おすすめの一冊
ラジオ日本で毎週日曜、朝8時10分~放送されている「住まいのトラブルバスター」の中で、JKNの常世晶子アナウンサーが、パーソナリティーの矢野克己さん(市民住まい工場委員会代表理事)に『思いが伝わる声の出し方』についてレクチャーしました。
10数分のレッスンで起こる、伝わり方の変化を感じてみてください。
ポッドキャストで無料で聴くことができます。
■テキストの「こどものためのアナウンスブック」の情報はこちらのFacebookページで御覧ください。
おすすめの一冊
「スピーチライター」という職業。多くの人にとって、アメリカ大統領などの演説の裏にはそういう人がいるんだろうなぁという程度の認識で、これまで遠い存在だったのではないだろうか。しかしこの小説では、名スピーチが人の心を揺り動かし、国をも動かす力があることが、一人の女性の仕事を通じ身近なものとして描かれている。
元は普通のOLだった女性がスピーチライターに転身し、幼馴染である国会議員候補のスピーチを担当することになる。OLだった時代は特に仕事にやる気もなく、恋愛もうまくいかなかった主人公が、「伝説のスピーチライター」であるカッコイイ女性と出会い、弟子入り。それを機に人生が輝き始めるというストーリー。
主人公が苦難に立ち向かったとき、さまざまな「言葉」に助けられる。スピーチライターという仕事に出会わなければ、言葉が持つ力を感じる機会はそんなになかったかもしれない。
言葉を扱う仕事、といえばアナウンサーもその一つ。新人アナウンサーがまず感じるのは「言葉の重み」だ。自分が放つ言葉のひとつひとつが、放送を通じ強い影響力を帯びてしまうプレッシャー。言葉を話すのが怖く、嫌になるくらいだが、それを乗り越えなければ仕事にならない。そのときの苦悩を思い出させてくれる。
政治家が、スピーチライターが書いた原稿で演説するのは「ズルい!」と思う人もいるだろう。感動する言葉さえ並べておけば、人の心など簡単に動かせると思われていると思うと、馬鹿にされていると感じてしまう。
しかし、人の熱い思いが言葉となって人に伝わるとき、心を揺り動かすことは確かだ。本当に大事なのは「思い」。それは言葉がないと伝わらない。
言葉を扱う仕事をする者にとって、涙ぐむ場面が多々ある作品。言葉で胸が熱くなる感覚を、ぜひ味わってほしい。思わずWOWOWも、契約してしまった。
(局アナnet代表 小田恵子)
【1/13六本木ヒルズで行われたドラマ第1回試写会のときの1枚】
●徳間書店サイトはこちら→ http://www.tokuma.jp/ohigara/
●WOWOWで放送中のドラマについては、こちら→ http://www.wowow.co.jp/dramaw/ohigara/
●明日2月3日(金)深夜1時からは、第1話から一挙放送。2月4日(土)はいよいよ最終回です!
おすすめの一冊
忘年会も終わり、年が明けて新年会、そして春は卒業、入学、入社とさまざまな式典が行われる季節です。
そんな際にスピーチを頼まれ、動揺し、本番まで緊張。そして終わってから自己嫌悪、後悔・・・と、全然いい思い出がない!!という方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめする一冊が、徳間文庫「本日、お日柄もよく」(著:原田マハさん)。
現在までに40万部を突破した、大ヒット小説です。
「スピーチライター」という職業との出会いを通してひとりの女性が成長していく物語。「言葉のもつ力」を感じるシーンが数多くあり、「涙が止まらない!」という、書店員さんの手書きPOPを書店で目にした方もいらっしゃるのでは?
新年1月14日からはWOWOWでドラマもスタートします。
本もドラマもいいけど、私もスピーチの達人にもなりたい!!という方は、こちらの記事をどうぞ。
スピーチの心得が、「スピーチ10か条」としてぎっしりと詰まっています。
↓↓↓ WOWOWのサイト内記事です。
http://www.wowow.co.jp/dramaw/ohigara/intro/#speech
JKN=局アナnetの中でも、この本を読んで感動した!というアナウンサーが多数います。
感動だけでなく、スピーチスキルアップにも役立つこの一冊、おすすめです!