産経抄

NEW! 2019.11.19

【産経抄】11月19日(音読:塚本美也子)

イエズス会の黒衣をまとった聖者は、心臓に十字架を刺したまま、天を仰ぎ見ている。歴史の教科書でおなじみの「聖フランシスコ・ザビエル像」である。日本に初めてキリスト教を伝えた宣教師がなんと、エクスタシーにひたる姿を表した図だという。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

NEW! 2019.11.18

【産経抄】11月18日(音読:鈴木春花)

「ロシア人が“バザール商法”の達人であることを肝に銘じなければならない」。14日に亡くなった本紙正論メンバーで北海道大学名誉教授の木村汎(ひろし)氏は、北方領土をめぐる対露交渉などについて巧みなたとえを使い、筆鋒(ひっぽう)鋭く論じてくださった。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事

産経抄

NEW! 2019.11.17

【産経抄】11月17日(音読:加藤亜衣子)

言葉から受ける印象だけで漢字を当てると間違えやすい。「ごせいちょう」はその代表格だろう。聴衆に対し講演の前にお願いするのは「ご静聴」、講演を終えた人が感謝を述べるのは「ご清聴」に対してである。・・・(音読:加藤亜衣子

 産経抄記事

産経抄

NEW! 2019.11.16

【産経抄】11月16日(音読:塚本美也子)

「暗いから見えない。電気をつければいいじゃないか」。小泉純一郎首相(当時)は平成17年11月、天皇が神々に新穀をささげ、自身も召し上がり収穫に感謝する祭祀(さいし)、新嘗祭(にいなめさい)に参列した際に声を上げた。周囲には「だから皇室は、もっと開かれなければならないんだ」と語った。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

NEW! 2019.11.15

【産経抄】11月15日(音読:峰田雅葉)

人気グループ「嵐」のメンバー、二宮和也さん(36)の結婚は、海外のファンからの反響も大きかった。「嵐」は今月9日、天皇陛下のご即位を祝う「国民祭典」で、奉祝曲を歌い上げたばかりである。・・・(音読:峰田雅葉

 産経抄記事

産経抄

NEW! 2019.11.14

【産経抄】11月14日(音読:加藤亜衣子)

英国のEU離脱は先月末、3度目の延期が決まった。ジョンソン英首相がなぜ、10月31日、すなわちハロウィーンでの離脱にこだわったのか。先日の日経新聞に載っていた、芸術文明史家の鶴岡真弓さんのコラムで合点がいった。・・・(音読:加藤亜衣子

 産経抄記事

産経抄

NEW! 2019.11.13

【産経抄】11月13日(音読:塚本美也子)

初代内閣安全保障室長を務めた故佐々淳行さんは、英国統治下にあった香港の領事として、1967年の暴動のまっただ中にいた。佐々さんによれば、前年に始まった中国の文化大革命が暴動の「父」とすれば、「母」は戦火を広げていたヴェトナム戦争だった(『香港領事動乱日誌』)。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

NEW! 2019.11.12

【産経抄】11月12日(音読:鈴木春花)

31年前の今日、85歳で亡くなった草野心平は、「蛙(カエル)の詩人」と呼ばれていた。「トテモキレイナ花。イッパイデス。イイニオイ。イッパイ。オモイクライ。オ母サン。ボク。カエリマセン。」(「青イ花」)。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事

産経抄

NEW! 2019.11.10

【産経抄】11月10日(音読:峰田雅葉)

旧ソ連の小話がある。「潔白で立派な人間を買うことはできるか」「買えない。売ることはできる」。密告制度を風刺した1961年の作という。「社会主義とは何か」「資本主義に至る最も長い道のりである」。・・・(音読:峰田雅葉

 産経抄記事

産経抄

NEW! 2019.11.9

【産経抄】11月9日(音読:加藤亜衣子)

「まずもって歓迎したい」。菅義偉官房長官は7日の記者会見で同日、衆院憲法審査会の自由討議が平成29年11月以来、約2年ぶりに行われたことを評価した。確かに一歩前進ではあろうが、かくも長きにわたり野党が議論自体を拒み、「職場放棄」をしてきたことに改めて驚いた。・・・(音読:加藤亜衣子

 産経抄記事

産経抄

NEW! 2019.11.8

【産経抄】11月8日(音読:塚本美也子)

昨日の「朝晴れエッセー」は、読んでいるだけで舌がしびれそうになった。盛岡市で飲食業を営む筆者はこの時期、赤唐辛子(とうがらし)のペースト作りに励んでいる。発酵が進むと、瓶のフタを開けたとたんにあふれ出す。少量でも飛び上がるほど辛いそうだ。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

NEW! 2019.11.7

【産経抄】11月7日(音読:鈴木春花)

