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産経抄

2015.7.12

【産経抄】7月12日(音読:峰田雅葉)

書く、刻むという営みでは残せないものもある。平安末期の歌謡の担い手が嘆いた。「こゑわざの悲しきことは、我が身隠れぬるのち、とどまることのなきなり」(『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)口伝集』巻第十)。声による技の悲しさは後世に残らぬことだ、と。・・・(音読:峰田雅葉

 産経抄記事

産経新聞1面のコラム「産経抄」を、局アナnetメンバーが毎日音読してお届けします。

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