産経抄
16歳で明治維新を迎えた元八丁堀与力が、文明開化の裏にうごめく悪に立ち向かう。その手には、ピストルの弾に当たって両端が欠け、十字架のような形になった両鈎(かぎ)十手があった。山田風太郎の『明治十手架』は、例によって虚実ないまぜの伝奇小説の名作だが、主人公の原胤昭(たねあき)は実在の人物である。・・・(音読:根岸麻衣子)
産経新聞1面のコラム「産経抄」を、局アナnetメンバーが毎日音読してお届けします。
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