インド独立の父とされるガンジーの生誕150年を記念する催しが先月2日、インド各地で開かれた。モディ首相は式典で、13億人の国民全員にトイレが整備された、と宣言した。衛生政策を重視したガンジーにあやかって、自らの政策実現を誇示していた。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事

産経抄

NEW! 2019.11.6

【産経抄】11月6日(音読:峰田雅葉)

経営コンサルタントの佐藤真言(まこと)さんが東京地検特捜部に逮捕されたのは、東日本大震災から半年後だった。衣料品会社の社長とともに、金融機関から融資金をだまし取った容疑だった。・・・(音読:峰田雅葉

 産経抄記事

産経抄

2019.11.5

【産経抄】11月5日(音読:加藤亜衣子)

昭和20年の沖縄戦で、那覇市にある首里城は米軍の砲撃により徹底的に破壊された。戦後「首里城復元」の機運が高まるのは、米統治下にあった沖縄が本土復帰を果たしてからだ。・・・(音読:加藤亜衣子

 産経抄記事

産経抄

2019.11.4

【産経抄】11月4日(音読:塚本美也子)

病に倒れた妻の余命が1年くらい、と医師から知らされた時、夫はどんな行動を取るだろうか。SF作家の眉村卓さんは、1日1編、妻の悦子さんが読み終わってにやりとするような、短い話を書くことを思いつく。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

2019.11.3

【産経抄】11月3日(音読:鈴木春花)

明治維新から日露戦争までの30年余りの日本を、司馬遼太郎は野球にたとえている。主力産品の米と絹をエースとたのみ、欧米の向こうを張ろうと目いっぱい背伸びする。「人口五千ほどの村が一流のプロ野球団をもとうとするようなもの」だと。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事

産経抄

2019.11.2

【産経抄】11月2日(音読:峰田雅葉)

両親を江戸の大火で失うと同時に、多くのみなしごを養うことにもなった若棟梁(わかとうりょう)、茂次はその一人でミカンを盗んだ重吉に諭す。「悪かったと思ったら、二度としなければいいんだ」。作家の山本周五郎の名作『ちいさこべ』の一場面である。棟梁と聞けば、普通は大工の頭(かしら)のことだと受け止める。・・・(音読:峰田雅葉

 産経抄記事

産経抄

2019.11.1

【産経抄】11月1日(音読:鈴木春花)

安倍内閣は一体どうなっているのか。菅原一秀・前経済産業相に続いて昨日、河井克行氏が法相の辞任に追い込まれた。萩生田光一文部科学相もまた、いわゆる「身の丈」発言で、野党やメディアから集中砲火を浴びている。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事

産経抄

2019.10.31

【産経抄】10月31日(音読:塚本美也子)

29日付の社会面では、「永遠のマドンナ」と呼ばれた女優、八千草薫さんの88年の生涯が紹介されていた。同じ紙面には、エッセイスト、木村梢さん(92)の訃報も載っていた。黒澤明監督の「七人の侍」などに出演した俳優、木村功さんの夫人である。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.30

【産経抄】10月30日(音読:峰田雅葉)

先週のコラムで、中東のクルド人が国際社会の耳目を集めるようになったのは、1991年の湾岸戦争からだ、と書いた。イラクから周辺諸国に脱出した難民は、100万人を超えていた。・・・(音読:峰田雅葉

 産経抄記事

産経抄

2019.10.29

【産経抄】10月29日(音読:鈴木春花)

「やつを仕留めた(ウイ・ガット・ヒム)」。2011年5月、当時のオバマ米大統領は、国際テロ組織アルカーイダの指導者、ビンラーディン容疑者の殺害を確認すると、こうつぶやいたという。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事

産経抄

2019.10.28

【産経抄】10月28日(音読:塚本美也子)

相次ぐ大型台風の襲来と豪雨禍で季節を忘れてしまいそうだが、はや神無月も終わろうとしている。東京五輪のマラソンと競歩が、移る、移らないで話題の札幌では、北海道大学構内の銀杏(いちょう)並木が見ごろになったのだが、どうも様子がおかしい。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.27

【産経抄】10月27日(音読:加藤亜衣子)

ゴッホはひまわり、モネは睡蓮(すいれん)を愛した。「リンゴ一つでパリを驚かせたい」と言ったのは、セザンヌだった。秋の果実だけで約200点の絵を残し、後にパリの画壇どころか世界中の賛美を受けた「リンゴの画家」である。・・・(音読:加藤亜衣子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.26

【産経抄】10月26日(音読:塚本美也子)

まずは約束とルールを守る。そんな人間社会の原則を軽んじる相手と、胸襟を開いて話し合ったところで実りはあるまい。24日の安倍晋三首相と韓国のナンバー2、李洛淵(イ・ナギョン)首相との会談は案の定、平行線をたどった。「何もないよ」「全然中身はない」。会談後の政府高官の言葉である。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.25

