産経抄
小説家・永井荷風は大正12年9月1日、麻布の自宅で大震災に遭う。その日記『断腸亭日乗』はこの日の天候から克明に書き出している。「●爽(こっそう)(未明に)雨歇(や)みしが風なほ烈(はげ)し。空折★掻(かき)曇りて細雨烟(けむり)の来るがごとし」。朝から不順な天気だったのだ。・・・(音読:塚本美也子)
産経新聞1面のコラム「産経抄」を、局アナnetメンバーが毎日音読してお届けします。
[haiku url=1309011.mp3]
Podcast: Play in new window | Download