産経抄
司馬遼太郎が『時』という随筆に書き残している。〈日本語は、助詞の“を”という回転バネを置くだけで、自動詞がくるりと他動詞になる〉と。試みにバネを置くと「苗木が育つ」は「苗木を育てる」、「火が消える」は「火を消す」になる。〈を〉の向こうに人の手が見える。・・・(音読:塚本美也子)
産経新聞1面のコラム「産経抄」を、局アナnetメンバーが毎日音読してお届けします。
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