産経抄

2014.1.3

【産経抄】1月3日(音読:塚本美也子)

「未来予測」は、今も昔も新聞や雑誌の定番の企画である。もっとも、思想家の三宅雪嶺が主宰した『日本及日本人』が大正9(1920)年に組んだ特集「百年後の日本」のスケールの大きさには舌を巻く。・・・(音読:塚本美也子

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2014.1.2

【産経抄】1月1日(音読:塚本美也子)

新年にあたり、100年前の正月のことを調べてみたら、大変な「事件」が起きていた。大正3年の1月12日、鹿児島の桜島が大爆発したのである。噴煙は遠く近畿地方にまで届いたそうだ。「対岸の鹿児島市が全滅した」というウワサまで流れた。・・・(音読:塚本美也子

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2013.12.31

【産経抄】12月31日(音読:宮本ゆみ子)

大晦日(みそか)の夜、魚屋の亭主が除夜の鐘を聞きながら、くつろいでいると、女房が話があるという。『芝浜』の名場面である。この噺(はなし)を聴かなければ年を越せないという落語ファンも少なくない。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.12.30

【産経抄】12月30日(音読:塚本美也子)

ロシア南部ソチで開催される冬季五輪の開会式まで、あと40日足らず。数ある競技のなかでも、フィギュアスケートの日本代表は、男女ともに「史上最強」との呼び声が高い。技術と表現力、とりわけ「笑顔の力」が要求されるのが、この競技の大きな特徴だ。・・・(音読:塚本美也子

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2013.12.29

【産経抄】12月29日(音読:宮本ゆみ子)

中国文学者、高島俊男氏による『中国の大盗賊・完全版』は毛沢東を「最後の盗賊皇帝」としている。むろんコソ泥が最高権力者になったという意味ではない。漢の高祖・劉邦や明の太祖・朱元璋らと同じタイプの「皇帝」だというのである。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.12.28

【産経抄】12月28日(音読:峰田雅葉)

長生きはしてみるもので、きのうの朝日、毎日両新聞の1面にそろって「国益」という活字が躍っていた。朝日新聞ではコラムでも使っており、「国益」より「平和と民主主義」が大事だと考えておられる両紙の愛読者はさぞ失望されたのではないか。・・・(音読:峰田雅葉

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2013.12.27

【産経抄】12月27日(音読:峰田雅葉)

駅の売店の前には、毎日各夕刊紙の目玉記事の見出しが大きく印刷された紙が垂れ下がっている。「沖縄県民売り渡す 安倍米国の女衒(ぜげん)」。きのうの日刊ゲンダイの見出しは、特に強烈だった。・・・(音読:峰田雅葉

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2013.12.26

【産経抄】12月26日(音読:根岸麻衣子)

田中将大投手(25)にとって、最高のクリスマスプレゼントに違いない。楽天はきのう、田中投手の大リーグ移籍を正式に容認した。新天地での、「マー君」の活躍が楽しみだ。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.12.25

【産経抄】12月25日(音読:宮本ゆみ子)

日露戦争で日本軍、とりわけ陸軍の悩みは弾薬問題だった。谷寿夫の『機密日露戦史』によれば、旅順攻城戦で所期の成功を得られなかった一因も「兵器弾薬の不足にあった」と断じている。そのことが作戦上も重大な影響を与えたとしているのである。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.12.24

【産経抄】12月24日(音読:根岸麻衣子)

16歳で明治維新を迎えた元八丁堀与力が、文明開化の裏にうごめく悪に立ち向かう。その手には、ピストルの弾に当たって両端が欠け、十字架のような形になった両鈎(かぎ)十手があった。山田風太郎の『明治十手架』は、例によって虚実ないまぜの伝奇小説の名作だが、主人公の原胤昭(たねあき)は実在の人物である。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.12.23

【産経抄】12月23日(音読:塚本美也子)

