産経抄
俳人の小林一茶は大のフグ好きだった。〈鰒(ふぐ)食はぬ奴には見せな不二の山〉。富士山まで持ち出す、絶賛ぶりである。〈五十にて鰒の味を知る夜かな〉。小欄はこちらの句に、より親しみを感じる。確かに、冬、フグ鍋を囲むようになったのは、50歳近くになってからだ。・・・(音読:根岸麻衣子)
産経新聞1面のコラム「産経抄」を、局アナnetメンバーが毎日音読してお届けします。
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