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2020.10.21

【産経抄】10月21日(音読:峰田雅葉)

探偵のアニエは、IT(情報技術)を駆使して復讐(ふくしゅう)を請け負っている。香港のミステリー作家、陳浩基(ちん・こうき)さんの新著『網内人(もうないじん)』(文芸春秋)の主人公である。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.10.20

【産経抄】10月20日(音読:塚本美也子)

メキシコといえば、麻薬の生産国であると同時に、中南米から米国への密輸ルートにあたっている。犯罪組織は縄張り争いを繰り広げ治安の悪化が止まらない。業を煮やした政府は2006年、「戦争」を宣言する。・・・(音読:塚本美也子

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2020.10.19

【産経抄】10月19日(音読:鈴木春花)

同僚には歴史小説、時代小説のファンも多い。何かお薦めの一冊は?と聞いて教えられたのが、伊東潤さん著『城をひとつ』(新潮文庫)だ。すでにお読みの方も多いと思うが、遅まきながら手に取った。戦国時代、北条氏を支えた謎の軍師一族を5代にわたって描く。・・・(音読:鈴木春花

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2020.10.18

【産経抄】10月18日(音読:加藤亜衣子)

司馬遼太郎や井上靖をはじめ、元新聞記者の肩書を持つ作家は多い。『銭形平次』を生んだ野村胡堂も、創作活動を続けながら60歳まで新聞社に勤めた。胡堂によれば、昔の記者は劇評を書くにしても招待切符など使わず、自腹で観劇したという。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.10.17

【産経抄】10月17日(音読:鈴木春花)

森友3年加計(かけ)8年-。2年ほど前だったか、インターネット上で目にした「桃栗三年柿八年」のもじりである。安倍晋三前首相をめぐって、違法性や確かな関与の証拠を見いだすという成果もないまま、延々と続く野党やマスコミによる森友・加計両学園問題への追及を揶揄(やゆ)したものだった。・・・(音読:鈴木春花

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2020.10.16

【産経抄】10月16日(音読:塚本美也子)

何はともあれ、中国・内モンゴル自治区出身の文化人類学者、楊海英さんに感想を聞きたくて、電話を入れた。フランス西部のナントの歴史博物館で来春開催予定だった、モンゴル展が見送られた件についてである。「まったく驚きません」。間髪を入れず答えが返ってきた。・・・(音読:塚本美也子

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2020.10.15

【産経抄】10月15日(音読:加藤亜衣子)

一冊の歌集が異例のロングセラーを続けている。平成29年12月に角川書店から刊行された『滑走路』はすでに3万部を超え、9月には文庫にもなった。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.10.14

【産経抄】10月14日(音読:峰田雅葉)

筒美京平さんはもともと、エアコンのCMソングとして曲をつくった。作詞を担当したのが、人気漫画「アンパンマン」で知られるやなせたかしさんである。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.10.13

【産経抄】10月13日(音読:塚本美也子)

南カフカス地方の旧ソ連構成国、アゼルバイジャンの首都バクーに、両目ばかりが強調された不気味なデザインの像が立っている。20世紀最高のスパイの一人といわれるリヒャルト・ゾルゲをたたえたものだ。・・・(音読:塚本美也子

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2020.10.11

【産経抄】10月11日(音読:鈴木春花)

飼い犬のお供をする朝の散歩道に、とりどりの木が植わった緑道がある。この季節は、マスク越しにふわりと鼻をくすぐる香りによく出合う。十字にほどけた金木犀(きんもくせい)の花が房をなし、辺りに漂わす秋の香りである。・・・(音読:鈴木春花

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2020.10.10

【産経抄】10月10日(音読:塚本美也子)

ここ数年、よく耳にするようになった言葉に「説明責任」がある。主に政府人事や政治家の言動を追及する際に使われ、説明が曖昧だったり、無回答だったりすると「疑惑は深まった」とさらに追いかけられる。日本学術会議の会員任命の件でも、一部見送りの理由を説明せよとの合唱が響く。・・・(音読:塚本美也子

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2020.10.9

【産経抄】10月9日(音読:加藤亜衣子)

全国の繁華街でしのぎを削っている居酒屋チェーンは近年、逆風にさらされている。人手不足による人件費の高騰や原材料コストの上昇、若者の酒離れによる客数の減少である。追い打ちをかけたのが、コロナ禍だった。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.10.8

【産経抄】10月8日(音読:峰田雅葉)

朝日新聞の1面コラム天声人語は昨日、初代福岡藩主、黒田長政が開いた「異見会」を紹介していた。長政は、家臣からいくら耳に痛いことを言われても腹を立てない、と誓っていた。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.10.7