作家の阿川弘之さん(92)が、かつての海軍の関係者の集まりに出たとき、ある老翁(ろうおう)から聞いた話だ。「長生きするには、自分がストレスを受けてはいけません。人にストレスを与へつづけることです」。「昭和の妖怪」と言われた故岸信介元首相の「長生きの秘訣(ひけつ)」もよく知られている。そのひとつが、「義理を欠け」だ。・・・(音読:塚本美也子

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2013.12.22

【産経抄】12月22日(音読:根岸麻衣子)

最新の雑誌『別冊正論』はNHK批判を特集している。中でも興味深いのは桶谷秀昭氏の「大東亜戦争か太平洋戦争か」である。桶谷氏はかつてNHKのラジオ番組で「私の萬葉集」として、国民学校6年生で初めて読んだ思い出などを録音した。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.12.21

【産経抄】12月21日(音読:宮本ゆみ子)

明日は競馬ファンにとってクリスマスより大事な有馬記念が、中山競馬場で行われる。世界最高峰レースといわれる凱旋門賞で、2年連続2着という惜しすぎる成績をあげたオルフェーヴルの引退レースとあって大いににぎわうことだろう。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.12.20

【産経抄】12月20日(音読:塚本美也子)

女優の沢村貞子さんは、何種類も取っていた新聞のなかで、毎朝まずスポーツ紙を手に取った。甥(おい)の長門裕之さんと津川雅彦さんが、新聞種になっていないことを確認して、「あ、よかった」と言う。・・・(音読:塚本美也子

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2013.12.19

【産経抄】12月19日(音読:根岸麻衣子)

昭和32年5月20日深夜、岸信介首相は初の東南アジア歴訪に旅立つ。その半日ほど前には閣議で「国防の基本方針」という重要な指針を決めたばかりだった。就任してまだ3カ月にもならない。その精力的な動きを新聞は「不可解」そうに書いたほどだ。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.12.18

【産経抄】12月18日(音読:宮本ゆみ子)

英国の推理作家、アガサ・クリスティの2人目の夫、マックス・マローワンは中東専門の考古学者だった。彼女も発掘現場などに同行するうちに、すっかり中東に魅せられる。『メソポタミヤの殺人』などの名作が生まれたのもそのためだ。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.12.17

【産経抄】12月17日(音読:峰田雅葉)

小紙を含む各紙の読者は、平成16年8月10日の全面広告にびっくりしたはずだ。全国にバスケットボールブームを巻き起こした漫画『スラムダンク』の登場人物が、一面に描かれていた。実は作者の井上雄彦(たけひこ)さんが、単行本1億冊突破を記念して、掲載したものだ。・・・(音読:峰田雅葉

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2013.12.16

【産経抄】12月16日(音読:根岸麻衣子)

『広辞苑』(岩波書店)が、日本を代表する辞書のひとつであることは、否定しない。「うざい」「逆切れ」。平成20年に10年ぶりに改訂された第6版で、採用された若者言葉が話題になったのも、この辞書ならではの現象といえる。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.12.15

【産経抄】12月15日(音読:峰田雅葉)

12月25日がキリストの誕生日、つまりクリスマスとして定着したのは4世紀ごろだとされる。だがこの日についてはその後、多くの異論が出されている。中でも「有力」なのは、ルカの福音書のキリスト誕生にまつわるエピソードへの疑問である。・・・(音読:峰田雅葉

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2013.12.14

【産経抄】12月14日(音読:根岸麻衣子)

明日はプロレスラーの力道山が亡くなってから50年、あさっては田中角栄元首相の没後20年と、昭和を彩った男たちの命日が続く。御両人ともたたきあげの実力派という共通項があり、いまだに根強い人気がある。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.12.13

【産経抄】12月13日(音読:塚本美也子)

テレビドラマ『半沢直樹』の決めぜりふ「倍返し」は、流行語大賞に選ばれた。放映中の『リーガルハイ』の怪演も大評判だ。堺雅人さんは、今年もっとも活躍した俳優の一人だろう・・・(音読:塚本美也子

