝国大学文学部を繰り上げ卒業して海軍航空隊に入隊した、直木孝次郎さんもその一人である。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.2.17

【産経抄】2月17日(音読:峰田雅葉)

俳優の杉良太郎さん(74)は初めてベトナムを訪ねた折、孤児院で1人の少女と出会った。30年近く前のことである。お土産のチョコレートには、手を付けようとしない。「早く食べなさい」。うなずく杉さんを、少女はじっと見つめてつぶやいた。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.2.16

【産経抄】2月16日(音読:塚本美也子)

マッカーサーを気取っているのか。立憲民主党の枝野幸男代表は14日、自身が小学6年生の男児を子育て中だと語った上で、安倍晋三首相をくさした。「首相が小学6年生並みだ。下手をすると、うちの息子の方がまだましでないか」。安倍政権は子供じみているというのである。・・・(音読:塚本美也子

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2019.2.15

【産経抄】2月15日(音読:鈴木春花)

糖尿病で入院中の会社の先輩からメールが届いた。韓国による昨今の嫌がらせの数々に、怒り心頭に発している様子である。確かに韓国国会の文喜相(ムン・ヒサン)議長の暴言に至っては、一線を越えてしまった感がある。・・・(音読:鈴木春花

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2019.2.14

【産経抄】2月14日(音読:塚本美也子)

寄席の楽屋で耳よりな話を聞いた。家賃のいらない家があるというのだ。しかも長屋は新しく、電気も水道もある。喜んで引っ越したら、とんだ「なめくじ長屋」だった。もともと池だったところで、ジメジメしてナメクジと蚊の大群が押し寄せてくる。・・・(音読:塚本美也子

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2019.2.13

【産経抄】2月13日(音読:加藤亜衣子)

国際オリンピック委員会(IOC)の副会長を務めた清川正二(まさじ)さんは、講演でドーピング問題に触れるたびに話題にしていた。日本人女性初の金メダリストとなった兵藤(旧姓・前畑)秀子さんが飲み込んだ、神社のお守りの話である。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.2.11

【産経抄】2月11日(音読:塚本美也子)

文部科学相が「教育勅語」と口にしただけで目くじらを立てる方々は腰を抜かすかもしれない。戦前の歴史教科書は天照大神(あまてらすおおみかみ)から始まるのが定番だった。社内の資料室にあった尋常小学校教科書の復刻版を開くと、古事記や日本書紀に伝えられてきた日本国誕生の物語から始まる。・・・(音読:塚本美也子

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2019.2.10

【産経抄】2月10日(音読:鈴木春花)

いつにない冷え込みに眠りを妨げられ、時計の目覚ましが鳴るより早く床を抜け出た。明け切らぬ町を最寄り駅へと急ぐ。寝息を立てる近隣の屋根、沿道の植え込みには、粉砂糖をまぶしたほどの雪がすでに積もっていた-。9日朝の東京である。・・・(音読:鈴木春花

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2019.2.9

【産経抄】2月9日(音読:峰田雅葉)

どうやら、柳の下に二匹目のドジョウはいないようである。野党は厚生労働省の「毎月勤労統計」が不適切な調査だと発覚した際、平成19年5月の第1次安倍晋三政権時代に明るみに出た「消えた年金問題」の再来だと意気込んだ。安倍政権が倒れる端緒となった不祥事だった。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.2.8

【産経抄】2月8日(音読:塚本美也子)

表向き肉食が禁じられていた江戸時代でも、薩摩(鹿児島)では普通に豚肉が食べられていた。それに目を付けたのが、豚肉が大好物だった最後の将軍、徳川慶喜である。「豚一殿(ぶたいちどの)」というあだ名がついたほどだ。・・・(音読:塚本美也子

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2019.2.7

【産経抄】2月7日(音読:加藤亜衣子)

ホワイトハウスに悲報がもたらされたのは、1986年1月28日の朝だった。スペースシャトル「チャレンジャー」の爆発事故である。レーガン米大統領とスタッフは、その日の夜に議会で行う一般教書演説の打ち合わせの最中だった。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.2.6

【産経抄】2月6日(音読:峰田雅葉)

早くに妻を亡くした人形作家のハルさんの一人娘、ふうちゃんが、結婚式を挙げる。式場に向かうハルさんは、娘が成長の過程で遭遇したいくつもの事件を思い出す。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.2.5

【産経抄】2月5日(音読:塚本美也子)

南部アフリカのアンゴラでは、1975年の独立以来、27年間も内戦が続いた末にようやく終息した。かくも長引いたのは、政府、反政府勢力がそれぞれ、豊富な石油、ダイヤモンドの利権を押さえていたからだ。両勢力とも戦争資金に事欠かず、武器補給が途絶えることがなかった。・・・(音読:塚本美也子

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2019.2.4

【産経抄】2月4日(音読:鈴木春花)