【産経抄】10月7日(音読:鈴木春花)

1919年、パリで開かれた第一次世界大戦の講和会議に出席していたウィルソン米大統領は、世界中で大流行していたスペイン風邪に感染する。激しくせき込み、熱は39・4度まで上がった。主治医は当初、毒を盛られたのではないか、と疑った(『史上最悪のインフルエンザ』アルフレッド・W・クロスビー著、みすず書房)。・・・(音読:鈴木春花

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2020.10.6

【産経抄】10月6日(音読:塚本美也子)

高田賢三さんには、取材のたびに「若気の至り」として紹介する失敗談がある。ファッションの本場パリで修業して5年、1970年に念願の店を持つことになった。・・・(音読:塚本美也子

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2020.10.5

【産経抄】10月5日(音読:加藤亜衣子)

分子生物学に革命を起こしたアイデアがひらめいたのは、ドライブデートの途中だった。1983年5月、米カリフォルニア州の山岳地帯はトチノキの花が強く香っていた。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.10.4

【産経抄】10月4日(音読:峰田雅葉)

日本が米国と砲火を交えた先の大戦で、戦局の分かれ目となったのは昭和17年のミッドウェー海戦とされる。連合艦隊は感度良好のレーダーを持ちながら、軸となる機動部隊には一つも配備していなかったという。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.10.3

【産経抄】10月3日(音読:鈴木春花)

任命権者である菅義偉(すが・よしひで)首相が任命権を行使して、何が悪いか。毎度のことながら、左派マスコミと主流派野党の議論は逆立ちしている。政府機関「日本学術会議」が推薦した新会員候補の一部について、菅内閣が任命を見送ったことで大騒ぎしているが、つくづくバカらしい。・・・(音読:鈴木春花

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2020.10.2

【産経抄】10月2日(音読:塚本美也子)

「出汁(だし)が煮え立った鍋の中へ、梅安は手づかみで大根を入れ、浅蜊(あさり)を入れた…煮えるそばから…出汁と共にふうふういいながら食べるのである」(『梅安最合傘』)。・・・(音読:塚本美也子

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2020.10.1

【産経抄】10月1日(音読:塚本美也子)

米国独立戦争は、税金をきっかけに始まった。元国税調査官の大村大次郎さんによると、英国の植民地時代、ほとんど税金が課せられなかった。当時は金などの鉱脈の発見はなく、貴重な香料が採れるわけでもない。無税にして経済の発展を促そうとした。・・・(音読:塚本美也子

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2020.9.30

【産経抄】9月30日(音読:加藤亜衣子)

なんとも大きな風呂敷を広げたものだ。中国の習近平国家主席は国連総会で、2060年までに二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスを実質ゼロにする目標を表明した。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.9.29

【産経抄】9月29日(音読:鈴木春花)

韓国南西部の珍島(チンド)付近で2014年4月に起きた旅客船「セウォル号」の沈没事故は、死者・行方不明者が300人を超える大惨事となった。野党の大物だった文在寅(ムン・ジェイン)氏はいち早く現地を訪れ、政府の対応の遅れを批判した。・・・(音読:鈴木春花

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2020.9.28

【産経抄】9月28日(音読:塚本美也子)

名は体を表すとはよくいったもので、翔猿(とびざる)のしこ名が本名の岩崎のままだったら、秋場所の快進撃はなかったかもしれない。106年ぶりの新入幕優勝こそ逸したが、猿のような敏捷(びんしょう)な動きと、江戸っ子らしいきっぷの良い取り口で両横綱不在の大相撲を大いに盛り上げた。・・・(音読:塚本美也子

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2020.9.27

【産経抄】9月27日(音読:加藤亜衣子)

「とても」という言葉は本来、「とても見過ごせない」などと否定を強めるものとして使われてきた。それが「すごく」の意味で使われるようになったのは、ここ100年のことだという。芥川龍之介が、大正12(1923)年ごろの随筆に書き留めている。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.9.26

【産経抄】9月26日(音読:鈴木春花)

ジャーナリストの櫻井よしこさんも7日付の小紙コラム『美しき勁(つよ)き国へ』で「記者たちの非礼ぶりは言語道断」と指摘していたが、礼儀作法やルールを軽んじる記者の姿勢が、ここ30年来ずっと気になっている。自己反省も込めて言えば、あまりにも社会通念、常識を踏み外してはいないかと。・・・(音読:鈴木春花

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2020.9.25

【産経抄】9月25日(音読:峰田雅葉)

フランスを代表するシャンソン歌手、ジュリエット・グレコさんの自伝『グレコ 恋はいのち』には、日本滞在中のスナップもいくつか収められている。きちんと正座して、琴の音色に耳を傾けている姿が何ともほほえましい写真もあった。持ち歌のひとつである「枯葉」の演奏だったようだ。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.9.24