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2013.12.12

【産経抄】12月12日(音読:峰田雅葉)

東京郊外ののどかな町に、サラリーマンの一家が引っ越してくる。小学生の兄弟は、たちまち地元の子供たちのいじめに遭って、初日から、学校に通えなくなってしまった。・・・(音読:峰田雅葉

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2013.12.11

【産経抄】12月11日(音読:宮本ゆみ子)

「水に落ちた犬を打つ」とはこのことかと思った。北朝鮮の事実上のナンバー2とされた張成沢氏への金正恩政権の仕打ちである。張氏は朝鮮労働党により全ての職務を解任されたのだが、その理由に「女性との不適切な関係」まで挙げられていたからだ。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.12.10

【産経抄】12月10日(音読:塚本美也子)

「嘉田由紀子代表と小沢一郎氏を結びつけたのは、何だったのだろう」。昨年暮れのコラムにこう書いた。当時、内紛状態にあった日本未来の党から嘉田代表が離れ、党に残った小沢元民主党代表のグループが、名前を「生活の党」に変えた騒動を題材にしたものだ。・・・(音読:塚本美也子

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2013.12.8

【産経抄】12月8日(音読:根岸麻衣子)

南アフリカのマンデラ元大統領が生まれた1918年、第一次大戦が終わり、翌年1月パリ講和会議が始まった。悲惨な戦いの反省から国際連盟結成も議題となる。「戦勝国」として参加した日本はこの連盟結成にからめ各国に人種差別撤廃を提案した。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.12.7

【産経抄】12月7日(音読:峰田雅葉)

大まじめに書かれた新聞記事を読んで笑う、というのは天に唾するようなものだが、久々に大いに笑わせていただいた。朝日新聞(6日付)に載った「規制の鎖 あなたにも」と題する特定秘密保護法の危険性をイラスト入りで、解説した記事にである。・・・(音読:峰田雅葉

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2013.12.5

【産経抄】12月5日(音読:根岸麻衣子)

日本の歴史のなかで、「名補佐役・名参謀」と呼ばれてきた人物は少なくない。もっとも、作家の童門冬二さんによれば、実際は主人を窮地に追い込んだ人物がほとんどで、本来なら「名」という字を「迷」と変えるべきなのだ。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.12.4

【産経抄】12月4日(音読:宮本ゆみ子)

元タイ大使の岡崎久彦氏は、長く防衛庁の情報担当局長や外務省の情報調査局長をつとめた。ものものしい肩書で、国家の最高機密を全て握っていたのかと思ってしまう。だが実際には「本当の機密はひとつも教えてもらっていない」という。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.12.3

【産経抄】12月3日(音読:根岸麻衣子)

1905年は、物理学の「奇跡の年」と呼ばれている。アインシュタインが、「相対性理論」など革命的な論文を立て続けに発表した1年だからだ。当時、彼はスイスの首都ベルンの特許局で働いていた。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.12.2

【産経抄】12月2日(音読:峰田雅葉)

兄弟は毎朝、障子の穴から通学する子供たちをうらやましそうに眺めていた。2人はともに、脳性小児まひだった。兄の有道さんは、学校でひどいいじめに遭い、中学2年で退学を余儀なくされる。弟の照彦さんは、小学校に入学すらできなかった。・・・(音読:峰田雅葉

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2013.12.1

【産経抄】12月1日(音読:塚本美也子)

インド代表の東京裁判判事として、日本人被告全員の無罪を主張したことで知られるパール博士は、裁判後の昭和27年にも来日している。このとき日本の教科書を見て嘆いたという。「日本は侵略戦争を行った」と書かれていたからである。・・・(音読:塚本美也子

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2013.11.30

【産経抄】11月30日(音読:根岸麻衣子)

