産経抄
「たらちねの花見の留守や時計見る」。明治35年、正岡子規が亡くなる半年ほど前に詠んだ句である。「垂乳根(たらちね)の母」が花見に行った後、病床に残された身の寂しさ、すねたような気分を表したのかと思った。だが俳人、夏井いつきさんの『子規365日』によれば違うようだ。・・・(音読:中村朋絵)
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