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2020.5.19

【産経抄】5月19日(音読:塚本美也子)

中国文学者、井波律子さんの訃報が届いた。コラムのネタに困るたびに手に取ったのが、井波さんの著作である。中国の長い歴史は、英雄から大悪人まで多彩な人物を生み出してきた。井波さんは、彼らが残したエピソードをわかりやすく紹介してくれるからだ。・・・(音読:塚本美也子

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2020.5.18

【産経抄】5月18日(音読:鈴木春花)

NHKに厳しい目は向けても、大河ドラマと朝ドラは楽しみという方は多いだろう。「麒麟がくる」と「エール」の一時休止が発表された。“中止”かと早合点した同僚、上司からは「濃姫(帰蝶)役の女優は気に入っていたのに」「もう受信料は払えないな」との声も漏れた。・・・(音読:鈴木春花

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2020.5.17

【産経抄】5月17日(音読:峰田雅葉)

左手にはめた腕時計を、鏡の向こうの自分は右手にはめている。鏡に映った自分の姿が、左右逆さまに見えるのはなぜか。実は、知らず知らずのうちに行う視点の切り替えが、見え方にかかわっているのだという。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.5.16

【産経抄】5月16日(音読:加藤亜衣子)

検察官の定年を延長する検察庁法改正案をめぐる論議がかまびすしい。いわく「検察官の中立性、三権分立を損なう」(立憲民主党の枝野幸男代表)、「検察の中立性、独立性を著しく害する」(国民民主党の玉木雄一郎代表)。時の政権による捜査介入を許しかねないとの主張である。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.5.15

【産経抄】5月15日(音読:塚本美也子)

作家の田辺聖子さんが91歳で亡くなったのは、昨年6月だった。当時のコラムで、田辺さんが残した箴言(しんげん)をいくつか紹介した。改めて田辺さんの言葉を集めた本を開くと、新型コロナウイルスに振り回される今の世情を予想していたかのようである。・・・(音読:塚本美也子

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2020.5.14

【産経抄】5月14日(音読:鈴木春花)

自宅でゆっくり活字を追う人が増えたからだろうか。雑誌『正論』のバックナンバー、とりわけ「歴史戦2冊セット」の売れ行きがいいそうだ。韓国で始まった泥仕合が、その歴史戦に影響を与えるかもしれない。・・・(音読:鈴木春花

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2020.5.13

【産経抄】5月13日(音読:峰田雅葉)

中学生の頃、高木彬光(あきみつ)さんの小説『検事霧島三郎』を読んで、検事にあこがれた。現在のお気に入りは、『検事の本懐』をはじめとする、柚月裕子(ゆづきゆうこ)さんの「佐方貞人(さかたさだと)シリーズ」である。ボサボサの髪によれよれのスーツ。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.5.12

【産経抄】5月12日(音読:加藤亜衣子)

4年前の東京都知事選で圧勝した小池百合子知事が掲げていた公約が、7つのゼロである。その一つが「満員電車ゼロ」だった。実現するためのアイデアとして話題になったのが、2階建て車両の導入である。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.5.11

【産経抄】5月11日(音読:塚本美也子)

大正中期に日本でも猛威を振るったスペイン風邪は、多くの著名人を巻き込んだ。歌人の与謝野晶子もその一人である。11人いた子供のうちの1人が小学校で感染して、家族全員に広がった。・・・(音読:塚本美也子

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2020.5.10

【産経抄】5月10日(音読:鈴木春花)

「六歌仙」の一人、在原業平に手紙が届いた。「急用」と称した母からの便りである。封を切ると文章はなく、そこには歌一首のみが書かれていた。〈老いぬればさらぬ別れのありといへば/いよいよ見まくほしき君かな〉。・・・(音読:鈴木春花

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2020.5.9

【産経抄】5月9日(音読:峰田雅葉)

政府や安倍さん(晋三首相)批判のためのデマや偏向報道はやめませんか-。危機管理血液内科医の中村幸嗣さんは8日、自身のブログで呼び掛けた。それによると心臓外科医の渋谷泰介さんが7日に、テレビ朝日番組に関してフェイスブックに記した投稿が医療界で話題になっている。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.5.8

【産経抄】5月8日(音読:塚本美也子)

今月12日に生誕200年を迎えるフローレンス・ナイチンゲールといえば、日本では「白衣の天使」のイメージが強い。看護師として名声を得たのは19世紀半ば、クリミア戦争に従軍してからだ。英軍の野戦病院で献身的に負傷兵の看護にあたる様子が、新聞記者によって母国に伝えられた。・・・(音読:塚本美也子