空を見上げるのは、雨が降り始めたときぐらいの抄子すらがっかりしたのだから、天文ファンの嘆きはいかばかりか。「100年に1度」とまで騒がれたアイソン彗星(すいせい)が、太陽に近づきすぎてほぼ消滅してしまったという。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.11.29

【SankeiBiz】1本1050円でもお値打ち歯ブラシ(大阪)

リポーター:さわともか(東北放送出身)

歯ブラシ生産日本一を誇る大阪府にはたくさんの歯ブラシメーカーがあります。その一つ、箕面市の「夢職人」が生産している歯ブラシ「MISOKA(ミソカ)」は1本1050円。ちょっとお高い? いえいえ、その実力を知ると決してそう思えなくなります。歯ブラシの毛先一本一本はナノテクノロジーの技術を駆使して特殊コーティングされています。これは同社の陽平社長が生み出した特許技術。MISOKAをコップの水につけてブラッシングをすると、歯の表面はツルツル、汚れもつきにくくなります。歯みがき粉なしで使えるので防災用品としても注目され・・・(続きはSankeiBiz記事にて)

局アナnetの会員が毎週火曜日に週替わりで連載している、フジサンケイビジネスアイのコラム「特選!ふるさと元気の素」記事と関連動画をご紹介しています。

 

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2013.11.29

【産経抄】11月29日(音読:宮本ゆみ子)

医師で作家の鎌田實さんは、子供のころからずっと簡単に書ける「実」で通してきた。「實」と書くようになったのは、37歳の時、両親の実の子ではない事実を知ったからだ。以来、育ててくれた両親の鎌田という名字を大切にしながら、実の両親がつけた實の名にこだわってきた・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.11.28

【産経抄】11月28日(音読:峰田雅葉)

「産経新聞を定期購読している人は決して多くない」。フランス文学者の鹿島茂さんの書き出しの一文には、ショックを受けたものだ。しかし、「多くはないが、その数は減ることはない。いわば強固なる少数派である」と続いて、ほっとする。・・・(音読:峰田雅葉

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2013.11.27

【産経抄】11月27日(音読:根岸麻衣子)

「傍若無人」とは日本では、他人の迷惑を顧みない勝手な振る舞いに対し使われる。ところが中国ではもともと、他人に遠慮せずに感情を表すというほどの意味だという。渡辺紳一郎氏が『東洋古典語典』の中で解説していることである。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.11.26

【産経抄】11月26日(音読:塚本美也子)

詩人の本名は山口重三郎という。夢を食べるという仮想上の動物、貘(ばく)の存在を知り、まるで詩人みたいだと、「山之口貘」と名乗った。沖縄から上京して、さまざまな仕事を遍歴しながら、放浪生活を続ける。・・・(音読:塚本美也子

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2013.11.25

【産経抄】11月25日(音読:宮本ゆみ子)

出雲の祭神、「大国主命(おおくにぬしのみこと)」は、『古事記』の主人公の一人である。皮をむかれた因幡(いなば)の白ウサギを助けた大黒様としても、親しまれてきた。国文学者の益田勝実さんによれば、古来、日本列島で火山噴火が起こるたびに出現してきた、「火山の国に固有の神」でもあった。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.11.23

【産経抄】11月23日(音読:根岸麻衣子)

福島第1原発4号機からの燃料取り出しが行われている。4号機だけで来年末までかかる大仕事だが、以前にも同じような難作業を固唾をのんで見守ったことを思い出した。平成19年4月に始まった奈良県明日香村の高松塚古墳の石室解体である。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.11.22

【産経抄】11月22日(音読:峰田雅葉)

1996年、国際協力機構(JICA)職員として、西アフリカのガーナに赴任した友成晋也さんは、草野球チームの存在を知る。学生時代、野球部に所属していた友成さんは、自称「ナショナルチーム」の監督を引き受けた。・・・(音読:峰田雅葉