【産経抄】10月25日(音読:鈴木春花)

「日本の新聞は、極めて深刻な中国の民族問題の基本的知識に関して、あまりにも無神経である」。元東大史料編纂(へんさん)所教授の酒井信彦さんが、小紙で指摘していた。その例として挙げたのが、「ウイグル族」という表現である。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事

産経抄

2019.10.24

【産経抄】10月24日(音読:加藤亜衣子)

リオデジャネイロ・パラリンピックの終了直後に安楽死する。ある欧州メディアの報道により、ベルギーの車いす陸上の女子選手、マリーケ・フェルフールトさんは急遽(きゅうきょ)、記者会見を開かなければならなくなった。・・・(音読:加藤亜衣子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.23

【産経抄】10月23日(音読:峰田雅葉)

天皇陛下が長年、「水」の問題に取り組んでこられたことはよく知られている。実は「道」への興味が出発点だった。英国留学の思い出をつづった『テムズとともに』のなかで明かされている。・・・(音読:峰田雅葉

 産経抄記事

産経抄

2019.10.22

【産経抄】10月22日(音読:塚本美也子)

デパートの買い物客は一斉に安堵(あんど)のため息をついたそうだ。昭和35(1960)年2月23日午後5時、「男子ご安産」のニュースが拡声器から流れた瞬間である。さまざまな感慨が込められていたはずだ。まもなく街はお祝いムード一色となった。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.21

【産経抄】10月21日(音読:加藤亜衣子)

「オランダは小さな国に不相応なほどに多くの絵画の巨匠たちを出した」。司馬遼太郎さんの『オランダ紀行』の一節である。司馬さんは、その一人であるフィンセント・ファン・ゴッホについて、多くのページを費やした・・・(音読:加藤亜衣子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.20

【産経抄】10月20日(音読:鈴木春花)

難事件の解決に腕を振るった名探偵シャーロック・ホームズは、五輪にも控えめな足跡を残している。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事

産経抄

2019.10.18

【産経抄】10月19日(音読:加藤亜衣子)

至極もっともな話でも、この人が口に出すと抵抗を覚える。「益々(ますます)災害は大型化してきます。老朽化した橋梁(きょうりょう)、道路、河川の堤防などの総点検を東京五輪などより最優先すべきです」。甚大な被害をもたらした台風19号を受け、鳩山由紀夫元首相が15日に自身のツイッターに記した言葉である。・・・(音読:加藤亜衣子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.18

【産経抄】10月18日(音読:塚本美也子)

日本国憲法が禁じている「検閲」が、最近注目されている。14日に閉幕した「あいちトリエンナーレ2019」の企画展、『表現の不自由展・その後』のおかげだ。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.17

【産経抄】10月17日(音読:峰田雅葉)

韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の自殺は、衝撃的なニュースだった。2009年5月、自宅近くの山の岩場から飛び降りた。盧氏は当時、親族による不正資金疑惑の渦中にいた。検察は、業者から盧氏の妻らに渡った6億円余りを「包括的ワイロ」として捜査していた。・・・(音読:峰田雅葉

 産経抄記事

産経抄

2019.10.16

【産経抄】10月16日(音読:鈴木春花)

『奥の細道』に旅立つ前年の貞享5(1688)年8月、芭蕉は木曽路から信州に入った。月末に江戸に帰るまでの旅行記が『更科紀行』である。芭蕉はなぜか目にしているはずの千曲川の句をつくっていない。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事

産経抄

2019.10.14

【産経抄】10月14日(音読:加藤亜衣子)

多くの死傷者、行方不明者が出ている。千曲川や多摩川など各地の河川が氾濫した。土砂崩れや鉄路、道路が寸断された地域もある。過去最強級の台風19号に備えはしたが大きな被害が出た。引き続き救助、復旧活動に全力をあげ一人でも多くの命を守ることに万全を期したい。・・・(音読:加藤亜衣子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.13

【産経抄】10月13日(音読:塚本美也子)

政府が発行する貨幣は6種類ある。そのうちの1つはお目見えして以来、意匠と素材が変わっていない。公募されたデザインは、表と裏で別の人による作品が選ばれた。表側に刻まれた「若木」は伸びゆく日本の象徴だという。お分かりだろうか。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.12

【産経抄】10月12日(音読:峰田雅葉)

「常に政治は一寸先は闇であり光だ」。国民民主党の玉木雄一郎代表は10日の記者会見で語った。玉木氏を目にかけている亀井静香元金融担当相が9日のBS-TBS番組で、今年夏頃に同党と自民党の大連立構想が持ち上がっていたと明かしたことを、記者に問われてのことである。・・・(音読:峰田雅葉

 産経抄記事

産経抄

2019.10.11

【産経抄】10月11日(音読:塚本美也子)