さあ、北海道へ行こう。という気分が、今ひとつ出てこない。昨年の北海道胆振東部地震の影響で落ち込んだ観光産業を支援しようと、観光庁が音頭をとっている「元気です北海道」キャンペーンも絶賛開催中なのだが、中年鉄道愛好家には、どうも食指が動かない。・・・(音読:鈴木春花

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2019.2.3

【産経抄】2月3日(音読:加藤亜衣子)

明治生まれの詩人、坂村真民に『二度とない人生だから』という情味豊かな一編がある。一輪の花に愛を注ごう、一匹の虫も踏まぬよう心しよう-と誓った詩はこう続く。〈一ぺんでも多く/便りをしよう/返事はかならず/書くことにしよう〉。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.2.2

【産経抄】2月2日(音読:峰田雅葉)

日教組の今年の教育研究全国集会が1日、北九州市で始まった。集会で岡島真砂樹委員長は強調したという。「憲法、平和と民主主義、そして教育の危機がさらに緊迫度を増している」。旧態依然、時代錯誤、頑迷固陋(ころう)…といった四字熟語が頭に浮かぶ。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.2.1

【産経抄】2月1日(音読:塚本美也子)

「節分には必ずお化けが出た」と直木賞作家の松井今朝子(けさこ)さんはいう。生家である京都・祇園町の日本料理店に訪ねてくる、仮装した芸妓(げいこ)さんや舞妓(まいこ)さんを指す。豆まき同様に、冬から春の変わり目に生じる魔=鬼を払う意味があった。・・・(音読:塚本美也子

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2019.1.31

【産経抄】1月30日(音読:鈴木春花)

「この道ひとすじなんて言葉は絶滅しちゃったんだなあ。橋本治ってヒトを見てるとつくづく思う」。35年前のインタビュー記事は、軽い調子の書き出しである。・・・(音読:鈴木春花

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2019.1.30

【産経抄】1月30日(音読:加藤亜衣子)

『罵詈(ばり)雑言辞典』を編集した奥山益朗(ますろう)さんは、前書きでぼやいている。「日本語は実に罵言の貧困な言葉だ」「ことに東京を中心とした共通語には、ロクな罵語がない」。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.1.29

【産経抄】1月29日(音読:鈴木春花)

作家の故水上勉は、9歳のときに京都の寺に預けられた。やがて寺を飛び出し、42歳で直木賞を受賞して流行作家になるまで、職を転々とする。薬の行商、役所勤め、中国での苦力(クーリー)監督、代用教員など、その数は30を超えた。・・・(音読:鈴木春花

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2019.1.28

【産経抄】1月28日(音読:峰田雅葉)

「テニスでは、あと一本で勝つという時が難しい。人間って必ず欲、煩悩が出るから。何がなんでも勝ちたいという気持ちが出てしまう。それを『待ってました!』とばかりに相手に見取られてしまう」。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.1.27

【産経抄】1月27日(音読:塚本美也子)

ロシアのプーチン大統領は隠れもない柔道の達者である。総本山の講道館(東京都文京区)をこれまで何度か訪ねており、平成12年には六段と紅白帯を贈られてもいる。同僚記者が昨年、講道館に問い合わせた。「その後、新たな段位を贈られましたか」。・・・(音読:塚本美也子

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2019.1.26

【産経抄】1月26日(音読:加藤亜衣子)

戦後日本文学界を代表する作家、三島由紀夫は漫画好きだった。「私は自分の小学生の娘や息子と、少年週刊誌を奪ひ合つて読むやうになつた」(『劇画における若者論』)。ちばてつやさんの『あしたのジョー』の続きを読むために、夜中に週刊少年マガジン編集部を直接訪ねた逸話もある。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.1.25

【産経抄】1月25日(音読:鈴木春花)

『半七捕物帳』の作者、岡本綺堂が若い頃の東京には、まだ江戸の情緒が残っていた。インフルエンザが猛威を振るった明治23年から翌年にかけて、江戸時代に流行(はや)った「お染風」の呼び方が復活する。・・・(音読:鈴木春花

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2019.1.24

【産経抄】1月24日(音読:峰田雅葉)

驚いたことに40年以上も前に刊行された本が、昨年12月から新装版として書店に並んでいる。故山本七平さんの『「空気」の研究』(文春文庫)である。山本さんは、日本社会を「大きな絶対権をもった妖怪」である「空気」をキーワードに分析する。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.1.23

【産経抄】1月23日(音読:塚本美也子)

「情熱の歌人」と呼ばれた与謝野晶子は明治45年、シベリア鉄道で一人パリに向かった。前年に渡欧した夫の寛の後を追ったのだ。・・・(音読:塚本美也子

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2019.1.22

【産経抄】1月22日(音読:加藤亜衣子)