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2020.5.6

【産経抄】5月6日(音読:鈴木春花)

今月14日は「種痘記念日」である。1796年のこの日に、英国の医学者、エドワード・ジェンナーが行った実験に由来する。当時、死亡率の高い天然痘は悪魔の病気として恐れられていた。ただし酪農の従事者だけは、かかっても軽症で済んでいた。・・・(音読:鈴木春花

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2020.5.5

【産経抄】5月5日(音読:塚本美也子)

本日は「こどもの日」、「端午の節句」である。数日前からスーパーで、この時期盛りを迎える菖蒲(しょうぶ)を見かけるようになった。風呂に入れて菖蒲湯にするためだ・・・(音読:塚本美也子

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2020.5.4

【産経抄】5月4日(音読:峰田雅葉)

連続ドラマなどで感動を呼ぶ回を「神回」というのだそう。再放送だが「傑作選」との宣伝文句についまたチャンネルを合わせてしまった。フジテレビ系番組だからではない。長澤まさみさん扮(ふん)する天才詐欺師が悪徳商人らから金を巻き上げる「コンフィデンスマンJP 美術商編」。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.5.3

【産経抄】5月3日(音読:加藤亜衣子)

巨人監督時代の長嶋茂雄さんが、何人かの米大リーグ監督と対談した。監督業の心得とは-。長嶋さんの問いに1人が答えた。先発する9人のうち「監督に従う者は3人、態度未定が3人、反抗する者が3人だ」。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.5.2

【産経抄】5月2日(音読:塚本美也子)

持病の潰瘍性大腸炎の悪化で、安倍晋三首相が第1次政権を手放したのは平成19年9月のことである。安倍首相は、その2年余り後に認可された新薬アサコールが画期的に効き、病は寛解(消失)状態となって復活を果たす。だが、アサコールは海外では15年以上前から使われていた。・・・(音読:塚本美也子

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2020.5.1

【産経抄】5月1日(音読:鈴木春花)

獣の一族と鳥の一族が戦争を始めた。「私は全身に毛が生えているから獣です」「私は羽があるから鳥です」。イソップ物語では、コウモリは獣と鳥両方にいい顔をしようとする。コウモリはれっきとした哺乳類である。・・・(音読:鈴木春花

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2020.4.30

【産経抄】4月30日(音読:加藤亜衣子)

レオナルド・ダビンチが残した「レスター手稿」と呼ばれるノートは、世界一高価な本として知られる。やはり世界一の富豪であるビル・ゲイツさんが1994年に約30億円で手に入れた。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.4.29

【産経抄】4月29日(音読:峰田雅葉)

桜の花の舞い散る中で入学式が行われるのは日本の伝統、というわけではないらしい。欧米の教育制度を導入した明治のはじめ、9月入学が主流だった。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.4.28

【産経抄】4月28日(音読:塚本美也子)

月刊『Hanada』の編集長、花田紀凱(かずよし)さんも在宅勤務を余儀なくされている。雑誌編集者の仕事は、人との「濃厚接触」なしには成り立たない。時間が余った花田さんは、「1年1作家シリーズ」を再開した。・・・(音読:塚本美也子

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2020.4.27

【産経抄】4月27日(音読:加藤亜衣子)

家でぶらぶらしていると、いや、もとい。在宅勤務にいそしんでいると、ついつい再放送ばかりのテレビを見てしまう。「これが本当のテレワークだ」とつぶやいても、誰も聞いてはくれないが、たまにはためになる番組もある。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.4.26

【産経抄】4月26日(音読:鈴木春花)

人の死を表す言葉には、多くの婉曲(えんきょく)な言い回しがある。「逝去する」「他界する」「永眠する」「瞑目(めいもく)する」…。病気であれ、災害であれ、事件や事故であれ、新聞記者という仕事柄、人の死を避けては通れない。・・・(音読:鈴木春花

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2020.4.25

【産経抄】4月25日(音読:塚本美也子)

中国外交について、老獪(ろうかい)だのしたたかだのと高く評価する人がいるのが、ずっと疑問だった。共産党一党独裁の国だから上意下達が徹底しているだけで、実は柔軟性に乏しく墓穴を掘ることも多いのではないかと。新型コロナウイルスをめぐる情報戦もその様相を呈している。・・・(音読:塚本美也子

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2020.4.24

【産経抄】4月24日(音読:加藤亜衣子)

