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2017.7.26

【産経抄】7月26日(音読:峰田雅葉)

秋田藩の初代藩主、佐竹義宣(よしのぶ)には、実子がなかった。跡継ぎは、年の離れた腹違いの弟、義継に決めていた。ところが義継は、2代将軍、徳川秀忠の前で不始末をしでかす。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.7.25

【産経抄】7月25日(音読:塚本美也子)

昨日に続いて、結核で療養生活を送った著名人を紹介しよう。96歳の天寿を全うした評論家の犬養道子さんである。昭和23年に米国留学を果たし、1年後その姿はカリフォルニア州のサナトリウムにあった。・・・(音読:塚本美也子

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2017.7.24

【産経抄】7月24日(音読:佐藤友紀)

「海坂(うなさか)藩」といえば、藤沢周平さんの時代小説のファンならおなじみの架空の藩である。藤沢さんが20代の後半に俳句を投稿していた、俳誌の名前から借用した。・・・(音読:佐藤友紀

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2017.7.23

【産経抄】7月23日(音読:峰田雅葉)

作家の吉川英治は横綱双葉山と親交があった。座を共にした酒宴で、黙然と杯をなめる横綱に想を得た句がある。〈江戸中で一人さみしき勝角力(かちずもう)〉。歴代最多の69連勝を誇るなど「角聖」と呼ばれた人も、横顔に差す孤影の色は深かったのだろう。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.7.22

【産経抄】7月22日(音読:塚本美也子)

現在の政治情勢は、10年前と似ているといわれる。当時も安倍晋三内閣の下で閣僚の失言や不祥事が相次ぎ、政権の体力をそいでいった。安倍首相は信用されなくなり、有権者が「お灸(きゅう)をすえよう」と参院選で民主党に投票した結果、自民党は惨敗して政権交代へとつながる。・・・(音読:塚本美也子

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2017.7.21

【産経抄】7月21日(音読:峰田雅葉)

東京都大田区にある古書店に突然、芥川賞を受賞したばかりの野呂邦暢(くにのぶ)さんから、電話がかかってきた。無名時代、近くに住んでいた野呂さんは、店の常連だった。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.7.20

【産経抄】7月20日(音読:佐藤友紀)

旧ソ連で流刑の身の上にあった反体制物理学者、サハロフ博士は、決断を迫られていた。重い病気の妻になんとか海外の病院で治療を受けさせたい。自ら心臓病を抱える博士が選んだ方法は、ハンガーストライキだった。・・・(音読:佐藤友紀

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2017.7.19

【産経抄】7月19日(音読:鈴木春花)

司馬遼太郎さんは、『台湾紀行』の取材の案内役として当初大学院生を考えていた。ところが、紹介されたのは実業家として成功する蔡焜燦(さいこんさん)さんである。「えらすぎる」。そんな司馬さんの戸惑いを見透かしたように、蔡さんは初対面で驚きの行動に出た。・・・(音読:鈴木春花

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2017.7.17

【産経抄】7月17日(音読:塚本美也子)

♪われは海の子 白浪の…。「われは海の子」は、明治43(1910)年の尋常小学読本唱歌に掲載されて世に出た。作者不詳とされてきた名曲の作詞者が明らかになったのは、約80年後の平成元年である。・・・(音読:塚本美也子

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2017.7.16

【産経抄】7月16日(音読:鈴木春花)

幸いにも生き延びた者-の意味だという。中国の民主活動家、劉暁波氏は自身を「幸存者」と呼んだ。自嘲の響きも多分にあったらしい。1989年の天安門事件で投獄され、意に沿わぬ「反省書」に筆を執った。・・・(音読:鈴木春花

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2017.7.15

【産経抄】7月15日(音読:峰田雅葉)

一般的な原理から、事実関係を推理・説明することを「演繹(えんえき)」という。AはBである。BはCである。ゆえにAはCである-という「三段論法」は、演繹によって判断を求める演繹法の代表的なものだとされる。これを用いた結論が真であるためには、前提の正しさと、飛躍がないことが不可欠だろう。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.7.14

【産経抄】7月14日(音読:塚本美也子)

世の中には風変わりなコンテストがあるものだ。10年ほど前、米カリフォルニア州サクラメントで行われた「水のガブ飲み大会」も、その一つである。参加した28歳の3児の母親は、240ミリリットル入りのボトルを何本も飲み干して、帰宅後自宅で亡くなった。郡検死官は、死因を「水中毒」と断定する。水分を過剰に摂取すると、血中のナトリウムが薄まる。発作を引き起こし、死に至ることがあるという。・・・(音読:塚本美也子