映画は、学生たちが大使館に押し入り、多数の外交官を人質にする場面で始まる。1979年11月にイスラム革命後のイランで起きた、米大使館占拠事件である。実は6人の職員が裏口から脱出して、カナダ大使公邸にかくまわれていた。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.1.21

【産経抄】1月21日(音読:峰田雅葉)

流れ星はかつて、夜這星(よばいぼし)と呼ばれていた。清少納言も『枕草子』のなかで、「よばひぼしすこしをかし。尾だになからましかば、まいて」と書いている。「流れ星も興味深い。尾がなければもっといいのに」。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.1.20

【産経抄】1月20日(音読:塚本美也子)

冬木立の下を歩くと、ふと気付くことがある。裸の枝が織りなす網の目を透かし、仰ぎ見る空は思いのほか青い。揚げ損ねの洋凧(ようだこ)を召し捕ったサクラの枝は、すでに新たな季節の予感をふくらみの中に宿している。・・・(音読:塚本美也子

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2019.1.19

【産経抄】1月19日(音読:峰田雅葉)

「北と南が手を握って日本の罪悪を暴き…」。北朝鮮の李種革(リ・ジョンヒョク)・朝鮮アジア太平洋平和委員会副委員長は昨年11月、韓国での国際シンポジウムでこう訴えた。韓国最高裁がいわゆる徴用工訴訟で、日本企業に損害賠償を命じる確定判決を出したことを受けての共闘宣言である。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.1.18

【産経抄】1月18日(音読:塚本美也子)

「結婚は簡単だが、離婚は難しい」。英国のチャールズ皇太子とダイアナ妃が繰り広げた泥沼の離婚劇は、この言葉をまざまざと思い出させてくれた。二人の間には、結婚当初からすきま風が吹いていたらしい。・・・(音読:塚本美也子

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2019.1.17

【産経抄】1月17日(音読:鈴木春花)

現在なら、監督失格である。「肩が痛い」と訴えても、「たるんどる」の一言ですまされた。今年の野球殿堂入りを果たした権藤博さん(80)は歯を食いしばって、来る日も来る日もマウンドに上がり続けた。・・・(音読:鈴木春花

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2019.1.16

【産経抄】1月16日(音読:峰田雅葉)

昨日の全豪オープンテニス男子1回戦、錦織圭選手は2セットダウンからの逆転勝ちだった。12日に82歳で亡くなった女優の市原悦子さんは著書で、そんな錦織選手に苦言を呈している。「もっと余裕をもって勝たなきゃ…上までいかない」(『白髪のうた』)。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.1.15

【産経抄】1月15日(音読:加藤亜衣子)

ソルトレークシティー五輪の招致をめぐる買収スキャンダルを地元テレビがすっぱ抜いたのは、1998年の暮れだった。国際オリンピック委員会(IOC)の委員10人が、追放あるいは辞任に追い込まれる事態に発展する。・・・(音読:加藤亜衣子

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2019.1.14

【産経抄】1月14日(音読:塚本美也子)

本紙で新たに連載が始まった「日本人の心」の武将、楠木正成は数え16歳で元服した。12歳で初陣の正成にしては遅かったとか。時は流れ、現代の若者は7割以上が成人式は「20歳で」と希望している。・・・(音読:塚本美也子

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2019.1.13

【産経抄】1月13日(音読:鈴木春花)

休日の昼下がりに、父と兄と妹が3人でテレビを見ている。「お父さんとお兄ちゃんは、あんまし話さないけど…」。妹のナレーションにやおら立ち上がった父は、左腕から右腕、あごの順に自分の体をなでていく。野球のブロックサインらしい。・・・(音読:鈴木春花

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2019.1.12

【産経抄】1月12日(音読:峰田雅葉)

ふと「盗人(ぬすっと)猛々(たけだけ)しい」という言葉は、韓国にもあるのだろうかと気になった。調べると「賊反荷杖(チョクバンハジャン)」がそれに当たるという。泥棒が逆ギレし、あべこべに鞭(むち)を振り上げる様子を表す。文在寅大統領が10日の記者会見で、いわゆる徴用工問題をめぐり日本を批判するのを見て連想した。・・・(音読:峰田雅葉

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2019.1.11

【産経抄】1月11日(音読:塚本美也子)

テレビの旅番組が花盛りである。タレントがどこかの国に出かけて美しい風景を紹介し、珍しい料理に舌鼓を打つ。あらかじめ現地のコーディネーターが決めたスケジュールに沿って、撮影は進む。・・・(音読:塚本美也子

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2019.1.10

【産経抄】1月10日(音読:鈴木春花)

幼い頃の思い出として多くの人が肩車を挙げる。詩人の長田弘さんもその一人だった。「わたしは巨人だ。ちっちゃな巨人だ。わたしの見ているものはほかの誰にも見えないものだ」。「肩車」という詩に、父親の肩の上から見た光景をつづっている。・・・(音読:鈴木春花

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