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産経抄

2020.7.30

【産経抄】7月30日(音読:鈴木春花)

松尾芭蕉が山形県大石田町を訪れたのは、元禄2(1689)年の夏である。当地で詠んだ句は、「五月雨(さみだれ)を集めて涼し最上川」。『おくのほそ道』を編纂(へんさん)する際に「涼し」を「早し」に置き換える。最上川の川下りを経験して、流れの「早さ」を実感したからだといわれる。・・・(音読:鈴木春花

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