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2017.7.13

【産経抄】7月13日(音読:鈴木春花)

「秋刀魚とごぼうの梅煮」「秋刀魚の南蛮焼き」「秋刀魚の蒲焼き」。『天皇陛下料理番の和のレシピ』(幻冬舎)で見つけた、食欲を誘われる料理の数々である。・・・(音読:鈴木春花

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2017.7.12

【産経抄】7月12日(音読:峰田雅葉)

クラムチャウダーという料理がある。貝のむき身にジャガイモやタマネギなどの野菜を加えて作る。発祥の地である米国の東海岸では、現地でよく採れるホンビノス貝が使われる。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.7.11

【産経抄】7月11日(音読:佐藤友紀)

城山三郎さんの小説『官僚たちの夏』は、主人公の風越信吾が悠然と旧通産省の大臣室を出ていく場面から始まる。「おれたちは、国家に雇われている。大臣に雇われているわけじゃないんだ」。固い信念で、高度成長下の通産行政を推し進めていく。・・・(音読:佐藤友紀

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2017.7.10

【産経抄】7月10日(音読:塚本美也子)

2008年5月に起きた中国・四川大地震の現場から、新華社通信が伝えたエピソードである。建物の崩壊現場で、母親が赤ちゃんをかばうような姿勢で亡くなっていた。・・・(音読:塚本美也子

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2017.7.9

【産経抄】7月9日(音読:鈴木春花)

「ユーセンはなさいましたか」。土地の女性に聞かれ、司馬遼太郎は答えに詰まった。『街道をゆく』の取材で、大分県日田市を訪ねた折のひとコマという。しばしの思案でピンときた。日田はかつて、漢学書生であふれ返った町ではないか-と。・・・(音読:鈴木春花

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2017.7.8

【産経抄】7月8日(音読:佐藤友紀)

先の東京都議選では、自民党の大敗と地域政党「都民ファーストの会」の大躍進の陰に隠れて目立たなかったが、共産党も2議席増やして19議席を獲得している。5議席だった民進党の実に4倍近い数字であり、23議席の自民、公明両党にほぼ並んだ。・・・(音読:佐藤友紀

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2017.7.7

【産経抄】7月7日(音読:峰田雅葉)

聖徳太子がチーズを賞味したことを示す史料は残っていない。ただ、チーズの歴史にくわしい広野卓(たかし)さんによれば、「可能性はきわめて大きい」(『古代日本のチーズ』角川選書)。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.7.6

【産経抄】7月6日(音読:塚本美也子)

対馬海峡付近で北朝鮮の駆逐艦から発射された核ミサイルは、海上自衛隊の護衛艦の上空で爆発した。その強力なエネルギーは、時間の流れをかき乱してしまう。・・・(音読:塚本美也子

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2017.7.5

【産経抄】7月5日(音読:鈴木春花)

関西電力・黒部川第4発電所、通称「黒四(くろよん)」は、「世紀の大事業」として語り継がれてきた。なかでも困難を極めたのが、資材や機械を搬送するために掘られた大町トンネルの工事である。・・・(音読:鈴木春花

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2017.7.4

【産経抄】7月4日(音読:塚本美也子)

東京都議選の投開票が行われた2日夜、自民党本部は重苦しい雰囲気に包まれていた。午後10時近くになるまで、候補者の名前が書かれたボードには、一つのバラも飾られていない。お客が入らず、閑古鳥が鳴いている飲食店のようだった。・・・(音読:塚本美也子

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2017.7.3

【産経抄】7月3日(音読:佐藤友紀)

香港という地名のいわれについては諸説ある。もっとも有力なのは、明の時代にこのあたりに植えられていた香木に由来するというものだ。外国産の高級品の取引の場でもあった。・・・(音読:佐藤友紀

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2017.7.2

【産経抄】7月2日(音読:峰田雅葉)

『荒城の月』で知られる詩人の土井晩翠は、本来、「つちい」と読む姓を「どい」の音に改めた。還暦を過ぎた頃という。理由に諸説あり、と外山滋比古さんが『おしゃべりの思想』(ちくま文庫)に書いている。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.7.1

【産経抄】7月1日(音読:峰田雅葉)

人命に関わる問題に対し不謹慎だとの批判を承知で言えば、北朝鮮による日本人拉致事件の進展にとっては、大きなチャンスだと感じた。北朝鮮に約17カ月間も拘束され、昏睡(こんすい)状態で解放された米国人大学生、オットー・ワームビアさんが帰国後まもなく死亡した件である。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.6.30

