産経抄
作家の故山口瞳さんは、折り畳みの傘を持たなかった。突然の雨で周りの人が濡(ぬ)れているとき、鞄(かばん)から折り畳み傘を出して、思わず得意顔になる。「そのときの品のない自慢げな顔がみっともない」というのだ。息子の正介さんが、山口さんのコラム集の解説に書いていた。・・・(音読:塚本美也子)
産経新聞1面のコラム「産経抄」を、局アナnetメンバーが毎日音読してお届けします。
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