新聞の紙面は連日、新型コロナウイルス関連のニュースで埋まっている。例外の一つが昨日の都内版の記事だった。昨年、都内で起きた住宅火災の死者は83人に上る。そのうち4割超がたばこの不始末が原因だった。寝たばこが疑われるケースも倍増している。東京消防庁によれば、寝たばこ火災は発見が遅れがちで、特に危険である。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.4.23

【産経抄】4月23日(音読:峰田雅葉)

千葉県鴨川市の公園に、ある医師の弔魂碑が建っている。全国にコレラが蔓延(まんえん)した明治10(1877)年に、この地で殉職した沼野玄昌(ぬまの・げんしょう)である。西洋医学を習得した玄昌は政府から派遣されて、防疫と治療に当たった。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.4.22

【産経抄】4月22日(音読:塚本美也子)

通産官僚だった故堺屋太一さんが生まれて初めて書いた小説は、100万部を超えるベストセラーとなった。『油断!』というタイトルもよかった。中東からの石油の輸入がもし途絶えたら、どうなるか。文字通り、油が断たれた日本のパニック状態を描いていたからだ。・・・(音読:塚本美也子

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2020.4.21

【産経抄】4月21日(音読:鈴木春花)

今年1月から2月にかけて開催されたテニスの四大タイトルの一つ、全豪オープンの男子シングルスに優勝したのは、セルビア出身のノバク・ジョコビッチ(32)だった。獲得した優勝賞金は、日本円にして約3億円である。スポンサーからの契約金を含めると、年収は数十億円に達する。日本でも錦織圭や大坂なおみの活躍により、テニスには華やかなイメージがつきまとう。・・・(音読:鈴木春花

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2020.4.20

【産経抄】4月20日(音読:加藤亜衣子)

幕末の思想家、吉田松陰の行動力には、かぶとを脱ぐ。20歳のときに九州に遊学したのを皮切りに、日本全国をひたすら歩き回った。行程をあわせると、1万3千キロにも及ぶ。旅の先々で、学者に教えを請い、多くの詩を詠んだ。ついにはアメリカへの密航を企てて失敗、長州藩の獄舎、野山獄に投じられる。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.4.19

【産経抄】4月19日(音読:峰田雅葉)

英単語のつづりには、表記されていても声に出さない文字がある。「knife(ナイフ)」や「knock(ノック)」の頭につく「k」が、代表例としてよく知られている。これを「黙字」と呼ぶそうである。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.4.18

【産経抄】4月18日(音読:塚本美也子)

子曰(のたまわ)く、過ちては改むるにはばかることなかれ。中国・武漢市当局は17日、新型コロナウイルス感染による死者と感染者数を訂正し、これまでの発表より死者は1290人、感染者は325人多かったと明かした。同市での死者数は計3869人、感染者は計5万333人となった。・・・(音読:塚本美也子

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2020.4.17

【産経抄】4月17日(音読:鈴木春花)

酒でも飲まなきゃやってられない。終戦直後の日本には、そんな気分が蔓延(まんえん)していた。といっても、アルコールの絶対量が足りない。闇市には怪しげな密造酒が出回っていた。・・・(音読:鈴木春花

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2020.4.16

【産経抄】4月16日(音読:峰田雅葉)

日本のプロ野球は、シーズン打率4割を達成した選手をまだ一人も出していない。かつて米大リーグは、4割を超える強打者を何人も輩出してきた。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.4.15

【産経抄】4月15日(音読:加藤亜衣子)

日本科学未来館の次期館長に決まった浅川智恵子さん(61)が失明したのは、中学2年の時だった。プールでの事故が原因である。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.4.14

【産経抄】4月14日(音読:鈴木春花)

先週82歳で亡くなった映画監督、大林宣彦さんの遺作となった「海辺の映画館-キネマの玉手箱」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、公開が延期となっている。20年ぶりに故郷の広島県尾道市で撮影された作品としても話題になった。・・・(音読:鈴木春花

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2020.4.12

【産経抄】4月12日(音読:塚本美也子)

同じ車両に乗り合わせた人が隣で急に咳込んだ。気遣うより先にさっと場所を移ったものの、後味の悪さはぬぐえない。緊急事態宣言の出た都下で、電車に揺られる以上はお互いさまである。筆者のくさくさした気分は、身勝手というものだろう。・・・(音読:塚本美也子

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2020.4.11

【産経抄】4月11日(音読:峰田雅葉)

