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産経抄

2014.7.6

【産経抄】7月6日(音読:根岸麻衣子)

「山の手線の電車に跳ね飛ばされて怪我(けが)をした」。志賀直哉の短編『城(き)の崎にて』は、惨事をさらりと流すこの書き出しがいい。主人公の「自分」は事故で負った背中の傷を癒やそうと、湯治の宿を「但馬(たじま)の城崎温泉」に求める。時は大正6(1917)年。・・・(音読:根岸麻衣子

 産経抄記事

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