【産経抄】9月24日(音読:塚本美也子)

地球温暖化の阻止を大人たちに迫っているスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさんは旅客機の利用を批判していた。温室効果ガスのなかでも大きな割合を占める二酸化炭素(CO2)を大量に排出するからだ。・・・(音読:塚本美也子

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2020.9.23

【産経抄】9月23日(音読:鈴木春花)

「ディズニーは中国政府に叩頭(こうとう)している」。香港の民主活動家はツイッターにこう書き込んで、ディズニーの新作映画「ムーラン」のボイコットを訴えた。一部シーンの撮影が、イスラム教徒への迫害が続く新疆ウイグル自治区で行われたからだ。・・・(音読:鈴木春花

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2020.9.22

【産経抄】9月22日(音読:加藤亜衣子)

秋の連休、遠くにも行けず、お彼岸の墓参りをしてから、司馬遼太郎氏のエッセー『余話として』(文春文庫)を読み返してみた。小説に書ききれなかったという歴史のこぼれ話が楽しい。収録されている「日本人の顔」では、「面長のひとには頑固なひとが多いことに気づいた」というくだりがある。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.9.21

【産経抄】9月21日(音読:峰田雅葉)

1956年に米ハーバード大学ロースクールに入学した500人のうち、女性は9人だった。「男性の席を奪ってまで入学した理由を話してくれ」。女子学生歓迎会で学部長が嫌みたっぷりに問いかける。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.9.20

【産経抄】9月20日(音読:塚本美也子)

世界に言語が一つしかなかった頃の話という。人々は広い平野に街を造り、巨大な塔の建設に着手した。「天まで届く塔を築き、私たちの名を残そう」と。その企てに神は眉をひそめ、地上に多くの言語をまき散らした。・・・(音読:塚本美也子

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お知らせ

2020.9.19

シルバーウィーク中の掲載休止のお知らせ

いつも「産経抄」音読記事を御覧いただき、ありがとうございます。

本サイトの9月20日(日)~9月22日(火)付の「産経抄」音読記事は掲載をお休みし、

9月23日(水)にまとめて公開させていただきます。

※産経新聞サイトの「産経抄」は通常通り更新されます。

恐れ入りますが、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

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2020.9.19

【産経抄】9月19日(音読:鈴木春花)

坊主(ぼうず)憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎いというが、朝日新聞はそんな心境なのだろう。菅義偉内閣発足の翌17日の社説は、「『安倍改造内閣』といってもおかしくない陣容だ」と決めつけ、こう記していた。「約8年ぶりの新しい首相の誕生だというのに、高揚感にはほど遠い」。・・・(音読:鈴木春花

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2020.9.18

【産経抄】9月18日(音読:加藤亜衣子)

《申告義務者(まうしいでをすべきひと)は、誠実(しやうぢき)に申告(まうしいで)を為(な)し、奮(ふるつ)てこの文明的国家事業(ひらけたくにのしごと)に協力(ちからをあは)せらるべし》。100年前の大正9(1920)年10月1日に実施された第1回国勢調査の調査票から引用した。ふりがなに注目していただきたい。難しい漢語をやまとことばに置き換え、誰でも理解できるよう工夫されている。世が世ならばお殿様だった柳澤保恵(やすとし)伯爵が発案した。統計学者としても知られる。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.9.17

【産経抄】9月17日(音読:峰田雅葉)

花粉症ゼロ社会を目指す。「ブラック校則」をなくす。昨年の参院選では、ユニークな公約が話題になった。国民民主党が掲げたのは「孤独担当大臣の新設」である。お手本にしたのは英国だ。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.9.16

【産経抄】9月16日(音読:加藤亜衣子)

「熊が芸をして、カネは主人が持っていく」。元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)さんが、韓国のことわざを持ち出して、爆弾発言を行ったのは今年の5月上旬だった。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.9.15

【産経抄】9月15日(音読:塚本美也子)

自民党総裁選で圧勝し新総裁となった菅義偉官房長官は、毎朝欠かさずすべての全国紙に目を通す。なかでも楽しみにしているのが、読売新聞に連載中の「人生案内」だという。好きが高じてとうとう今年4月から、ビジネス誌「プレジデント」で自ら人生相談の回答者を務めている。・・・(音読:塚本美也子

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2020.9.13

【産経抄】9月13日(音読:鈴木春花)