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2013.11.21

【産経抄】11月21日(音読:根岸麻衣子)

スペインには全国管区裁判所という、判事が独自の捜査を行う特別の司法機関がある。その存在を教えてくれたのが、チリのピノチェト元大統領だった。15年前、ロンドンで入院生活を送っていた元大統領は、英国の警察に殺人容疑で逮捕される。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.11.20

【産経抄】11月20日(音読:宮本ゆみ子)

世の中、便利になったもので、五千円札の肖像にもなった新渡戸稲造氏が、昭和初期に書いたエッセーを電子書籍で簡単に読めたのには驚いた。しかも無料じゃあ、神田の古本屋もたまったもんじゃない。・・・(音読:宮本ゆみ子

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2013.11.19

【産経抄】11月19日(音読:塚本美也子)

女子トイレに入って、ドアを15回たたく。「花子さぁーん」と呼びかけると、「はぁーい」と返事が返ってくる。よく知られている「トイレの花子さん」の話である。いわゆる「学校の怪談」が、子供たちの心をつかんで放さないのはなぜだろう。・・・(音読:塚本美也子

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2013.11.18

【産経抄】11月18日(音読:根岸麻衣子)

昨年、中国籍の作家として初のノーベル文学賞に輝いた莫言さんの代表作のひとつが、『蛙鳴(あめい)』(中央公論新社)だ。1979年から中国で続いてきた「一人っ子」政策に翻弄される、女性産科医の半生を描いている。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.11.17

【産経抄】11月17日(音読:峰田雅葉)

「あの日」のことは今も鮮明に覚えている。昭和38年11月23日、祝日なのでたっぷり朝寝を楽しんで起きると、家族が深刻な顔でテレビを見ていた。ケネディ米大統領が暗殺されていたのだ。子供心にも「一体世界はどうなるのか」と呆然(ぼうぜん)となった。・・・(音読:峰田雅葉

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2013.11.16

【産経抄】11月16日(音読:根岸麻衣子)

あまり好きな言葉ではないが、自らの最期を準備する「終活」がちょっとしたブームになっている。セミナーには老老男女がつめかけ、そのものずばりの雑誌「終活読本 ソナエ」も売れ行き好調だとか。・・・(音読:根岸麻衣子

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2013.11.15

【産経抄】11月15日(音読:峰田雅葉)

戦後まもなくの浅草の劇場に足しげく通い、楽屋で踊り子たちとの会話を楽しむ初老の男がいた。名を薩摩治郎八という。大正8(1919)年18歳で欧州に渡り、昭和26年にほぼ無一文で帰国する。・・・(音読:峰田雅葉

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産経抄

2013.11.14

【産経抄】11月14日(音読:宮本ゆみ子)

サイエンスライター、後藤秀機さんの近著『天才と異才の日本科学史』(ミネルヴァ書房)の冒頭に登場するのが、福沢諭吉である。後藤さんによると、諭吉は、日本に流れ込む西洋の学問のなかで、物理が「王者」であることを早くから見抜いていた。・・・(音読:宮本ゆみ子

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産経抄

2013.11.13

【産経抄】11月13日(音読:宮本ゆみ子)

子供のとき両親を亡くした二宮金次郎は伯父の家に預けられる。迷惑をかけてはならないと田畑で懸命に働く一方、儒教の『大学』を入手し、深夜に勉強した。ところがこれに気付いた伯父は「そんな勉強のために貴重な灯油を使うな」と禁じる。・・・(音読:宮本ゆみ子

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産経抄

2013.11.12

【産経抄】11月12日(音読:塚本美也子)

フィリピン中部のレイテ島は、日本人にとって忘れ得ぬ島である。先の大戦末期に近い昭和19年10月、米軍が上陸を始めた。日本軍がフィリピンを死守するため造った飛行場を奪い、逆にフィリピン全土を制圧する足がかりにするためだった。・・・(音読:塚本美也子

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