今年のノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰さん(71)は昭和60年ごろ、さかんに「三種の鈍器」という言葉を口にしていた。「三種の神器」をもじった造語である。当時、大手化学メーカーの旭化成に入社して10年あまり、新型電池の開発に取り組んでいた。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.10

【産経抄】10月10日(音読:鈴木春花)

「虎丸」という勇ましい名前をつけたのは、祖母だという。やはり囲碁棋士の兄、芝野龍之介二段の「龍」の字と対になっている。もっとも、史上最年少で七大タイトルを獲得した19歳の新名人は一見、虎のイメージとはほど遠い。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事

産経抄

2019.10.9

【産経抄】10月9日(音読:加藤亜衣子)

ノンフィクション作家の足立倫行(のりゆき)さんは、常々不思議に思っていた。日本各地を旅していると、いたるところで「名物イカ焼き」の看板を見かける。なぜ日本人はこれほどイカを「偏愛」するのか。・・・(音読:加藤亜衣子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.8

【産経抄】10月8日(音読:塚本美也子)

86年の生涯を終えた大投手、金田正一さんは若い頃、黒澤明監督を「オヤジさん」と呼んで親しく付き合った。黒澤さんは、金田さんの豪放磊落(らいらく)ぶりを「化けもの」と表現してかわいがった。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.7

【産経抄】10月7日(音読:鈴木春花)

公立小学校の教員の志望者が減り続けている。教員免許を取得しながら、民間企業に就職する学生が後を絶たない。学校現場の長時間労働が敬遠されているらしい。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事

産経抄

2019.10.6

【産経抄】10月6日(音読:峰田雅葉)

町には風邪除(よ)けの札が配られた。札といっても薄紙1枚に過ぎない。風の袋を担いだ鬼が不動明王の眼光に縮み上がり、ほうほうの体で逃げ出す絵が刷られていただけだった-とは、宮尾登美子の代表作『櫂(かい)』の一節である。・・・(音読:峰田雅葉

 産経抄記事

産経抄

2019.10.5

【産経抄】10月5日(音読:加藤亜衣子)

人にはそれぞれ、心の琴線に触れる言葉があるのだろう。安倍晋三首相は4日の所信表明演説で、多様性を認め合い、老若男女の誰もが個性を生かすことができる社会を目指すキーワードとして、山口県仙崎村(現長門市)出身の詩人、金子みすゞの詩『私と小鳥と鈴と』の一部を引いた。・・・(音読:加藤亜衣子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.4

【産経抄】10月4日(音読:塚本美也子)

主人公は、香港警察の名刑事である。その命が尽きようとする、2013年の場面で始まる。香港のミステリー作家、陳浩基(ちん・こうき)さんの『13・67』(文芸春秋)は2年前日本でも刊行され、大ヒットした。13とは2013年、67は主人公が新米刑事だった1967年を表す。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.3

【産経抄】10月3日(音読:鈴木春花)

第二次大戦中の1941年末にバルト海に臨むナチス・ドイツの秘密研究所で「V2」の実験が始まった。歴史上初めての弾道ミサイルが完成したのは、翌年10月である。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事

産経抄

2019.10.1

【産経抄】10月1日(音読:塚本美也子)

直木賞作家で実業家でもあった故邱永漢(きゅう・えいかん)さんは70年前、香港で暮らしていた。生まれ故郷の台湾で独立運動に関わり、国民党政府ににらまれて亡命していた。やがて大陸は共産党の天下となり、香港は逃げ出してきた難民であふれかえるようになる。・・・(音読:塚本美也子

 産経抄記事

産経抄

2019.10.1

【産経抄】10月2日(音読:峰田雅葉)

贈り物をきっぱり断るのは難しい。福島県知事の逮捕にまで発展した昭和51年の県政汚職事件の記録『ドキュメント自治体汚職』(吉田慎一著)に、こんな場面があった。・・・(音読:峰田雅葉

 産経抄記事

産経抄

2019.9.30

【産経抄】9月30日(音読:加藤亜衣子)

寒風吹きすさぶ秩父宮ラグビー場で一杯やったホットウイスキーこそ、ラグビーの味だと思い込んでいたが、違った。「ワールドカップ史上、最大の番狂わせ」と英BBCに言わしめたアイルランド戦では、日本全国で何千万杯のビールが注がれ、何千万回の万歳がこだましたことだろう。・・・(音読:加藤亜衣子

 産経抄記事

産経抄

2019.9.29

【産経抄】9月29日(音読:鈴木春花)

将棋の米長邦雄永世棋聖には、名人戦に6度挑んで6度敗れた過去がある。7度目の挑戦に際し、二回り下の羽生善治氏らに頭を下げて教えを請うた。最新の戦術を手に、悲願をかなえたのは平成5年5月だった。・・・(音読:鈴木春花

 産経抄記事