新型コロナウイルスの感染拡大は、国権の最高機関であり立法機関である国会の機能すら麻痺(まひ)させかねない。憲法56条は「総議員の三分の一以上の出席がなければ、議事を開き議決することができない」と定める。議員の間に感染者や濃厚接触者が広がれば、あっという間に国会は停止する。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.4.10

【産経抄】4月10日(音読:加藤亜衣子)

真珠湾攻撃の後、強制収容所に送られた日系米国人は12万人に及ぶ。ハワイ出身の故ダニエル・イノウエ氏は、「敵国人」の汚名をそそぐために、陸軍に志願して欧州戦線で右腕を失う。戦後は下院、上院議員として政界に重きをなし、米大統領継承順位3位まで上り詰めた。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.4.9

【産経抄】4月9日(音読:塚本美也子)

安倍晋三首相が発令した緊急事態宣言に、海外のメディアは手厳しい。フランス紙フィガロは「現実には見せかけだけ」と決めつける。ロンドンに本社を置くロイター通信は「遅すぎる」と評した。・・・(音読:塚本美也子

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2020.4.8

【産経抄】4月8日(音読:峰田雅葉)

昭和62年に73歳で亡くなった作家の富士正晴は、「竹林の隠者」と呼ばれていた。大阪府茨木市の小高い丘陵にある竹林の中に住み、ほとんどそこから出ることはなかった。近くのたばこ店に1、2度行ったきりという年もあったほどだ。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.4.7

【産経抄】4月7日(音読:鈴木春花)

落語家の林家こん平さんの体に異変が起きたのは、人気番組「笑点」の生放送の直前だった。目まいがしてろれつが回らない。出演をなんとか終えて緊急入院した。・・・(音読:鈴木春花

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2020.4.6

【産経抄】4月6日(音読:塚本美也子)

日本の田舎暮らしにあこがれていたC・W・ニコルさんが、長野県信濃町に移住したのは昭和55年である。やがてバブル経済が始まった。天然林が次々に伐採され、産業廃棄物の不法投棄も横行するようになる。・・・(音読:塚本美也子

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2020.4.5

【産経抄】4月5日(音読:加藤亜衣子)

愛情や友情は数の世界にも成り立つらしい。例えば220という数である。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.4.4

【産経抄】4月4日(音読:峰田雅葉)

新型コロナウイルスの感染者が、世界全体で100万人を超えた。死者も5万人以上に上るが、収束・終息の見通しは立たない。われわれは今、間違いなく歴史に残る災禍のただ中にいる。にもかかわらず国会の危機意識のあまりの希薄さに空恐ろしさを覚える。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.4.3

【産経抄】4月3日(音読:塚本美也子)

日本人が外出時にマスクをするようになったのは、1910年代に世界中で猛威をふるったスペイン風邪がきっかけである。政府が予防のために着用を呼び掛けたからだ。実は欧米でも奨励されていた。・・・(音読:塚本美也子

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2020.4.2

【産経抄】4月2日(音読:鈴木春花)

よりによってこんな時に、と思わないでもない。全世界で急拡大が続く新型コロナウイルスだけでも手いっぱいだというのに、富士山の心配まで加わるとは。政府の中央防災会議作業部会が、先月末に公表した報告書のことである。・・・(音読:鈴木春花

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2020.4.1

【産経抄】4月1日(音読:峰田雅葉)

新型コロナウイルスの感染者数増加の勢いが、世界中で止まらない。そのなかで、発生源の中国と海を隔てて向かい合っている台湾が、なんとか抑え込みに成功している。その台湾がなぜ、世界保健機関(WHO)に加盟できないのか。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.3.31

【産経抄】3月31日(音読:加藤亜衣子)

お笑いのプロフェッショナルは、実生活では寡黙な人が多い。平成元年にインタビューした志村けんさんも、例外ではなかった。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.3.30

【産経抄】3月30日(音読:塚本美也子)

長い夜を抜けると雪国であった。朝の底が白くなった。本当は、拙宅のある多摩地方で雪が積もりだしたのは夜が明けてからだいぶ経(た)ってのことだが、文豪の名文を拝借したくなるほどの降りっぷりであった。・・・(音読:塚本美也子

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2020.3.29

【産経抄】3月29日(音読:鈴木春花)

将棋の実力制第四代名人の升田幸三が、十四世名人の木村義雄と指した。一手の緩みで窮地に立った升田は、盤面でなく木村の息遣いに目を凝らしたという。「息を吐こうとした瞬間に、バシッと駒を打つ。すると木村さん、ハッとするわけだ」。・・・(音読:鈴木春花

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