産経抄
ヒトは何かを記念するために生きているのかもしれない。誕生日に始まって命日で終わるまで、独身男女を毎年悩ますバレンタインデー、忘れると痛い目に遭う結婚記念日などなど、世の中には星の数ほど記念日がある。・・・(音読:根岸麻衣子)
産経新聞1面のコラム「産経抄」を、局アナnetメンバーが毎日音読してお届けします。
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SankeiBizピックアップトーク
リポーター:西村正行(岩手朝日テレビ、長崎国際テレビ出身)
広島県東部の三原市が「行くとハッピーになれる街、三原」
※局アナnetの会員が毎週火曜日に週替わりで連載している、フジサンケイビジネスアイのコラム「特選!ふるさと元気の素」記事と関連動画をご紹介しています。

産経抄
警視庁の宮本邦彦警部が、女性を助けようとして電車にはねられ、殉職したのは8年前の2月だった。東武東上線ときわ台駅前にある交番に勤務していた宮本さんは事故の直前まで、工具を手に自転車と格闘していた。鍵をなくした、と母子が持ち込んだものだ。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
中国はどこへ行くのか。「歓楽に向かう」。2年前に90歳で亡くなった現代中国研究の第一人者、竹内実さんは、こう喝破(かっぱ)していた。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
雪が降るおおみそかの夜の話である。貧しい身なりの女の子が街角で、マッチを売っていた。道行く人は誰も買おうとしない。寒さに耐えかねた女の子は、マッチを1本、また1本とすっていく。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
「ヨーロッパの連中には、勉強してもかなわない。連中の1年は、日本人の1年より3カ月長い」。若き日の渡部昇一さんは、ドイツやイギリスに留学中に、高温多湿の日本の夏を嘆いていた。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
店先の垂れ幕に「閉店セール」の文字を見つけると、ついつい中へ入ってしまう。経済学者の真壁昭夫さんによると、これを「フレーミング効果」と呼ぶ。「フレーム」とは、枠や枠組みのこと。人間の心理にあてはめれば、思い込みを意味する。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
会社の禄をはむ身に、安息の日々はないらしい。何年か前、僚紙夕刊フジ(東京版)のビジネス川柳に秀句があった。〈窓際と言うな今では奪い合い〉。西日が目にしみる年齢はまだ先でも、座席の確保に目を血走らせる御仁(ごじん)は多いかもしれない。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
日本の古い政治家の中には、何百人もの「お付き」を従えて外国を訪問し、その地の権力者と面会することを無上の喜びとする人たちがいる。政権交代直後の6年前の暮れ、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった民主党の小沢一郎幹事長は、140人以上の国会議員を含む600人余を引き連れて、北京を訪ねた。・・・(音読:岡本由季)
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SankeiBizピックアップトーク
リポーター:根岸麻衣子(群馬テレビ出身)
魔除けとして建物の棟を飾る鬼瓦。
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産経抄
「どこかの定食屋で山盛りの生キャベツとアジフライに、安いソースをドボドボとかけて食べたら、生きてシャバに戻ったと実感するだろう」。脚本家の内館牧子さんが、エッセーに書いている。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
登山家、野口健さんの父、雅昭さんは、中東を中心に勤務した外交官だった。平成元年にイエメンの初代大使に就任した雅昭さんは、野口さんを連れてよく病院などを訪ねた。政府開発援助(ODA)を有効に活用するための視察だった。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
1989年12月、当時小紙のワルシャワ支局長だった名雪雅夫記者は、クーデターによって独裁体制の崩れたルーマニアに入り、銃撃に遭った。近くにいた共同通信記者から送られてきた一報に、編集局は騒然となる。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
めずらしい名字の由来は、曽祖父の時代にさかのぼる。永久庵、村人たちからは「えくあん」と呼ばれる寺で、子供たちに読み書きを教えていた。「戸籍登録」の際に当て字で記入されたのがはじまりらしい。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
十数年前、知床半島から東を望んだことがある。晴朗な空と濃紺の海とが接する境に、長い島影が横たわっていた。国後島はアイヌ語で「草の島」の意味という。わずか十数キロ先で、波穏やかな海と品よく折り合う姿に「和」の風情を感じたものだ。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
わがことながら日本人は、敗戦から70年という歳月をかけて本当に優しくなった。「イスラム国」という名のならず者集団に空軍パイロットが焼き殺されたヨルダンは、さっそく報復爆撃を始め、指揮官を含む55人以上を殺戮(さつりく)した。・・・(音読:根岸麻衣子)
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SankeiBizピックアップトーク
リポーター:尾崎美樹(高知放送出身)
高知市山手町の観音寺には、
と・・・(続きはSankeiBiz記事にて)
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産経抄