【産経抄】6月30日(音読:塚本美也子)

時代小説作家の池波正太郎さんは当初、現代ものも書いていた。発足したばかりの航空自衛隊をテーマにした『自衛隊ジェット・パイロット』も、その一つである。・・・(音読:塚本美也子

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2017.6.29

【産経抄】6月29日(音読:鈴木春花)

ドイツ・ハンブルク出身のカール・オシエツキーは、第一次大戦に従軍した後、平和運動に身を投じる。雑誌編集者として、ベルサイユ条約に違反したドイツの再軍備を暴露して服役する。・・・(音読:鈴木春花

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2017.6.28

【産経抄】6月28日(音読:峰田雅葉)

数ある将棋のタイトルのなかでも、名人は棋士にとって特別の輝きを持っている。中原誠名人に33歳の大内延介(のぶゆき)八段が挑戦した昭和50年の七番勝負は、歴史に残る激闘となった。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.6.27

【産経抄】6月27日(音読:塚本美也子)

1936年のベルリン五輪の男子マラソンで優勝した孫基禎(ソンギジョン)選手は、朝鮮半島北部の出身である。韓国は当時、日本の統治下にあり、孫選手は日の丸を胸につけて出場していた。・・・(音読:塚本美也子

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2017.6.26

【産経抄】6月26日(音読:佐藤友紀)

50代の男性教諭が、教室に戻ってこない男子生徒たちに注意したところ、生徒から「ハゲ」「死ね」といった暴言が返ってきた。教諭は発言の主をただしたが、名乗り出ない。・・・(音読:佐藤友紀

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2017.6.25

【産経抄】6月25日(音読:鈴木春花)

人が生きた証しとは何だろう。亡くなったフリーアナウンサーの小林麻央さんは、乳がんを発病した当初の本心をブログにつづっている。「誰にも知らせず、心配をかけず、見つからず…」。できるなら、息をひそめて静かな闘病生活を送りたい。・・・(音読:鈴木春花

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2017.6.24

【産経抄】6月24日(音読:峰田雅葉)

あまりに予想通りの展開に、もう笑うしかない。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日、ロイター通信のインタビューで日本について「慰安婦問題を含め、過去の歴史問題を解決するために最善の努力をしていない」と批判した。さすがは「仮想敵国は日本」と言い放った盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の元側近である。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.6.23

【産経抄】6月23日(産経抄:佐藤友紀)

将棋の加藤一二三(ひふみ)九段(77)に、『羽生善治論』と題した著作がある。モーツァルトファンの加藤九段によると、天才作曲家は35年の生涯で626もの作品を残し、その全てが名作である。・・・(音読:佐藤友紀

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2017.6.22

【産経抄】6月22日(音読:塚本美也子)

3両入りの財布をめぐって意地を張り合っていた2人の職人は、お裁きに納得して仲直りする。奉行は2人に食事を振る舞った。「これ両人とも、いかに空腹でも、たんと食すなよ」「へへ、多かあ(大岡)食わねえ」「たった一膳(越前)」。・・・(音読:塚本美也子

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2017.6.21

【産経抄】6月21日(音読:佐藤友紀)

韓国でもし原発事故が発生すれば、日本にどんな被害が及ぶのか。先月21日の新聞に、背筋が寒くなるような記事が載っていた。・・・(音読:佐藤友紀

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2017.6.20

【産経抄】6月20日(音読:鈴木春花)

北ベトナム軍の猛攻を受けた米海軍の指揮官は、自らを盾にして民間人と部下を脱出させて死に至った。ベトナム戦争の英雄、ウィリアム・フィッツジェラルド中尉の名を冠した軍艦がある。・・・(音読:鈴木春花

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2017.6.19

【産経抄】6月19日(音読:峰田雅葉)

52歳という若さで旧西ドイツの首相の座についたヘルムート・コール氏の政治手腕について、欧米メディアは常に疑いの目を向けていた。「テレビに首相が出演するのを見ると、誰もが自分でも首相が務まるのではないかと思ってしまう」。ここまで書いた新聞もあった。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.6.18

【産経抄】6月18日(音読:塚本美也子)

言語学者の金田一秀穂さんが、「口」について書いている。「食べることよりも、話すことの象徴器官であるらしい」と(『お食辞解』清流出版)。口が重い。口を挟む。減らず口。言われてみれば口の成句はあらかた「話す」につながっている。・・・(音読:塚本美也子

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2017.6.17

【産経抄】6月17日(音読:鈴木春花)