映画監督のスタンリー・キューブリックは、引きこもりに近い暮らしを送ったことで知られる。社交の場と距離を置いたその人に、ある時期から身に覚えのない苦情の手紙が届き始めた。「貸した金はどうした」「映画に出してくれる約束はどうなった」と。・・・(音読:鈴木春花

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2020.9.12

【産経抄】9月12日(音読:加藤亜衣子)

「永田町にヤクザの世界が戻ってきた」。ある自民党議員は、総裁選における義理と人情、カネとポストが複雑に絡み合う各派閥の勢力争いをこう表現した。天下取りという権力闘争の中で展開される人間ドラマは、確かに面白い。そういえば、安倍晋三首相も任侠(にんきょう)映画に詳しい。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.9.11

【産経抄】9月11日(音読:峰田雅葉)

香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)さんが、香港国家安全維持法(国安法)違反の容疑で逮捕、保釈されてから1カ月たつ。周さんは日本では「民主の女神」だが、香港のネット上では「香港版ムーラン」「彼女こそ真のムーラン」などと呼ばれていた。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.9.10

【産経抄】9月10日(音読:塚本美也子)

上智大学で長年教壇に立ってきたから、卒業生によく披露宴のスピーチを頼まれた。結婚式が近づくと、2人そろって「お願いがあります」と言ってくる。「田舎から親戚のお年寄りが来ます。私たちが先生の死の哲学を受講していたとは言わないでください」。・・・(音読:塚本美也子

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2020.9.9

【産経抄】9月9日(音読:加藤亜衣子)

大正9年のウィンブルドン準決勝。「世界の庭球王」と呼ばれる米国のチルデンがラリー中に体勢を崩すと、相手の清水善造はあえて打ちやすいボールを送った。「やわらかなボール」として知られる「美談」は清水本人によって否定されている。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.9.8

【産経抄】9月8日(音読:鈴木春花)

「最近、尖閣諸島周辺で中国がやっていることは、アルゼンチンが圧力をかける手口にそっくり」「日本は中国の横暴に対して弱腰に見える。がんばってほしい」。・・・(音読:鈴木春花

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2020.9.7

【産経抄】9月7日(音読:峰田雅葉)

長崎県佐世保市出身の作家、村上龍さんは子供の頃海水浴で大村湾をよく訪れていた。「長崎オランダ村」ができて、のどかな風景の中に、風車や洋館が立ち並ぶようになる。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.9.6

【産経抄】9月6日(音読:塚本美也子)

人にはそれぞれ「母語」がある。〈幼い頃に自然と身につけた最初の言語〉と手元の辞書にあり、作家の井上ひさしさんは〈お母さんや愛情をもって世話をしてくれる人たちから聞いた言葉〉(『日本語教室』)と滋味に富んだ語釈を残している。・・・(音読:塚本美也子

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2020.9.5

【産経抄】9月5日(音読:鈴木春花)

とりわけ白熱も過熱もしていない自民党総裁選の陰で、野党が埋没している。立憲民主党と国民民主党の合流新党も、平成29年10月の結党以来初の立民の代表選も、有権者の関心は高くない。「メディアにもしっかりと報道いただきたい」。立民の福山哲郎幹事長の異例の要請は、危機感の表れだろう。・・・(音読:鈴木春花

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2020.9.4

【産経抄】9月4日(音読:峰田雅葉)

戦後50年を形づくってきた「できごと」に焦点を当てる。かつて小紙に「戦後史開封」と題した大型連載があった。「できごと」には当然、昭和34年9月26日の伊勢湾台風も含まれる。・・・(音読:峰田雅葉

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2020.9.3

【産経抄】9月3日(音読:塚本美也子)

本能寺の変で織田信長が、明智光秀に討たれ、光秀は毛利攻めから取って返した羽柴秀吉に滅ぼされる。そうなれば一番の課題は、信長亡き後の織田家の家督を誰が継ぐのか、である。・・・(音読:塚本美也子

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2020.9.2

【産経抄】9月2日(音読:加藤亜衣子)

ニュースを聞いて、数十年ぶりに懐かしい詩を口ずさんだ。「若者よ体を鍛えておけ 美しい心がたくましい体に からくも支えられる 日がいつかは来る」。福岡市の商業施設で先月末に起きた事件である。・・・(音読:加藤亜衣子

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2020.9.1

【産経抄】9月1日(音読:鈴木春花)

中欧の国チェコのナンバー2にあたる上院議長が、今年1月に心筋梗塞で急死した。台湾訪問を目前に控えていた。妻は、夫が中国大使館から訪台を中止するよう脅迫されていたと暴露する。後任のビストルチル上院議長は、見事に遺志を引き継いだ。企業家やメディア関係者ら約90人を率いて、8月30日に台湾に到着した。・・・(音読:鈴木春花

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