ヘリウムガスを吸うと声が変わる現象は、よく知られている。サイエンスプロデューサー、米村でんじろうさんが各地で開催している科学ショーでも、ヘリウムを使った実験は、子供たちに大好評だ。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
「劇場型犯罪」のはしりといっていい。昭和43年2月、金嬉老(きんきろう)元受刑者が、暴力団幹部ら2人を射殺した後、ライフル銃とダイナマイトで武装して、温泉旅館に人質を取って立てこもった。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
真冬の欧州を東に向かっていたオリエント急行は、旧ユーゴスラビア国内で、雪だまりに突っ込んでしまう。止まったままの車内で、乗客の死体が発見された。アガサ・クリスティの『オリエント急行殺人事件』では、ここから名探偵ポアロの捜査が始まる。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
その年の干支(えと)に基づく縁起の良い方向に向かって、願い事をしながら、無言で巻き寿司(ずし)をまるかじりする。「恵方巻き」が、節分の行事として広まったのは、いつごろからだろう。関西が発祥といわれているが、神戸出身の小欄にはとんと覚えがない。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
日曜日の朝、寝ぼけ眼(まなこ)でテレビのスイッチを入れると、衝撃的なニュースが飛び込んできた。過激組織「イスラム国」が、拘束していた後藤健二さんの殺害を示す動画をネット上に流していた。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
「時間」とは誰の持ち物なのか、と考えることがある。わが国の冠婚葬祭は大安や仏滅など中国由来の六曜に左右される。不動産業界には「契約お流れ」を嫌って、水曜定休の習わしも残る。国家、民族、宗教、慣習。気随気ままになるようで、実は自由の利かない持ち物であろう。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
一月往(い)ぬる、二月逃げるとはよくいったもので、あっという間に、きょうで一月もおしまい。仏週刊紙「シャルリー・エブド」銃撃、「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件と、イスラム過激派が暴れ回った年の初めだった。・・・(音読:根岸麻衣子)
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SankeiBizピックアップトーク
リポーター:菊地喜美子(NHK山形出身)
山形県鶴岡市にある市立加茂水族館は2012年に「
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産経抄
ヨルダンの首都アンマンを一度だけ訪れたことがある。1999年2月、フセイン前国王の葬儀を取材するためだ。アブドラ現国王の父君である。王宮に向かう葬列を沿道から見送る市民は約80万人にも上った。そのうち追いすがるように走り出す人たちが続出して、棺(ひつぎ)が群衆の渦にのみ込まれたようにも見えた。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
文豪、ドストエフスキーは、代表作のひとつ『罪と罰』に、いくつかの精巧なからくりを仕掛けている。ロシア文学者の江川卓(たく)さんから、教わった。たとえば主人公のラスコーリニコフが、金貸しの老女を斧(おの)で殺害する前に、下見に出かける場面がある。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
エコノミクス(経済学)の語源は、ギリシャ語のオイコノミコスである。「家」を意味する「オイコス」と「慣習、法」を意味する「ノモス」の合成に由来する。日本語では、「家政」という言葉が近い。家政の延長に国の財政や金融の政策がある。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
「この涙つひにわが身を沈むべき海とならむを思ひぬはじめ」。この歌が与謝野晶子に認められ、明治末の歌壇に颯爽(さっそう)とデビューしたのが、原阿佐緒(あさお)である。大変な美人だったそうだが、男運がめっぽう悪かった。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
仲良しの女の子、リリーとサルマは、昼ご飯も一緒だ。リリーはピーナツバター、サルマは中東の豆料理、フムスのサンドイッチを食べる。実はお互いに、友達のサンドイッチを「気持ち悪い」と感じていた。ある日それが言葉に出て、けんかになってしまう。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
「強」の字に「木」を添えて「木強(ぼっきょう)」と読む。「飾り気がなく一徹」。辞書にそうある。蛮勇をふるい、腕っ節を誇るだけの強さでは下の者がついてこない。さりげなく木陰をつくってこそ、強さを慕って人も集う。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
「72時間」は、あっという間に過ぎた。テレビドラマなら時間切れ寸前に超人的な主人公が犯人のアジトに潜入し、鮮やかに人質を奪還するものだが…。・・・(音読:峰田雅葉)
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SankeiBizピックアップトーク
リポーター:桐田咲智代(琉球放送、札幌テレビ出身)
吉本新喜劇と沖縄方言や音楽を掛け合わせた意欲作、
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産経抄
ポロシャツ、パンツ姿の男性は、白いあごひげが伸び、げっそりとやつれていた。両手錠をかけられ、足は鎖でつながれている。右手中指が切断されているように見えた。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