自分たちの過去の言動は忘れ、高飛車に他者を非難する。そんな新聞や野党の二重基準には、つくづくうんざりする。学校法人加計学園の獣医学部新設計画をめぐり、義家弘介文部科学副大臣が、文書を流した文科省職員を守秘義務違反で処分する可能性に触れたところ、袋だたきに遭った件である。・・・(音読:鈴木春花

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2017.6.16

【産経抄】6月16日(音読:塚本美也子)

ロンドン橋の近くにあったパン屋のかまどから上がった火の手は、またたく間に周囲に広がった。4日間続いた火災は、現在は金融街として知られるシティー地域のほとんどを焼き尽くした。いわゆるロンドン大火が起こった1666年は、英国史における「アナス・ミラビリス」だった、との言い方がされる。・・・(音読:塚本美也子

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2017.6.15

【産経抄】6月15日(音読:峰田雅葉)

元ニューヨーク・タイムズ紙東京支局長が書いた『英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄』(祥伝社新書)は、10万部を超えるベストセラーとなった。もっとも出版から半年後の平成26年5月、共同通信がケチをつけてきた。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.6.14

【産経抄】6月14日(音読:佐藤友紀)

外国人の手になる日本論は、おびただしい数にのぼる。アメリカ文学者の佐伯彰一さんは、この種の書物を求めて、国内外の古書店を訪ね歩いた。「こちらの思いもかけぬ角度からの照明、細部への注目に、はっと驚かされ、その都度眼を開かれる」からだという(『外国人による日本論の名著』)。・・・(音読:佐藤友紀

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2017.6.13

【産経抄】6月13日(音読:塚本美也子)

「空が光った瞬間、激しい揺れに襲われた。前を走る乗用車が、スッと視界から消えた。あと1秒ブレーキを踏むのが遅かったら」。・・・(音読:塚本美也子

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2017.6.11

【産経抄】6月11日(音読:峰田雅葉)

水上勉の『飢餓海峡』は推理小説だが、風景描写にも筆致の妙味がある。「ヒバ、杉、黒松などのいり混じった林は、上の方へゆくほどに黒々と…」「樹肌にからみついた蔦(つた)や藤の葉だけが、茶褐色に色づきはじめていた」と筆が行き届いている。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.6.10

【産経抄】6月10日(音読:塚本美也子)

「過てば則(すなわ)ち改むるに憚(はばか)ること勿(な)かれ」。過ちがあれば、ぐずぐずせずに改めよと孔子は言った。また、「過ちて改めざる、是(こ)れを過ちと謂(い)う」とも戒めている。その意味で、8日の衆院憲法審査会で民進党の辻元清美元国土交通副大臣が、自身の過去の言動について反省を表明したのは潔かった。・・・(音読:塚本美也子

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2017.6.9

【産経抄】6月9日(音読:鈴木春花)

「朝の詩(うた)」の欄にアジサイをテーマにした作品が登場すると、そろそろ梅雨の季節である。今年も例外ではなかった。「紫陽花は雨の中 ただただ静かに その身を濡らす」。今月3日に掲載された、「紫陽花のような」の一節である。作者は、雨に打たれながらもけなげに咲く花に、自らの人生を重ねていた。・・・(音読:鈴木春花

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2017.6.8

【産経抄】6月8日(音読:佐藤友紀)

全国の子供将棋教室に、入会申し込みが殺到している。もちろん、23連勝中の藤井聡太四段の活躍によるものだ。卓球場に通う子供たちも、急増しているのではないか。・・・(音読:佐藤友紀

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2017.6.7

【産経抄】6月7日(音読:峰田雅葉)

組織犯罪処罰法改正案に反対してきた日本ペンクラブは、鬼の首を取ったかのようである。「日本における表現の自由とプライバシーの権利を脅かすものになる」。5日の記者会見で、ジェニファー・クレメント国際ペン会長の声明を発表していた。・・・(音読:峰田雅葉

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2017.6.6

【産経抄】6月6日(音読:塚本美也子)

ロンドン橋といえば、英国の伝承童謡「マザー・グース」の「ロンドン橋落ちた」を思い浮かべる人が多いだろう。18世紀の初めから歌われ始めたらしい。橋そのものは古代ローマの時代からあった。・・・(音読:塚本美也子

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2017.6.5

【産経抄】6月5日(音読:佐藤友紀)

1956年に公開されたハリウッド映画『ジャイアンツ』は、20年代のテキサス州が舞台である。この作品が遺作となる伝説のスター、ジェームズ・ディーンは、牧場の使用人を演じていた。石油を掘り当て、億万長者になる。・・・(音読:佐藤友紀

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