平成18年に産経児童出版文化賞で、フジテレビ賞に輝いた『ダイヤモンドより平和がほしい』(汐文社)は、西アフリカのシエラレオネを舞台としている。ダイヤモンドの利権をめぐる内戦が、長く続いた国だ。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
「地獄に突き落とされてはそこからまた這(は)い上がる、まさしくその繰り返しだった」。きのう訃報が届いた斉藤仁(ひとし)さんは、自らの柔道人生を振り返って、著書にこう記している(『常勝力』)。最初の試練は、青森市内の中学校で柔道を始めて3年目に訪れる。柔道部の顧問の先生が転出して、廃部を言い渡されたのだ。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
昭和31年11月の早慶戦の最中だった。神宮球場の一塁側早大応援団のどまんなかで、一人の男が慶大の旗を振って、早大応援団ともめる騒ぎがあった。その様子は当日夜の視聴者参加番組で流された。実は男は、番組の出演者だった。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
大学入試センター試験が、きのう終わった。いよいよ受験シーズンの本番を迎える。毎年この時期、メディアでは東京大学の話題が多くなる。なんといっても、受験生にとってあこがれの大学である。ただこの大学には時々、首をかしげるような出来事が起こる。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
地球という巨大な揺りかごの中で、ときに天災が命の明暗をより分ける。あの日あの時あの場所に、いた人といなかった人。それは秒針が一つ先に動いたか否かのわずかな差かもしれない。生と死は紙の裏表なのだと、「1・17」が巡る度に思う。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
俳人の長谷川櫂さんは、東日本大震災の直後、湧き上がる真情を俳句ではなく、和歌に託した。「かかるとき かかる首相を いただきて かかる目に遭ふ 日本の不幸」。・・・(音読:根岸麻衣子)
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SankeiBizピックアップトーク
リポーター:宮本ゆみ子(FM石川出身)
映画館の暗闇と劇場空間をひとり占め、
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産経抄
米アラバマ州モンゴメリーで1955年、一人の黒人女性がバスの座席を白人に譲ることを拒否して、逮捕された。これに抗議する「バス・ボイコット運動」のリーダーに選ばれたのが、マーティン・ルーサー・キング牧師だった。・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
人生の荒波に乗り出そうとしている、作者の決意表明であろう。「この本に全てがつまつてるわけぢやないだから私が続きを生きる」。今年の「歌会始の儀」のお題は「本」だった。最年少の入選者、東京女学館中3年、小林理央(りお)さん(15)の作品である。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
「T・K生」と聞いて、ぴんと来るのは、50歳から上の世代だろう。岩波書店の月刊誌「世界」に昭和48年から63年まで連載された「韓国からの通信」の筆者である。・・・(音読:根岸麻衣子)
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産経抄
西アフリカのシエラレオネでは、ダイヤモンドの利権をめぐる内戦が、1991年から約10年も続いた。反政府軍が使った少年兵は約7千人にのぼる。兵力の半分を占めていたという。麻薬漬けにされた少年兵は、司令官の命令のままに殺害や略奪を繰り返した。・・・(音読:岡本由季)
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産経抄
アサヒ10・4%、キリン59・7%。これは昭和61年のビールのシェアである。当時アサヒビールの営業本部長だった中條高徳(たかのり)さんは、「生」を主力として立て直しを図り、翌年発売した「スーパードライ」を大ヒットに導いた。今やアサヒはシェア1位である。・・・(音読:峰田雅葉)
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産経抄
司馬遼太郎の『翔ぶが如く』は微苦笑を誘う話で幕を開ける。パリへ向かう列車の揺れはひどく、腰掛ける日本人男性の体にこたえた。窮した男性は人目を盗み、座席でさっと済ませる。丸めた新聞紙は窓からポイ。万事、秘密裏に運んだはずが・・・(音読:塚本美也子)
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産経抄
たいがいの日本人は、年が改まると「明けましておめでとうございます」と喜び合う。新年になっただけで、なぜめでたいのか、いい年になったいまでも腑(ふ)に落ちない。ただし、「おめでとう」と挨拶をかわすだけで、思い出したくもない「旧年中の出来事」を水に流し、心機一転できる効用はある。・・・(音読:根岸麻衣子)
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SankeiBizピックアップトーク
リポーター:さわともか(東北放送出身)
東京五輪の年に開業した京都タワーが、
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産経抄
サムライ姿の日本人と丸いつばなしの帽子をかぶった清国人が、小川をはさんで釣り糸をたらしている。「CORÉE」(朝鮮)の文字が入った、魚を釣り上げるのはどちらか。橋の上から見物しているのが、ひげ面のロシア人だ。・・・(音読:塚本美也子)
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